没入型の怖いゲームはヤバいって! 危ないって!
現在アメリカのボストンで開催中のゲームイベント“PAX EAST”。アクセスゲームズのブースで友情出展していたのは、Robot Invaderの新作『Dead Secret』。
『ねじ巻きナイト』で“スマートフォンならではのハードコアな2Dプラットフォームアクション”を提示して見せた同スタジオの新作は、なんとVRヘッドマウントディスプレイでプレイするミステリーアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは女性捜査官となって、死亡した元教師の老人の家を捜索し、その死の真相を探っていく。
しかも本作、VRと言ってもGear VRなどの“モバイルVR”がメインプラットフォームで、操作はすべてGear VRのタッチパッドとバックボタン、それとヘッドトラッキングだけで可能。調べたい物や場所を注視してタッチパッドで選択するだけで、ポイント・アンド・クリック型のアドベンチャー的にゲームを進められる。
さらにゴリゴリの3Dグラフィックにも関わらず、フレームレートはなかなか安定。処理能力に限界があるGear VRで秒間60フレームを切らないようにどう努力しているかは今年のGDCでスタジオを率いるクリス・プルエット氏が講演しているほか、スタジオのブログでもその苦労の一端が明かされている。
「モバイルVRなのにリッチなグラフィックで3Dの一人称視点ミステリーアドベンチャーが楽しめる」ってことがどうスゴいかはその筋の人がわかればいいとして、ゲーマーとしては「VRでホラー気味な世界に没入するのは結構ヤバい」ということをお伝えしておこう。配信は2015年を予定。ヘッドマウントディスプレイを外したら異界にいた、なんてことがなければいいのだが。