鉄球が地面に埋まってしまうハプニングも
日本一ソフトウェアより2015年3月26日発売予定のプレイステーション4用ソフト『魔界戦記ディスガイア5』について、Web特別映像とテレビCMが本日2月13日より公開された。その撮影現場に潜入したので、リポートをお届けしよう。
Web特別映像の内容は、『魔界戦記ディスガイア5』に登場する“億”を軽く超える“最凶”のダメージ数に着目し、その“ケタ違い”を演出するために、鉄球の破壊力をパンチングマシーンで測定するというものだ。
現場にはそのパンチングマシーンに挑む鉄球が用意された。この鉄球はテレビ番組『ほこ×たて』でも使われたことがあるもので、その重さはなんと5トン。2台の巨大クレーン車を使わないと扱えないという代物だ。
この鉄球を制作したのは、富和鋳造の吉田秀夫工場長。この日は吉田氏の指示により、鉄球が取り扱われることとなった。的(パンチングマシーン)がかなり小さく、また安全性の考慮もあるため、1球の投下までには1時間を優に超える調整が行われていた。
鉄球は地面から8メートルの高さまで吊り上げられた。まずはテストとして、ハリボテに向かって振り子のように鉄球が投下。轟音とともにハリボテはたやすく打ち砕かれた。
ここで思わぬハプニングが発生。直前まで雨が降っていて地面が柔らくなっていたために、鉄球が地面に埋まってしまったのだ。おかげで、スタッフ数人が鉄球を丹念に掃除することに……。
続いては、CMの冒頭部分である“空手家VSパンチングマシーン”のシーンが撮られることになった。ちなみに空手家を演じる男性は、CMのスタッフである一般男性。芸能人を起用しなかったのは、“ふつうの人がパンチングマシーンに立ち向かうからこそ、鉄球の桁違いのダメージが強調されるため”、というのが理由のようだ。
いよいよ本番に向けて、再び綿密な調整が行われた後、吉田工事長の「3、2、1.行けー!」の掛け声とともに鉄球が投下された。その筐体は硬く、頑丈なはずなのだが、鉄球の衝突によりあっけなく粉々になってしまった。それもそのはず、この鉄球の衝撃は、626万キロという途方もない数字を叩き出していたのだ。
山奥で行われた撮影はほぼ丸1日を費やすことになった。当日は地面がぬかるみになっており、スタッフほぼ全員の靴が泥まみれになってしまうことに……。撮影はまさに一発入魂、根気が必要な現場となっていた。
Web特別映像““THE・計測”feat.『魔界戦記ディスガイア5』”では、パンチングマシーンが撃破されてしまう瞬間をスローモーションで観ることができる。なお、テレビCM“桁違いのダメージ”篇は2月14日から全国で順次放送予定。その“最凶”のダメージの迫力を、目撃してほしい。