新キャラクターの操作感はいかに!?
2015年2月13日~14日、千葉県の幕張メッセにて、アーケードゲームの展示会である“ジャパン アミューズメント エキスポ(JAEPO) 2015”が開催。バンダイナムコゲームスブースにて出展された新作アーケード格闘ゲーム『鉄拳7』を試遊した模様をリポートする。
『鉄拳7』はアーケードでのインターネット通信を用いたオンライン対戦要素を取り入れたり、本稼働前にも関わらず世界最大規模の格闘ゲーム大会“EVO2015”のメイン競技タイトルとしても選出されるなど、世界的な期待が高まっている作品だ。
JAEPO2015では、本作より参戦する新キャラクターふたりがプレイアブルキャラとして登場。さっそくプレイしてきたのでインプレッションをお届けしよう。
新たな進化を遂げる『鉄拳』
『鉄拳』シリーズ最新作となる『鉄拳7』。本作では、新たなふたつのゲームシステムを実装している。そのひとつは“レイジアーツ”。体力が一定数まで減ると発動可能となる技で、この存在によりゲームの逆転性がかなり変わる模様。実際筆者が使ったところ、ド派手な演出とともに相手の体力を大幅に減らすことができた。
もうひとつは“パワークラッシュ”。体力を消費して、相手の中下段攻撃を受け止めつつ攻撃をくり出す。対戦経験が少ないキャラが相手の時など、“何をされているかわからない!”といった状況を打破できる技となっている。防御面の行動として使えそうなので、初めて『鉄拳』をプレイするユーザーへの敷居を下げる役割も果たしそうだ。
また、演出面の強化も見て取れた。お互いが“レイジアーツ”発動可能状態のときに、攻撃が相打ちになりぶつかり合う(お互いの攻撃がスカるときあり)直前にスローモーションがかかる演出が追加された。これにより、どちらが勝つのか最後まで分からず、プレイヤーだけではなく観戦者も楽しめる演出となっている。
ラッキークロエ
国籍は秘密、格闘スタイルはフリースタイルダンス。猫耳ヘアバンドに猫の手をイメージした上着を身につけた、ネコ系美少女。彼女は2015年12月、『鉄拳』20周年応援マネージャーに就任したタレントの佐野ひなこがコスプレで扮したことでも知られているキャラクターだ。今回はプレイアブルキャラとして登場したが、佐野ひなこに負けず劣らずのビジュアルに仕上がっていたぞ。
口調は英語と日本語を織り交ぜた調子で、なんとも言えない脱力感と可愛らしさを併せ持っている雰囲気だ。そしてバトル中の動きは軽やかで爽快! まさにフリースタイルダンスといった感じで、頭を下にして足を振り回す連続攻撃など、個性的な攻撃も存在したぞ。
操作感は初心者でも簡単に技が出しやすい感じで扱いやすく、女性プレイヤーにもオススメのキャラクターのようだ。
シャヒーン
国籍はサウジアラビア、格闘スタイルは軍隊式格闘術。服装やイメージはデザイナーのNINNIN氏が原案、サウジアラビアの学生たちが監修を行ったキャラクターだ。プレイアブルはもちろん、画面上で動く彼も本日が初出し。『鉄拳』ファン待望の初登場となったが、画面内で動く彼のビジュアルは国外追放されてもおかしくない程のイケメンだったぞ。
比較的ゆったりとした衣服が動きに合わせて流麗になびくモーションも多く見られた。腰には剣を備えているものの、素手での攻撃がメイン。長い足からくり出される攻撃は力強さを感じたぞ。
■先行稼動間近!
本作は2月18日より一部の店舗にて、オンライン対戦をプレイできる先行稼動が開始される予定だ。稼働店舗については公式サイトに記載されているので参照してほしい。台数や設置店舗の情報は各店舗に確認して、プレイしに行って欲しい。
また、本作から実装される新ゲームシステムの“レイジアーツ”や“パワークラッシュ”についても近日中に情報が加えられるとのことだ。
3D格闘ゲームの最先端を行く『鉄拳7』、本稼動も楽しみだ!