国民的、いや世界的パズルアクションに
2015年1月8日に行われたガンホー・オンライン・エンターテイメントの新作発表会にて発表されたニンテンドー3DS用ソフト『PUZZLE & DRAGONS SUPER MARIO BROS. EDITION(パズルアンドドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション)』。発表会に合わせて本作の試遊機が用意されており、実際に触れることができたので、そのインプレッションをお届けする。
マリオの世界でパズドラが楽しめる!
本作は、世界で人気を博する『スーパーマリオブラザーズ』と『パズドラ』のコラボレーションが目玉となる作品で、登場するキャラクターは、マリオやルイージ、クッパなどの『スーパーマリオ』でおなじみの面々だ。ドロップの絵柄もスター(光)、どくキノコ(闇)、ファイアフラワー(火)、ペンギンスーツ(水)、スーパーこのは(木)となっており、隅々まで『マリオ』の世界が感じられる作りになっている。
今回、試遊として用意されていたのは、特別仕様の3コース。イージーは平原コース、ノーマルは地中と水中、ハードは遺跡のようなコースになっており、いずれのコースでも、『スーパーマリオ 3Dランド』のような奥行きのあるコースがしっかりと再現されていたことが印象的だった。そこに、正面を向いた敵キャラクターが登場。基本は2Dの横スクロールアクションである『スーパーマリオ』のキャラクターを正面から見る、というのはかなり新鮮だった。
敵を倒して進んでいくときには、下画面に2Dコースが表示されるほか、音楽や効果音もマリオらしいものばかりとなっている。加えて、コースの分岐点では、『パズドラZ』と同様に、指定された色のドロップを消して進む方向を決めるシステムが採用されていた。このとき、移動には土管を使うなど、細かい部分でも『マリオ』らしい演出が用意されている。
バトルの操作は、従来の『パズル&ドラゴンズ』と変わらず、簡単操作でコンボをつなげていくおもしろさが本作でもそのまま楽しめる。キャラクターが持つスキルは、効果こそ『パズル&ドラゴンズ』のものとあまり違いはなかったが、名称は“スーパージャンプ”や“みどりのこうら”といった具合に、『マリオ』にちなんだものになっている。なお、コンボをたくさんつなげると画面に1UPキノコが表示されることがあるようだ。
見事に融合したふたつの作品
今回は3種類のコースしかプレイできなかったが、随所に『マリオ』らしさが盛り込まれているにも関わらず、『パズル&ドラゴンズ』のおもしろさも損なっていないという印象。まさに、“マリオの世界でパズドラをしている”という雰囲気を存分に味わえる作品になっているだろう。
なお、『パズル&ドラゴンズ』の醍醐味のひとつであるキャラクターの成長や進化については、今回の試遊では触れることができなかったが、このあたりも気になるところ。クリボーが進化してパタクリボーに、そしてデカパタクリボーになったりするのだろうか? クッパJr.が進化してクッパになったりすると、ヒシヒシと成長を感じられそうだが、このあたりがどういうシステムになっているかは、いまのところ不明。まだまだ明らかになっていない部分も多い本作の今後の新情報に期待したい。