大乱闘サドンッシュブラザーズ開幕
ネクソンはPC用オンラインFPS『サドンアタック』において、春休み3週連続アップデートを実施する。連続アップデートは2015年3月4日からからスタートし、第1弾では戦闘の新ルール“大乱闘モード”を実装。
大乱闘モードは、その名のとおり大人数でわいわい遊ぶのに最適。実装に先駆けて行われたメディア向け体験会の会場からは笑いが絶えなかった(騒いでいたのはおもに僕だが)。その模様をリポートする。
【大乱闘モードの基本ルール】
ゲームタイプ:個人戦
最大人数:16人
試合時間:5分
勝利条件:5分間でもっとも多くkillを取ったプレイヤーの勝利
クラン戦:クラン戦の利用は不可
大乱闘モードは最大16人で行うバトルロイヤル“個人戦”をベースに、独自のギミックを加えたモードだ。マップはかなり狭く、16人でプレイしようものならすぐに交戦が発生。試合が始まった瞬間、いきなり視認できる範囲に敵がいるので、慣れるまではびっくりするかもしれない。
使用武器は固定で、全員が対等の条件で戦えるのも特徴のひとつ。killを重ねるたびにLvアップして武器が変わり、少しずつ強化されていく。さらに、Lv.5になるとHPの最大値が500に、Lv.6では800にまで増加(しかも最大値まで回復する)。Lv.5までは1killでLvアップし、Lv.5から6にかけては7killする必要がある。
【Lvごとの武器】
Lv.1 B.92Fs(ハンドガン)
Lv.2 Winchester 1887(ショットガン)
Lv.3 C.USP(ハンドガン)
Lv.4 Tiger Stripe(近接武器)
Lv.5 MG43(サブマシンガン)
Lv.6 M134 Minigun(サブマシンガン)
武器は順調に強くなるが、Lv.4になるといきなりナイフに持ち替わり、弱体化したかのように感じる。とはいえ、Tiger Stripeは連射力の高い強力なナイフだ。マップ隅の乱戦に突っ込んで大暴れするのは映画の主人公になったみたいで気持ちいい。ひとり倒せばLvが上がってHPが回復するのでダメージ覚悟で戦ってもいいのだ(この後、調子に乗ってハチの巣になりました)。
Lv.5以降は一度でもやられるとリスポーン時にLv.1に戻るが、killするとHPが回復する特性が追加。Lv.6に到達するとHPという高いHPに加えて大火力のM134 Minigun(小型のバルカン砲)を装備できるため、弾切れするまでほぼ無敵だ。僕が薬師丸ひろ子さんだったらこういうときに「カ・イ・カ・ン」と言うのかな、と思った。
スタートダッシュに成功すれば一気にLv.6まで持っていくことも可能だが、その重量から移動速度が遅くなってしまい、敵の接近を許しがちに。紙投げ氏いわく「近づいてWinchester 1887でヘッドショットを狙えば、案外ラクに倒れてくれます。なので、バランスがおかしいわけではないと思います」とのこと。
また、抹茶氏と紙投げ氏の共通の意見として「ナイフのときはやっぱりつらい」と挙がった。攻略法としては「武器をよく見て、ナイフやハンドガンの敵に襲いかかる」。パーティーみたいなモードではあるが、勝つためにはクレバーな立ち回りが重要ということか。
敵の行動をよく見てうまくLvを上げられれば、ふだんは撃ち勝てない上級者を倒すチャンスが訪れる。体験中に紙投げ氏と抹茶氏を倒せたときは気分がよかった。手を抜いてくれた可能性もあるが、そこは考えないようにしたい。
そのほかの追加要素
テストプレイ当日には“大乱闘モード”体験のほか、その後のアップデート要素もいくつか公開された。
【2015年3月11日アップデート予定】
■新規のCR販売武器“HK416”追加
M16の問題点を改善し、安定性と耐久性が大幅に向上。AK-47と同性能になっている。
【2015年3月18日アップデート予定】
■2vs2モード(仮)追加
爆破ミッションを2vs2で戦うモードが実装される。専用マップの“DUO”や縦長の構造で、一般的な爆破マップより狭め。抹茶氏の感想としては「攻めと守り、どちらが有利かはあまり感じない」とのこと。
なお、今回のスクリーンショットに出てくるキャラクターのグラフィックは“デザインコンテスト2014”のキャラクター部門・最優秀賞受賞作だ。訓練所モードの的として使われるロボットがモチーフで、作者は「撃たれてるばかりでは可愛そうなので・・・」とコメントしている。2015年3月4日に実装されるので、このスキンを使ってプレイヤーたちに仕返しをしてほしい。