【特別企画】スクウェア・エニックス 橋本真司氏が語る「PS4最高峰のグラフィックをお届けしたい」【インタビュー】

プレイステーション4の楽しさを堪能している著名人にお話しを聞く、シリーズ企画の第二弾。今回は、歴代プレイステーションを牽引してきたスクウェア・エニックスから橋本真司氏が登場!

●著名人はPS4でどう遊んでいるの? 第二回はスクウェア・エニックスのエライ人、橋本真司氏!

 国内でプレイステーション4(PS4)が発売されて、2015年2月で1周年。さらに、年度末は国産タイトルを中心としたソフト発売ラッシュで、大いに盛り上がったゲーム業界。

 さらに今後、大いに盛り上がるであろうPS4を楽しんでいる方々にインタビューする本企画第2弾をお届け。

 第一回でお話を伺ったのは、RIZEやAA=のドラマーとして活躍し、俳優としても映画・ドラマに引っ張りだこの金子ノブアキさん。

【特別企画】RIZE・金子ノブアキさんが語る「もうPS4じゃなきゃダメかもしれない!」【インタビュー】

 そして第二回となる今回は、スクウェア・エニックス 執行役員の橋本真司氏。スクウェア・エニックスは、ハードの性能を限界まで引き出すゲーム作りで、歴代プレイステーションを牽引してきた。そのスクウェア・エニックスで、橋本氏は『ファイナルファンタジー』シリーズや『キングダム ハーツ』シリーズ、『フロントミッション』シリーズなど、数々の作品でプロデューサーやエグゼクティブプロデューサーを担当。国内外のゲームイベントでは、同社のスピーカーとしてステージに立つ機会が多いため、ご存じの方も多いだろう。

 そんな橋本氏はPS4をどんなふうに楽しんでいるのか? 


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◆スクウェア・エニックス 執行役員 橋本真司氏(文中は橋本)

●我々に期待されているPS4最高峰の絵作りにはこだわりたい

――PS4はいつごろ入手したのですか?

橋本 さすがにこの業界にいる以上、持っていないわけにはいかないですし(笑)、私がプロデューサーを務める『ファイナルファンタジーXV』や『キングダム ハーツIII』のプレイステーション4版に備えて、発売後すぐに入手しました。開発機材では見ていましたが、やはり実際に製品版を触って、どんなゲーム機か、というのを実感したかったですしね。

――PS4に触れたファーストインプレッションは?

橋本 PS3は、初期60GBモデルを大切にずっと使っていて、いまも現役なのですが、それもあってPS4は「スリムだし軽いな」というのが最初の印象でした。UI(ユーザーインターフェース)もオシャレだし、起動も速いし、静かだし。最先端のマシン、という感じがしましたね。

――DUALSHOCKの形状も変わりました。


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橋本 そう! 何十時間もFPSをプレイしていると、1ミリの形状の差でも気になるんですが、持った感じが肉厚になり、グリップ感もあって、手にしっくりきたので、「これはいいな!」と思いました。PS3までは、FPSをプレイするには少し華奢な感じがしていたんですよね。

――PS4のどんなところに新世代感を感じますか?

橋本 フォトリアルなグラフィックはPS4世代の特徴ですよね。この前、『ファイナルファンタジーXV』の体験版を息子にやらせてみたのですが、気に入ったみたいで、「早く製品版をやらせろ」と(笑)。


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『ファイナルファンタジーXV』
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. MAIN CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

――『ファイナルファンタジーXV』の絵作りは、まさに新世代機のPS4のソフトを実感するデキですよね。しかも、こだわりが詰まっています。

橋本 弊社への、とくに『ファイナルファンタジー』ナンバリング最新作への期待は、つねにそのゲーム機の最高峰をいくグラフィック、という要素もあると思いますから、その期待に応えられるよう開発スタッフ一同がんばっています。ただ、すべてのゲームがフォトリアルである必要はないと思いますし、それ以外の部分、たとえばフレームレートで勝負する方向性もあっていい。『Bloodborne(ブラッドボーン)』のクオリティーなんて、なかなか真似できないですから。

――インディーゲームも最近は脚光を浴びています。御社でも海外レーベル“SQUARE ENIX EXTREME EDGES”で、海外産のインディータイトルを国内でリリースしています。

橋本 PS4は、いろいろなタイプのゲームが楽しめる懐の深さがありますし、エンターテインメントに絶対はないので、そういった意味では健全です。大作でもインディーゲームでも、つねにネタ勝負です。どんな遊びを提供するか。そこが大切だと思います。


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『Teslagrad(テスラグラッド)』
(C) 2013 Rain AS. All rights reserved.

●橋本名人時代にPS4があったら、もっと人気が出ていた?

――そのほか、PS4で新世代を感じる部分はありますか?

橋本 SHARE機能ですね。FacebookやTwitterなどのSNSにスクリーンショットやビデオクリップなどを貼れる、というのは時代の流れだなと思いますが、シェアプレイには驚きました。息子がディスクを持ってないフレンドといっしょにプレイしていて、「スゴイ時代になったな」と感じましたね。

――ブロードキャスト(ライブ配信)しているゲームプレイの観戦もできますが、そういったものをご覧になったりは?

橋本 しますよ。おもしろいなと思いますし、一部実況者の人気はアイドル並というか、スゴイですね。

――ある意味、その元祖と言えるひとりが橋本名人(※橋本氏は、ファミコン全盛時代、高橋名人、毛利名人とともに橋本名人として名を馳せていた)でしたが。

橋本 あのころにPS4があれば、もっと人気が出たかな?(笑)