いよいよ激闘に決着! 囲み取材も全掲載

 2015年3月6日、渡辺航氏の人気コミック『弱虫ペダル』原作にした舞台作品の最新作、“舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER”が東京・日本青年館にて開幕。初回公演前に、ゲネプロ公演が行われた。本記事では、劇中写真を含めてゲネプロと囲み取材の模様をリポート!

 舞台『弱虫ペダル』は2012年2月の第1作目から2014年11月で計5作目が上演され、本作“インターハイ篇 The WINNER”は6作目。ライバル校・箱根学園の新開隼人や荒北靖友にスポットを当てたスピンオフ作品などが上演されてきたが、今回はいわば“本編”、登場人物たちが挑むインターハイの最終日、3日目の物語が描かれる。

 公演を重ねるごとに注目を集める舞台『弱虫ペダル』で最終日の激闘が描かれるとあって、ゲネプロ公演が行われる日本青年館には驚くほど多くの報道陣・関係者が集まった。劇中の模様をお届けする前に、まずはゲネプロ公演後に行われた囲み取材をリポートしよう。

 囲み取材には、主人公・小野田坂道役の村井良大のほか、今泉俊輔役の太田基裕、鳴子章吉役の鳥越裕貴、真波山岳役の植田圭輔、荒北靖友役の鈴木拡樹が出席。本作に賭ける思いをそれぞれに熱く語っていた。

「ひとりひとりの生き様を見届けて」――舞台『弱虫ペダル』インターハイ3日目が開幕! ゲネプロ&囲み取材リポート_05
▲左から、鳥越裕貴、太田基裕、村井良大、植田圭輔、鈴木拡樹。皆さんスゴい美脚です。

――“インターハイ篇 The WINNER””への意気込みは?

村井良大(以下、村井) 1ヵ月公演はいままでの『弱虫ペダル』ではなかったので、楽しみつつ、ケガに注意して、全員で最後まで走り抜けていきたいと思います。1ヵ月と長い戦いになりますが、キャスト・スタッフとともに頑張っていきます。見どころは全部ですね! 3日目、最後のレースということで、すべてが見どころです。ぜひご観劇ください。

太田基裕(以下、太田) インターハイ3日目ということで、レースがとりあえずのひと区切りとなるので、有終の美を飾れるように、キャスト・スタッフ一丸となって、ケガなきよう健康第一でがんばっていけたらいいなと思います。

鳥越裕貴(以下、鳥越) 3年ほど前から始まったこの舞台にずっと出させていただいて、こんなに大きくなって……。改めてゲネプロを終えて、すごく汗をかくなと改めて実感しました。僕自身のキャラも“鳴子劇場”がありますし、各々がバトンを渡していくので、それを渡し、受け取って、ゴールへ向かえたらいいなと思います。

植田圭輔(以下、植田) シリーズ6作目にしてインターハイに決着がつきます。我々一同この作品が大好きで、気合しかありません。ありがたいことに本当に大きくなった舞台『弱虫ペダル』ですけど、始めたころから変わらず、熱量と気合で乗り切っていきたいと思います。全員で戦います!

鈴木拡樹(以下、鈴木) 僕はインターハイに出たことがなくて、こういった形で疑似的にインターハイを体験できて、荒北靖友という役とともに、3日目を迎えられました。彼にとっても僕にとってもインターハイは1回しかないと思うと、素敵な汗をかいて終えることができたらと考えています。まさしく全部のシーンが見どころです。ひとりひとりの生き様を見届けてください。

――これから観劇する観客の皆さんへ、メッセージをお願いします。

鈴木 本当にたくさんの皆さまが楽しみにしてくださっていると聞いています。その楽しみを倍にして返して、笑顔で送り出したいです。ファイナルとなりましたが、ここからどんどん続編につながるようにがんばっていきたいです。応援よろしくお願いします!

植田 僕たちも待ち望んで、お客様にも待ち望んでいただいたインターハイ3日目ということで、僕らにできることはいっぱいお客様に汗を飛ばして、その汗を喜んで受けていただくことだと思っています。“観劇”というよりは観戦という気持ちで楽しんでいただけたら。

太田 はい。えー、僕自身……

鳥越 俺だよ(笑)! すんなり飛ばしたからびっくりしちゃった(笑)。

村井 いいタイミングでツッコんだね。

植田 ツッコミうまくなったな。

鳥越 (笑)。僕はですね、『弱虫ペダル』という作品に全身全霊でみんながブチ当たっています! 生の汗と熱量を楽しみにしていただけたらなと思います。

太田 (コメントの順番)僕でいいかな?

鳥越 いいよ(笑)。

太田 僕は初演からやらせていただいていまして、本当にこの作品が大きくなっていることを実感しています。それと同時に積み重なっている思いもたくさんあって、溢れんばかりの思いがあります。いままで関わってくださった方のさまざまな想いを乗せて、キャスト・スタッフ一同がんばっていきたいと思います。最後までよろしくお願いします。

村井 初演のときに「インターハイ篇やりたいね」なんて話をしていたんですけど、キャスト・スタッフほとんどチームを変えず、ここまで走りきることができて、3日目を描けることを幸せに思っています。初めて『弱虫ペダル』にに触れる方も楽しめる作品となっていますので、ぜひぜひ劇場まで足をお運びください。