『フリーダムウォーズ』店頭体験会、沖縄でついに全国47都市を踏破! 旅の締めくくりを吉澤プロデューサーインタビュー付きでリポート!

2015年3月29日、プレイステーション Vita用ソフト『フリーダムウォーズ』のイベント、“全国47都市 店頭体験会”の締めにあたる、沖縄県でのイベントが開催された。本イベントのリポートを、吉澤プロデューサーへのミニインタビュー付きでお届けする。

●総移動距離約20000キロの旅の終わりに!

 2015年3月29日、プレイステーション Vita用ソフト『フリーダムウォーズ』(発売:ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア)のイベント、“全国47都市 店頭体験会~吉澤プロデューサーとレッツ貢献!!~”が、沖縄県浦添市の“マンガ倉庫 浦添店”にて開催された。“全国47都市 店頭体験会~吉澤プロデューサーとレッツ貢献!!~”は、その名の通り、『フリーダムウォーズ』のプロデューサー・吉澤純一氏が、全国のゲームショップを巡り、店頭体験会を開催するというもので、参加者には“特製プロパくんステッカー”がプレゼントされるほか、『フリーダムウォーズ』内の懲役100万年の刑期をゼロにした人には、“二級市民(シヴィリアン)ライセンスカード”が贈呈される。今回の沖縄県での開催で、同イベントとしては47都道府県をすべて踏破することになるという、記念すべき締めを飾るイベントとなった。

 今回のイベントには、全国47都市にいる吉本興業の“住みます芸人”から、東京の“住みます芸人”の“キャベツ確認中”さんも参加(沖縄の住みます芸人は別のスケジュールがあり、参加できなかったとのこと)。吉澤プロデューサーからの挨拶、そして参加者へのライセンスカードやシールの配布が行われた後、参加者は思い思いにマルチプレイを行い、残りの懲役をゼロにしようとするチーム、高難度のボランティアに挑むチーム、初めて『フリーダムウォーズ』を遊ぶチームなど、それぞれの目的に分かれて、みんなで楽しくプレイをしていた。


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▲吉澤プロデューサー(写真中央)と、“キャベツ確認中”のしまぞうZさん(写真左)と、キャプテン★ザコさん(写真右)。

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▲キャベツ確認中のおふたりは最初にネタを披露。しまぞうZさんが見せたのは、おなじみ錦織圭選手のサーブを打つ瞬間の顔真似。若干ピンボケになっていますが……。すみません!

▲キャプテン★ザコさんは、得意のバルーンアートでプロパくんの帽子を再現。

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▲懲役をゼロにするほどプレイしているキャプテン★ザコさんは、ユーザーといっしょにプレイをして懲役の減刑をお手伝い。

▲二級市民になった人へ、ライセンスカードを受け渡し。

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▲集まったユーザーとゲーム内で記念撮影。

▲リアル(現実)でも記念撮影!

 イベントも終わりに差し掛かったころ、キャプテン★ザコさんといっしょにプレイしていたふたりのユーザーの懲役が、約10000年&10000年以下になったことが判明。ひとりは減刑年数が上昇するブースターを装備していたため、ここで10000年の減刑が得られるボランティアを成功させれば、ふたりいっぺんに懲役がゼロになる! ということで、イベント時間をちょっとだけ延長し、ふたりのユーザー、吉澤プロデューサー、そして、最後の店頭体験会ということで沖縄まで来ていた、本作のゲームデザイナー、シフトの保井俊之氏が参加し、最後のボランティアへ。挑んだのは、3人の市民(シヴィリアン)を敵より先に救出するボランティア。一瞬ヒヤリとさせる場面があったものの、無事にボランティアを成功させ、最後の店頭体験会の終わり際に、懲役をゼロにしたふたりの二級市民が誕生したのだった。


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▲保井氏も交えて、「レッツ貢献!」。

▲ふたりのユーザーへ、保井氏から二級市民のカードを進呈。

 そして、吉澤プロデューサー、キャベツ確認中さんの挨拶があり、イベントは本当に終了……というところで、47都道府県をめぐる“全国47都市 店頭体験会”達成のお祝いとして、保井氏から吉澤プロデューサーへプロパくんの顔を描いたフラワーアートが手渡されると、ユーザーはもちろん、キャベツ確認中さんやスタッフも交え、参加者全員から温かな拍手が贈られていた。イベント終了後には、吉澤プロデューサーと保井氏による、ファンへのサイン会も行われるなど、非常に充実した内容の中、イベントは幕を閉じた。


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▲プロパくんのフラワーアート。ちなみに生花です!

▲“全国47都市 店頭体験会”を行った店舗には、たすきをかけた専用のプロパくんソフビフィギュアが飾られることに。これまでに体験会が開催された店舗へも、順次送付されるようだ。

▲体験会を開催した店舗の代表の方にサインをもらっていた吉澤プロデューサーのたすき。ついに47都道府県のサインが揃う。

 体験会を終えた後、吉澤プロデューサーや制作スタッフが向かったのは、沖縄のビーチ。夕焼けが沈む沖縄の海に体験会の終了を報告し、本当に“全国47都市 店頭体験会”は終わりを告げるのだった。最後に、体験会を終えた吉澤プロデューサーにお話をうかがった。


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●47都市をまわった吉澤Pに直撃インタビュー!

――47都道府県巡り、すべて終わりました。お疲れ様でした!
吉澤 ありがとうございました。遊んでくださった方、イベントに参加してくださった方、皆さんに御礼の気持ちでいっぱいです。このイベントでもずっと話してきましたが、全国のゲームを売っているお店の中で、ゲームのイベントをやるというゲームのイベントには僕なりの思い入れがあって。昔、親に「ゲームばっかりしてちゃダメ」と怒られたりする中で、ゲームのイベントに初めて行ったとき、ゲームが大好きな人たちが集まっていて、非常に楽しかったんですね。皆さんにもそういう気持ちを体験してほしいなと思って企画したものでもあるので、実現できて、最後まで達成できて、気持ちがいっぱいです。

――この“全国47都市 店頭体験会”がスタートしたときと、終わったいまとで、何か気持ちの変化はありましたか?
吉澤 当たり前ですが、ゲーム作りというのは、会社にいて仕事をする中で作っていくので、ユーザーさんと触れ合うということが本当にないんですね。東京ゲームショウやフェスティバルなどの大きなイベントでお会いする機会はあっても、こうやって間近に顔を突き合わせて、会話をしながら、自分たちが作ったゲームを共有するという体験は、20年くらいゲーム業界で仕事をしていますが、まったく初めての経験で。ゲームってものすごく楽しいものだなと、改めて気づかせてもらいました。

――この体験会を通じて、思い出深いエピソードなどがあれば、教えてください。
吉澤 ゲーム業界を目指している学生の方から、何回か質問を受けることがあったんですね。ひとりではなく、あちこちの店舗で質問を受けたんですが、そういう質問をしてくれることがとにかくうれしかったんです。いまの若い方が、ゲーム業界を目指しているなんて、実際にゲームを作っている人間からしたら、こんなにうれしいことはないわけで。質問をするって、すごく勇気のいることだと思うんですよね。しかも、そうやって業界を目指すくらい好きな人が、『フリーダムウォーズ』のイベントに参加して、質問を投げかけてくれる。そんな機会を体験できたことは、自分の想定にはない出来事だったので、とても印象に残っています。

――やはり思いも寄らない生の声が飛び出しますよね。
吉澤 『フリーダムウォーズ』を好きで遊んでくださっている方の声を、直接、しかもたくさん聞けたというのが、とにかくうれしくて。アンケートや売上といった数値も大事ですが、それだけではわからない、貴重な声を聞けたなと思いました。

――最後の沖縄では、ふたり同時に懲役がゼロになるというミラクルもありましたね。
吉澤 あれは驚きましたねー(笑)。群馬などのイベントでもちょうど懲役がゼロになる人がいたんですが、それがふたり、しかも同時にというのは奇跡的でしたね。達成するボランティアは僕と保井さんも参加させていただきましたが、ユーザーさんが達成するという貴重な瞬間に、僕ら作り手が参加できるというのは、このゲームを作っていてよかったなと思いました。

――これで47都道府県をめぐり、一段落を迎えると思います。ユーザーさんからは、続編を望む声もたくさん来ていると思いますが、この声についてはどのように感じていますか?
吉澤 つぎが作れるかどうか、こればかりは僕の意思だけでは決められないんですが、最後はユーザーさんの声があるかないか、それが貴重で、その声を今回のイベントでもたくさんの方にいただけたので、それは本当にうれしかったですね。「このつぎが見たい」、「もっと遊びたい」と思っていただけるのは、作っている僕らが望んでも、そう思ってもらえるかどうかわからない声ですので、それを直接聞けたのは、本当に幸せな機会でした。

――では、その声はメーカーには届いていると。
吉澤 そうですね。『フリーダムウォーズ』の話ではありませんが、僕が担当したゲームの中に、『俺の屍を越えてゆけ』がありまして。僕は、そのシリーズの再立ち上げとして、PSP(プレイステーション・ポータブル)版のリメイクをやらせていただいたんですね。『俺屍』でリメイクが決定し、続編が実現したのは皆さんの声のおかげなんです。

――『俺屍』は根強く、長い応援がありましたね。
吉澤 リメイクを作るのに10年、続編が出るまで15年という、とても時間がかかるやりかたになってしまったので、お待たせしてしまった方には申し訳ないのですが、でも、それが実現できたのは、本当にユーザーさんの声があってこそだったんです。もしよければ、またそういった声を聞かせていただけるとうれしいですね。

――ユーザーの声が作品を動かすというわけですね。では最後に、これから『フリーダムウォーズ』を初めて遊び人もいるでしょうし、今後も継続して遊ぶ人もいると思うのですが、すべての『フリーダムウォーズ』ファンへコメントをいただけますが。
吉澤 『フリーダムウォーズ』を遊んでくださった方、本当にありがとうございます。このタイトルは、“ブームを起こしたい”という最初の目標から、シフトさん、ゲームデザイナーの保井さん、ディンプスさん、ディレクターの塚本さんにお声がけさせていただいて、みんなで必死になって作った作品でした。最初の作品ということもあり、まだまだ作り込みきれなかった部分がある中、こうやって、たくさんの人に遊んでいただけて、とても感謝しています。体験会などを通じて、今後のものづくりに活かしていきたい声もたくさんいただけました。これからもまだまだがんばっていきますので、『フリーダムウォーズ』の今後を皆さんに期待いただけたらと思います。また、まだ『フリーダムウォーズ』遊ばれていない方へ。『フリーダムウォーズ』は発売されてから2回ほど大型アップデートをして、インターネットプレイの対応に加え、全国都市国家対戦の敵地侵攻という、全国都市国家が競い合い、直接敵地に侵攻するという、新しいマルチプレイの楽しみかたを入れました。第2弾大型アップデートでは、本当にやりこんだ人たちがガチに勝負するという、やり込みが好きな、勝負好きな人にはもってこいの仕様を追加しています。いまから遊んでも十分に楽しんでいただけると思いますので、よかったら遊んでみてください。

――ありがとうございました。お疲れ様でした!
吉澤 お疲れ様でした! それでは最後に、今後もみんなで“レッツ貢献!”。本当にありがとうございました!

 2014年11月17日のスタートから4ヵ月かけて行われた“全国47都市 店頭体験会”。吉澤プロデューサーの総移動距離は約20000キロに及ぶという、昨今のゲーム業界ではなかなか行われない独特のイベントになったように思う。このイベントの取材として、いくつかの店舗をいっしょにまわって感じたのは、『フリーダムウォーズ』への根強いファンの存在と、吉澤プロデューサーの“本気”だった。47都市国家を題材にしたからと言って、誰が感謝を伝えるため、よりゲームを盛り上げるために、実際にすべての都道府県を巡る企画を実施するだろうか。しかも、ときにはスタッフはほぼおらず、芸人さんと吉澤プロデューサーだけでイベントを回すこともあった。この熱量を47都道府県すべてに運び、どれだけの人が集まろうとも、手を抜かず、全力でユーザーに向かい合う。これだけ“熱い”人は、見たことがない。

 実際に47都道府県を巡る体験会が終わり、『フリーダムウォーズ』のプロモーションは一段落となるだろう。今後の展開としては、まずは“プロパガンダアイドル”の新曲展開だ。その先があるのかどうかは、まだわからない。記者としては、もっと進化した荊システムを、そして“あの先”のシナリオを体験すべく、続編を遊びたい。吉澤プロデューサーへの締めのインタビューでお聞きしたように、続編を望む声は確かに届いている。その声がもっともっと、それこそ『俺屍』のように根強いファンがいることを示すように届けば、新たな展開も起こり得るのかもしれない。その“つぎ”を期待して、またしばらくは自分が所属する“千葉PT”に“レッツ貢献!”しようと思う。


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フリーダムウォーズ
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア
対応機種 PlayStation Vita
発売日 2014年6月26日
価格 5800円 [税抜]/6264円 [税込(8%)]
ジャンル アクション / マルチ

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