2015年3月までのラインナップを一挙紹介!

 2015年3月4日、PCゲーム販売サイト“PLAYISM”のコンシューマパブリッシングタイトルのメディア向け発表会が、品川のソニー・コンピュータエンタテインメントビルにて行われた。各タイトルの開発者をまじえてのミニトークセッションのほか、PLAYISMの新規パブリッシングタイトル『Bot!』が発表された。

PS4版『アスタブリード』の配信日決定! そして期待の新作発表も… PLAYISMコンシューマパブリッシングタイトル発表会レポート_01

 昨年12月リリースのプレイステーション4/プレイステーション Vita用ソフト『Torquel』(※プレイステーションストアでのダウンロード販売専用ソフト)で、コンシューマパブリッシングのスタートをきったPLAYISM。ソニー・コンピュータエンタテイメントジャパンアジア(SCEJA)との協力体制により、2年前から進められてきたプロジェクトがいよいよ実現化したとのことで、国産インディーゲームシーンのさらなる活性化が期待される。

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▲「今年に入ってタイトルが出揃いましたが、4~5月のラインナップもご期待ください」と、水谷氏。

 今回の発表会を企画した、PLAYISMの水谷俊次氏は、「現時点で世界に発信できる、トップレベルの国産インディータイトルが揃った状態で、こうした場を持てたことを嬉しく思います」とコメント。『Torquel』を第1弾とする、プレイステーションプラットフォームの本格的な海外展開を宣言するとともに、注目の2.5Dシューティング『アスタブリード』の配信日を正式発表した。

ミニトークセッションでは、PLAYISMがパブリッシングを手掛ける国内インディーゲーム4タイトルの開発者が、作品の紹介とプレイステーションプラットフォームでの開発を終えての感想を語った。

『Torquel』開発者・なんも氏コメント

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▲セガPLAYISMのコンシューマ展開のきっかけを作ったなんも氏。「今回のやりとりが、後進の方のノウハウになればと思います」(なんも氏)

 「今年1月にPC版『Torquel』をSteamでセルフパブリッシングしたのですが、その際に「セーブ機能を実装して欲しい」という要望を多くいただいたので、プレイステーション4、プレイステーション Vitaともにセーブ機能を実装したアップデートを用意しました。もともとゲーム進行のセーブを想定した作りではなかったので、矛盾が生じないよう調整を加えています。
 『Torquel』は、プロトタイプ版を公開していたものの、最初からプレイステーションプラットフォームを完成版として開発していました。PLAYISMさんとのやりとりを含めて、何をどこまでやればいいかという"スケジュール感"をつかむのが大変でしたね。
 新作の予定は、現時点ではまっさらです。アナログゲームなど、ビデオゲームではない可能性もあります」

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ゲームタイトル&データ
Torquel(トルクル)
プラットフォーム:プレイステーション4/プレイステーション Vita ※クロスバイ対応
配信開始日:2014年12月24日
価格:1000円[税込]
※『Torquel』詳細ページ

『Prismatic Solid』開発者・小森陽一氏コメント

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▲「『Torquel』のプレイステーションプラットフォーム展開を知り、すぐにPLAYISMに連絡をとりました」と語った小森氏。

 「もともと『Prismatic Solid』は、5年前にXboxLiveインディーズとしてリリースした作品です。当時はXbox 360のGPUを使いこなす目的で作ったのですが、今回の移植は、パフォーマンスのチューニングをせず、1年をかけて気軽に作りました。
 いざゲーム開発してみると、プレイステーション4は、歴代ハードで一番素直というか、いい意味でクセのないハードでした。いずれ、レイステーション4の性能を使いきったものに挑戦してみたいですね。いつやるかは未定ですが、『Prismatic Solid』の続編も考えています」

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ゲームタイトル&データ
Prismatic Solid(プリズマティック・ソリッド)
プラットフォーム:PlayStation 4
配信開始日:2015年2月19日
価格:1296円[税込]
※『Prismatic Solid』詳細ページ

『クロワルール・シグマ』開発者・凛氏コメント

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「テレビの画面で(自分のゲームが)動くのが嬉しかった」と、プレイステーション4版の開発を振り返る凛氏。

 「同人分野のこの作品は、2008年に制作した『クロワルール』のキャラ絵とボイスを充実させたリメイク版です。プレイステーション4用ゲームの開発は、実機スペックやコントローラーのボタン配置が固定されているのがやりやすかったですね(笑)。グラフィック表現を意図的に抑える処理がいらないのもよかったです。去年の東京ゲームショウ出展時点でエンジンがほぼ完成し、残りの期間をゲームバランスのチューニングにあてることができました」

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ゲームタイトル&データ
クロワルール・シグマ
プラットフォーム:プレイステーション 4
配信開始日: 2015年3月5日
価格:1500円[税込]
※『クロワルール・シグマ』詳細ページ

『アスタブリード』開発者・なる氏コメント

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▲ミニトークセッション前の水谷氏の話の中で、『アスタブリード』が「Game Connection America 2015」で2部門受賞を果たしたと知り、素で驚いていた、なる氏。

 「プレイステーション4への移植は、Direct Xの世代間移行が大変で、絵を出すまでがひと苦労でした。ただ、コンシューマ移植ですぐ60フレーム起動できたのは珍しかったですね。プレイステーション4用に作成したゲームモードは、敵の配置が難易度ごとに再調整さているので、より快適にプレイできると思います。
 次回作は、『アスタブリード』とは方向性が異なるタイプの作品です。まずはPC同人ゲームでリリースし、展開はそのあとで考えることにします」

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ゲームタイトル&データ
アスタブリード
プラットフォーム:プレイステーション4
配信開始日:2015年3月19日予定
販売価格:2000円[税込]
※『アスタブリード』詳細ページ