看護学校ならではの言葉をかけられることも!?
工画堂スタジオより2015年4月30日発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『白衣性愛情依存症』と、東京・秋葉原にあるメイドカフェ“カフェメイリッシュ(cafe Mei:lish)”がコラボレーションしたタイアップカフェ“ぷち天使カフェ ころとこふ”が4月3日~5日、4月24日~30日に展開している。初日となる本日4月3日にタイアップカフェを体験することができたので、その模様をお届けしよう。
本作は看護学校を舞台としたアドベンチャーゲームで、主人公の少女・あすかが学園生活や恋を通じて少女の殻を破り、ひとりの女性に成長していく物語が描かれている。
タイアップカフェでは、カフェメイリッシュの店内が『白衣性愛情依存症』仕様に飾りつけられていた。
店内ではメイドではなく“帝都看護専門学校”の看護実習服に身を包んだスタッフが給仕をしている。しかも、来店者に呼びかけられるのは、メイドカフェでおなじみの“ご主人様”ではなく“患者様”だった。
この日のスタッフはただ制服を着ているというわけでなく、ゲームのキャラクターであるお嬢様のさくや、ダメキャラのあすか、しっかり者のなお、それぞれに扮していた。
ちなみにゲームではあすかとなおは姉妹なのだが、驚くことにこちらのスタッフおふたりも本物の姉妹なのだそうだ。ゲームのように姉が天然キャラで、妹がサポートをする側なのかと聞いてみると、「両方とも天然です、それどころか家族全員が天然です」とのこと。
もちろんタイアップカフェではスペシャルメニューを用意。“天使のオムライス”と“なおの甘々パンケーキ”というフードと、5人のキャラクターをイメージしたドリンク(ランダムコースターつき)が提供されている。記者が注文したいちごミルク味のあすかのドリンクはすっきりとした味わいで、ホイップクリームがいいアクセントとなっていた。
タイアップカフェでスペシャルメニューやキャラクタードリンクを注文すると、コースターや特製のラミネートカードをプレゼント。また、全席で展開しているランチョンマットは持ち帰ってA3ポスターとしても利用することができる。コラボメニューを注文すると、“帝都看護専門学校 学生証”が進呈され、2度目の来店時にこの学生証を掲示すると、“てんしの救急ばんそうこう”がプレゼントされるのだとか。さらに、店内ではゲームのシナリオ担当である向坂氷緒氏の短編小説も販売されているので、ぜひチェックしておこう。
ここからは、タイアップカフェに来店していた、工画堂スタジオのディレクターである宮澤剛氏へのミニインタビューをお届けしよう。
――タイアップカフェが始まった、いまの率直なお気持ちをお聞かせください。
宮澤剛氏(以下、宮澤) 感無量です。僕はゲームを作る人間で、ゲームの中でやりたいこと、ユーザーに伝えたいことを提供しています。そうして作ったものが、自分たち以外のところで世に出ているというのは感慨深いものがありました。
――ゲームの見どころを教えてください。
宮澤 ゲームの中で、キャラクターたちの想いがいろいろと“揺らいで”くるんです。主人公(プレイヤー)と目の前の女の子との関係だけでなく、ほかの女の子たちの気持ちや葛藤を感じ取ってもらいたいです。これはプレイをしていただければ、わかっていただけると思います。
また、姉妹であるあすかとなおの関係も見どころですね。あすかは天然キャラなのですが、それはなおが甘やかせすぎているせいでもあるんです(笑)。キャラの内面にも、ぜひ注目してみてください。
――前作『白衣性恋愛症候群』とはキャラクターも物語もすべて一新されていますが、前作をプレイしていると気づくことができる点などはありますでしょうか。
宮澤 本作は完全新作ですが、前作『白衣性愛情依存症』と世界観は共通しています。前作のキャラクターの出身校が舞台となっていますし、前作とのつながりがチラッと見えるところがありますよ。また、前作を遊んだ人にとってはビックリできるところもあるので、驚いてプレイステーション Vitaを落とさないように気を付けていただきたいです。
スタッフは“患者様”のほかにも、「お体をお大事になさってください」などと看護学生らしい気遣いをしてくれた。さらにお店を出るときには、 “ある言葉”をかけられることも。ゲームと同じ舞台ならではの雰囲気を、ぜひ感じてもらいたい。
■タイアップカフェ 概要
◆イベント名:ぷち天使カフェ ころとこふ☆
◆場所:Cafe Mal:lish
※公式サイト
東京都千代田区外神田3-6-2 FH協和スクエア2F
◆開催日程:4月3日~5日、4月24日~30日
11:00~22:00