ナルトが“影分身の術”を使ったシーンのネームも公開

 2015年4月25日より、“連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”が東京会場(六本木ヒルズ森タワー52F 森アーツセンターギャラリー)にて開催される。開催に先駆け、本日3月2日から3日間限定で、展示作品の一部が六本木ヒルズウェストウォーク2Fで一般先行公開されているので、その模様をお届けしよう。

“連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”先行一般公開の模様をリポート 大学ノートに書かれたプロット資料が展示_02

 “連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”は、国内外で人気を集めるマンガ『NARUTO-ナルト-』の数々の名場面が描かれた原画、会場だけで観ることができるオリジナルのシアター映像、立体造形などさまざまな仕掛けが満載の展覧会であり、東京会場のほか、7月18日からは大阪文化館・天保山(海遊館 隣)でも開催が予定されている。

 今回の先行展示では、岸本斉史先生が大学ノートに描いた『NARUTO-ナルト-』のプロット資料(設定画)と、単行本第1巻のネーム(絵コンテ、ラフ)のうち4点が公開。ネームには、“うずまきナルト”が“影分身の術”を使った見開きページのシーン、“うちはサスケ”と“春野サクラ”の初登場シーンなどが公開されており、ネームとは思えないほど細かく描かれた画を見ることができた。

“連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”先行一般公開の模様をリポート 大学ノートに書かれたプロット資料が展示_01

 “連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”に携わった、集英社 コンテンツ事業部 コンテンツ事業課の庄子直人氏にお話を聞くことができたので、お伝えしよう。

――“連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”を開催したきっかけを教えてください。

庄子直人氏(以下、庄子氏) この展覧会は、“NARUTO 新時代開幕プロジェクト”という大きな枠組みのひとつとして開催が決定しました。このプロジェクトでは展覧会のほかにも、3月27日から開幕予定の舞台“ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」”や、2015年夏公開予定の“ボルト(ナルトの息子)”を主人公にした劇場版映画などの企画もありますので、ぜひそちらにも注目していただきたいです。

――今回、展示品の一部を先行公開されたのは、『NARUTO-ナルト-』ファンに少しでも早く展覧会の雰囲気を味わってほしいという想いがあったのでしょうか。

庄子氏 はい。本開催は1ヵ月以上も先ですので、いまの段階で少しだけでもお見せしたいという気持ちがありました。

――岸本先生ご自身は、今回の展覧会についてどう思われていたのでしょうか。

庄子氏 岸本先生の想いは公式ページのトップに綴られていますので、読んでいただきたいです。

――展覧会の見どころを教えてください。

庄子氏 連載が完結したいま、“『NARUTO-ナルト-』がどういう物語であったのか”、ということがわかるような展覧会になっています。岸本先生がどういうことを『NARUTO-ナルト-』で描きたかったのか、どういうものを感じてもらいたかったかということが、展覧会の中で表現できていると思いますので、期待してください。

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 なお、2015年4月25日からの東京会場の本展示では、岸本先生の原画やシアター映像だけではなく、会期中に約30店舗の飲食店が参加する大規模なタイアップキャンペーンも企画中。展覧会会場マップやオリジナルグッズ情報などの最新情報は、公式サイトにて随時更新するとのことだ。東京会場の前売券は、現在全国のローソン、ミニストップに設置の“Loppi”と、WEBサイト“ローチケ.com”にて販売されているので、ぜひそちらもチェックしておこう。

■“NARUTO-ナルト-展”先行公開展示 実施概要

実施日時:2015年3月2日(月)~3月4日(水)10時~20時
会場:六本木ヒルズウェストウォーク2F (南側吹抜け)(東京都港区六本木 6-10-1)
交通アクセス:東京メトロ日比谷線“六本木駅”1C 出口 徒歩0分(コンコースにて直結)
注意事項: 一般の方の展示品の撮影は禁止。

■“連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展”開催概要

会場・会期
(東京会場)森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
2015年4月25日(土)~2015年6月28日(日)
10時~20時(最終入場19時30分)会期中無休

(大阪会場)大阪文化館・天保山(海遊館 隣)
2015年7月18日(土)~2015年9月27日(日)

主催
(東京会場)朝日新聞社、集英社、テレビ東京、ぴえろ、森アーツセンター
(大阪会場)朝日新聞社、集英社、テレビ東京、ぴえろ、テレビ大阪、大阪文化館・天保山

協賛
グリー、大日本印刷、バンダイ、バンダイナムコゲームス、バンプレスト、メガハウス、プレックス、ローソン、ローソンHMVエンタテイメント