喜びの受賞コメントも公開

 2015年3月9日に開催された“黒川塾(二十四)”で発表された“2014年度 エンタテインメントの未来を考える会”で大賞を受賞した“Oculus Rift”。先日開催された“Unite 2015 Tokyo”に参加するために来日したOculus VR.LLC.のファウンダー、パルマー・ラッキー氏に大賞が贈呈された。

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以下、リリースより。


2014年度 エンタテインメントの未来を考える会 大賞贈呈ならびにコメント
「Oculus Rift」パルマー・ラッキー (Oculus VR.LLC. ファウンダー)
 2015年4月13日・14日開催のUnite 2015 Tokyoに参加のため来日をした、Oculus VR.LLC.のファウンダー・パルマー・ラッキー氏に2014年度 エンタテインメントの未来を考える会 大賞を贈呈をさせていただきました。コメントならびに写真を御案内いたします。

<受賞のコメント>
Oculus VR.LLC. Founder
Palmer Freeman Luckey パルマー・ラッキー様 コメント 
「We’re honored to have been chosen for the Thinking About the Future of Entertainment 2014 Award. Thank you very much. We’re committed to building the best VR platform in the world, and we're very grateful to have the support of Japan’s developers and communities. 」
翻訳:「エンタテインメントの未来を考える会2014年度大賞にご選出いただき誠にありがとうございます。最高のVRプラットフォームを創るために日々努力しておりますので、これからも日本の開発者およびコミュニティの皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします」

パルマー・ラッキー氏コメント(4月13日・Unite 2015 Tokyo)
 海外のVRクリエイターと日本のクリエイターの違いは、海外のVRクリエイターはヘッドセットのみを活用したものだけで完結しているケースが多いのですが、日本のVRクリエイターは、新しいユニークな開発機材を活用することが大きな違いです。モーションプラットホームやモーションコントローラーなどの様々なハードウェアをうまく活用しています。そのため日本は独自のVRならではのソフトとユニークな感覚を生み出しているのではないかと思います。
 現在はインディーズ開発者のみならず、大規模な会社ともオキュラスを使用したVR体験を作ってもらいたいと思って交渉しています。
 しかし、中には会社全体としてはなかなか理解を得られないケースもあるようですが、社員のかたが興味をもって、終業後に個人ベースで関心を強めて開発するケースもあるようです。おそらくそうなれば、最終的には会社として大きな意思決定のもとに、そこから収益を得るというビジネスを目指す方向になるケースがあると思います。

“エンタテインメントの未来を考える会”大賞を受賞した“Oculus Rift”のパルマー・ラッキー氏に大賞を贈呈_02
“エンタテインメントの未来を考える会”大賞を受賞した“Oculus Rift”のパルマー・ラッキー氏に大賞を贈呈_01
▲パルマー・ラッキー氏(Oculus VR.LLC. ファウンダー)
“エンタテインメントの未来を考える会”大賞を受賞した“Oculus Rift”のパルマー・ラッキー氏に大賞を贈呈_03
▲黒川塾主宰・黒川文雄氏(右)より、受賞のクリスタル盾が贈呈された。
“エンタテインメントの未来を考える会”大賞を受賞した“Oculus Rift”のパルマー・ラッキー氏に大賞を贈呈_04

■Oculus Rift
 2012年のE3でのプロトタイプの発表を経て、Kickstarterによる開発費募集、2013年に開発者向けキットが出荷されています。2014年の3月には開発キットの第2弾であるDK2が導入されマイナーチェンジが図られました。
 インディー系ゲーム開発者にとって新しい可能性を感じさせるバーチャルリアリティ (VR) に特化したヘッドマウントディスプレイとして大きな賛同を受けています。

<選定協力ならびに当日ゲスト>
・林克彦編集長:週刊ファミ通編集長
・西岡美道編集長:電撃プレイステーション 編集長
・佐藤和也氏:CNET Japan編集記者
・黒川塾主宰 黒川文雄
・会場参加者
・フェイスブックコミュニティ「エンタテインメントの未来を考える会」(会員数3996人 4月3日現在)