ゲーム翻訳の世界を知りたい人向けイベントが開催

 国際ゲーム開発者協会(IGDA)は、ゲーム翻訳者向けの国際競技会“LocJAM”を、2015年2月22日~3月1日までのあいだ開催することを発表した。また、特別ワークショップが2月15日に開催決定。

 “LocJAM”は、国際ゲーム開発者協会団体(IGDA)のLocalization SIGが開催するインターネット上のゲーム翻訳イベント。5月に優秀作品を発表され、副賞にはゲーム翻訳ベンダーの会社を見学できる権利が与えられる。

22 Feb-1 Mar | LocJAM2 videogame translation contest launch trailer

 以下、リリースより。


プロ・アマ問わずのゲーム翻訳コンテスト“LocJAM”が開催決定 特別ワークショップも開催_01

 昨年実施され、好評を博したゲーム翻訳者向けの国際競技会「LocJAM」が帰ってきました。今年は2月22日から3月1日まで1週間にわたって開催されます。2月15日には都内でワークショップも開催されます。
※参加申し込みは公式サイト(英語)より

 LocJAMは国際ゲーム開発者協会団体(IGDA)のLocalization SIGが開催するインターネット上のゲーム翻訳イベントです。参加者はオープンソースで作成されたフリーの英語版ゲームをベースに、1週間という期限の中で自国語に翻訳していきます。対象言語はフランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・欧州スペイン語・ロシア語・ブラジル向けポルトガル語・南米向けスペイン語の8カ国語で、それぞれプロ部門とアマチュア部門があります。
 応募作品は各国のゲーム翻訳ベンダーによって審査され、5月に優秀作品が発表されます。副賞としてゲーム翻訳ベンダーへの会社見学の権利が進呈されます。詳細は日本語の解説ページをご覧ください。

 ベースとなるゲームについて、前回は「Papers, please」の作者として有名なルーカス・ポープさんが作成した新聞編集ゲームが用いられました。プレイヤーは全体主義国家リパブリアの国営新聞社リパブリア・タイムズの編集長となって、政府の政策に沿う紙面作りを進めていくというものです。ゲーム翻訳者は記事の見出しを原文のテイストをそこなわないように、限られたスペースで翻訳することが求められます。今年のゲームについては実施まで伏せられていますが、同様にゲーム翻訳ならではのユニークな題材になることが期待されます。

 LocJAMにあわせて全世界でゲーム翻訳者向けのワークショップも開催されます。本イベントは特に、「ゲーム翻訳に興味があるけれど、どのように業界にエントリーしたらいいかわからない」人に道筋をつけるものとなっています。英語を勉強していて、語学面からゲーム業界にチャレンジしたいという方がいたら、ぜひご活用ください。

東京ワークショップのお知らせ
 「ゲーム翻訳に挑戦してみたいけど、やり方がよくわからない」、「ゲーム翻訳の世界を知りたい」という人向けに、Localization SIG主催の特別ワークショップが開催されます。ぜひご参加ください。

◆日時:2015年2月15日(日) 14:00時~16:00時
◆会場:高円寺コワーキングスペース こけむさズ
◆会場住所:〒166-0002 3丁目1−9 青田ビル 201
◆参加費用:500円 
◆Facebookイベントページ→こちら

プロ・アマ問わずのゲーム翻訳コンテスト“LocJAM”が開催決定 特別ワークショップも開催_02