セガネットワークスはセガに吸収され消滅、セガは“セガゲームス”に名称変更

 セガサミーホールディングスは、2015年2月12日に開催した取締役会において、 グループ内組織再編(完全子会社を当事会社とする会社分割(新設分割)、合併(吸収合併)、および現物出資等の事業再編と一部子会社の名称変更を実施することを決議したことを発表した。

 発表によると、セガサミーホールディングス内のエンタテインメントコンテンツ事業については、
【1】アミューズメント機器事業部門を新設分割し、“株式会社セガ・インタラクティブ”を設立
【2】セガのコーポレート部門等を新設分割し、“株式会社セガホールディングス”を設立
【3】コンシューマ事業部門を中心とするセガを存続会社として、セガネットワークスを吸収合併し、名称を“株式会社セガゲームス”に変更する
【4】セガサミーホールディングスが保有するセガゲームス、セガ・インタラクティブ、セガトイズ、サミーネットワークス、トムス・エンタテインメント、マーザ・アニメーションプラネットの株式をセガホールディングスへ現物出資し、各社をセガホールディングスの完全子会社とする

 といった大幅な再編が、2015年4月1日付けで実施されるという。なおセガゲームスの取締役会長には、現・セガ代表取締役社長 COO 岡村秀樹氏が就任。代表取締役社長を、現・セガネットワークス代表取締役社長 CEO 里見治紀氏が務める。

 以下、リリースより。


グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の名称変更に関するお知らせ

 当社は本日開催の取締役会において、グループ内組織再編(完全子会社を当事会社とする会社分割(新設分割)、合併(吸収合併)、および現物出資等の事業再編)と一部子会社の名称変更を実施することを決議いたしましたので下記の通りお知らせいたします。
なお、本組織再編につきましては、当社完全子会社におけるグループ内組織再編であることから、開示事項および内容を一部省略して記載しております。

1. グループ子会社再編の目的

 当社グループは、中長期的な視点からグループ全体の収益構造を見直すべく「グループ構造改革本部」を平成26年5月9日に設置し、既存の各事業における課題に取り組むと共に、国内外のデジタルゲーム分野やリゾート事業等の新規領域を含む成長分野への経営資源投入を可能とする体制の整備について検討を進めてまいりました。
 その取り組みの一環として、平成26年10月31日に、【1】3事業グループへの再編、【2】収益性の抜本的改善の取り組み、【3】セガ構造改革担当に関する人事の3点を発表し、更には平成27年1月30日、当社子会社である株式会社セガ(以下「セガ」)における構造改革の実施を発表いたしました。

 この度のエンタテインメントコンテンツ事業を中心としたグループ内組織再編は、グループ各社の担当事業領域を明確にするとともに、今後もグループが保有する事業の継続的な見直しを行い、更なる事業再編を進めるために実施するものです。

2. 平成27年4月1日付グループ組織再編の概要

 当社においては、平成26年10月31日に遊技機事業、エンタテインメントコンテンツ事業、リゾート事業の3事業グループへの再編を決定しております。今回決定いたしました子会社再編の概要は以下の通りです。

【1】 エンタテインメントコンテンツ事業

1) セガのアミューズメント機器事業部門(開発・生産部門および一部子会社株式資産を含む)を新設分割し、株式会社セガ・インタラクティブ(以下「セガ・インタラクティブ」)を設立し、当社にセガ・インタラクティブ株式を割り当てる
2) セガのコーポレート部門等(一部子会社株式資産を含む)を新設分割し、株式会社セガホールディングス(以下「セガホールディングス」)を設立し、当社にセガホールディングス株式を割り当てる
3)コンシューマ事業部門(開発・生産部門および一部子会社株式資産を含む)を中心とするセガを存続会社として、株式会社セガネットワークスを吸収合併し、名称を株式会社セガゲームス(以下「セガゲームス」)に変更する
4) 当社が保有するセガゲームス、セガ・インタラクティブ、株式会社セガトイズ、株式会社サミーネットワークス、株式会社トムス・エンタテインメント、マーザ・アニメーションプラネット株式会社の株式をセガホールディングスへ現物出資し、各社をセガホールディングスの完全子会社とする

【2】リゾート事業

 セガのエンタテインメントパーク事業の一部を新設分割し、株式会社セガ・ライブクリエイション(以下「セガ・ライブクリエイション」)を設立、当社にセガ・ライブクリエイション株式を割り当てる