大賞/総理大臣賞は3月16日に発表

 デジタルメディア協会は、優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する“デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'14/第20回記念AMDアワード”において、年間コンテンツ賞“優秀賞”の授賞作品9作品、“江並直美賞(新人賞)”、“リージョナル賞”の授賞者および授賞作品を決定した。

 年間コンテンツ賞“優秀賞”の9作品(コンテンツおよびサービス)には、『アイカツ!~アイドルカツドウ!~』(バンダイ/サンライズ)、『妖怪ウォッチ』(レベルファイブ)のほか、『Ingress(イングレス)』(ナイアンティック・ラボ)などがラインアップ。2015年3月16日に発表される“大賞/総務大臣賞”および“AMD理事長賞”は、これら優秀賞9作品の中から選考される。

 以下、リリースより。


デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'14/第20回記念AMDアワード
年間コンテンツ賞「優秀賞」の授賞作品9作品が決定

 一般社団法人デジタルメディア協会(所在地:東京都品川区、以下AMD)は、優秀なデジタルコンテンツ等の制作者を表彰する『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'14/第20回記念AMDアワード』において、年間コンテンツ賞「優秀賞」の授賞作品9作品(コンテンツ及びサービス)、「江並直美賞(新人賞)」、「リージョナル賞」の授賞者及び授賞作品が決定しました。

 また本年は、記念すべき第20回をむかえるにあたり、クールジャパンに貢献した方々を対象に「20周年記念特別賞」、「20周年記念ソーシャルインパクト賞」も新たに設定いたしました。

 なお、3月16日に発表される「大賞/総務大臣賞」及び「AMD理事長賞」は、「優秀賞」の9作品の中から選考されます。

※年間コンテンツ賞「優秀賞」の授賞作品9作品:作品名/制作・関連会社等

■アイカツ!~アイドルカツドウ!~/株式会社バンダイ、株式会社サンライズ

■ARENA TOUR2014「炎と森のカーニバル‐スターランド編‐」/TOKYO FANTASY

■Ingress/ナイアンティック・ラボ

■王様のブランチ/「TBSぶぶたすアプリ」株式会社TBSテレビ

■「STAND BY ME ドラえもん」/「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会

■SmartNews/スマートニュース株式会社

■チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地/日本科学未来館、チームラボ、日本テレビ放送網株式会社、BS日テレ

■妖怪ウォッチ/株式会社レベルファイブ

■RICOH THETA(m15)/株式会社リコー

 本年の年間コンテンツ賞「優秀賞」は、平成26年1月1日より12月31日の間に発売・発表された、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタルコンテンツ及びサービスの中から選出されました。

 また授賞作品の審査は、審査会《審査員長:夏野剛(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別 招聘教授)》にて審議し決定しています。

デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’14/第20回記念AMDアワード
授賞作品一覧および授賞理由

■アイカツ!~アイドルカツドウ!~/株式会社バンダイ、株式会社サンライズ
小学生女児を対象としたコンテンツ展開で、データカードダスや玩具、アニメなどが人気を博しながらも、同時に中高生から成年までの幅広い年齢層に受け入れられた。新しい試みとして、ホログラム映像やプロジェクションマッピングなどの技術を用いた「LIVE☆イリュージョン」を 8月に開催。12月には劇場版アニメも公開されるなど、多面的な展開が成功している点を評価。

■ARENA TOUR2014「炎と森のカーニバル‐スターランド編‐」/TOKYO FANTASY
まるでテーマパークにいるかのようなセット、さまざまな演出や仕掛けにより、唯一無二のライブ空間を想像して、観客を魅了し続けているSEKAI NO OWARI。アルバム『Tree』は、前作の約4倍となる初動売上24.8万枚を記録して、アルバムでは初の1位を獲得。名実共に、音楽シーンのトップランナーの仲間入りを果たした。

■Ingress/ナイアンティック・ラボ
「Ingress」は、僕らをリアルな日常空間とスマートフォンに納められたバーチャル空間で構成されたパラレルワールド(多重世界)に引き込み、ひたすらに“ポータル”を“ハック”するためにその世界を彷徨うエージェントへと変貌させる。もはやゲームの領域を越えて新たな日常と行動をデザインする環境、それが「Ingress」そのものだ。

■王様のブランチ/「TBSぶぶたすアプリ」株式会社TBSテレビ
王様のブランチの番組で毎回紹介する350から400のアイテム情報を、スマートフォン用のアプリ「TBSぶぶたす」を介して、リアルタイムで表示することに成功。1タップで商品の詳細情報が閲覧できるだけでなく、購入することも可能だ。テレビとネットの連携で商品を簡単に購入するという行為をさりげなく実現した技術力と構成力を評価。

■「STAND BY ME ドラえもん」/「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会
「STAND BY ME ドラえもん」は国民的キャラクター「ドラえもん」を初めてフルCGアニメ化したもの。「ドラえもん」の世界観を違和感なく3D化し技術力の高さを示しただけでなく、大人たちをも涙させ“ドラ泣き”という流行語まで生んだ。興行収入83億円、世界60の国と地域での公開も予定されている。その技術力と構成力を評価。

■SmartNews/スマートニュース株式会社
日米通算で1000万ダウンロードを突破し、好調にユーザー数を伸ばしている。片手でページをめくって記事をタップするだけで、簡単に話題のニュースを読めるという操作性の良さが光る。世界150カ国以上にもグローバル展開。新しいニュースの読み方を提案したことを評価。

■チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地/日本科学未来館、チームラボ、日本テレビ放送網株式会社、BS日テレ
アート、知育、教育という枠組みを超えて、さらにはデジタルという領域にとどまることなく、大人も子どもも楽しむことができる新しいエンターテインメントを確立した作品展。約2ヶ月で来場者が20万人を突破し、会期を2ヶ月延長という、従来の美術展覧会には見られない記録も作り出している。

■妖怪ウォッチ/株式会社レベルファイブ
2014 年を代表する大ヒットコンテンツとなった「妖怪ウォッチ」。ゲームとしても「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」、「妖怪ウォッチ2 真打」が発売され、3バージョントータルで約550万本を超える販売本数を記録。玩具やアニメ、書籍、映画等でも社会現象を巻き起こし、まさに2014年を代表するタイトルとなった。

■RICOH THETA(m15)/株式会社リコー
全天球カメラRICOH THETAは、2 つの魚眼レンズと撮像素子を装備することによって、ワンショットで360度の画像を撮影できる画期的な製品。周囲を見回して近づいてと、ある時刻のある場所に、自分自身が降り立つ体験を、一般の誰もが提供できる。新型のTHETA(m15)では動画撮影も可能となりVRの進化にも大きく貢献した。

■20周年記念特別賞 20th Anniversary Special Award
授賞者:鈴木 敏夫
AMD=デジタルメディア協会は創立 20 周年にあたり、スタジオジブリの名プロデューサーとして、数多くの優れたアニメ作品を世に送り出してこられた鈴木敏夫さんに特別賞を贈る。宮崎駿監督をはじめ、世界に誇るジャパンコンテンツを劇場公開だけでなく、DVD等クロスメディア展開を通じて世界中に広げてこられた長年の尽力と功績を称える特別賞である。

■20周年記念ソーシャルインパクト賞 20th Anniversary Social Impact Award
授賞者:ご当地キャラ
着ぐるみを使った「ご当地キャラ」は、そのユニークなデザインとネーミングにより、あらゆる世代に向けて地域の名跡や名産品の情報を伝えている。また、グランプリ・総選挙企画や広告出演によって、単体では不可能な多数の注目と集客を得ることとなり、地域製品の販促、イメージ向上、訪問者の増加など、経済効果の大きは計り知れない。

■江並直美賞(新人賞) Naomi Enami Award
授賞者:藤本 実
藤本実氏は「LED博士」と呼ばれ、「インタラクティブダンスパフォーミングシステム Lighting Choreographer」を、自らのブレークダンス経験とシステム技術、プログラミング技術を組み合わせて開発し、EXILEを筆頭とするプロのパフォーマーに提供、新しいデジタルアートの世界を切り開いた。

■リージョナル賞 Regional Achievement Award
作品名:魅力ある愛媛の演劇コンテンツを海外へ~新たなビジネス展開と文化芸術の交流に向けて~
制作・関連会社等:株式会社愛媛CATV
愛媛県東温市にある「坊ちゃん劇場」にて上演された、奇想天外歌舞音曲劇「げんない」は、日本初の地方舞台劇映画・「げんない」映画版として、舞台とは一味異なる映像作品としての新たな魅力を披露し、さらに、フランス・カンヌで開催されたMIPTVにブース出展するなど、地域芸能文化を積極的に世界に向けて発信した。