アガれば正義! イカサマ上等の脱衣麻雀ゲーム
DMMゲームズでサービスを開始した、PC向けブラウザゲーム『ブラウザ雀士スーチーパイ』。この作品は、1990年代からアーケードや家庭用ゲームで展開された脱衣麻雀ゲーム『アイドル雀士スーチーパイ』の最新作である。
久々のリリースにあたって、シリーズを通してキャラクターデザインを手掛ける漫画家の園田健一氏による新規イラストや、オリジナル版と同じく、かないみかさんらによる新規ボイスが収録されているなど、シリーズファンにはたまらない要素が盛り込まれている。
そんな本作では、これまでのシリーズ作品と同様、さまざまなアイテムによるイカサマの使いかたが生命線となる。それらを含めた、基本的なゲームの流れを紹介しよう。
本作には、おもに3つのゲームモードがある。メインとなるのが、コンピューターが操る多彩な女性雀士と戦いをくり広げていく“クエスト”。そのほかに、“雀力”を消費してほかのプレイヤーと対戦をする“特訓”、専用のチケットかDMMポイントを使って真剣衰弱に挑む“パネルマッチ”だ。まずはメインとなるクエストを見ていこう。
美少女たちを、あの手この手で負かすのだ!
クエストの舞台となるのは、架空の街“神用賀”。この街で、マップ上を歩いているさまざまなキャラクターに勝負を挑み、彼女たち(もちろん、相手は女性しかいないのだ!)を倒して脱がして楽しむのだ。
ちなみに、各キャラクターを演じているのは、主人公のスーチーパイ/御崎恭子を演じる、かないみかさんのほか、吉田小南美さん、矢島晶子さん、西原久美子さんなど、現在も活躍する超有名声優ばかり。『スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメア』(日高のり子さんなど)や、『アイドル雀士スーチーパイ発売5周年 めちゃ限定盤』(白鳥由里さん)といった、知る人ぞ知る作品のキャラクターも当時の声優さんの声で収録されており、20年来の声優ファンなら血の涙を流して喜ぶラインアップとなっている。
勝負の内容は、もちろん麻雀! 一般的な4人打ちや3人打ちではなく、1対1で行う変則マッチとなる。しかしそんな違いは些細なこと。この麻雀は、アイテムを使ってガンガンイカサマをくり出してナンボの超次元の戦いなのである。
シリーズ作品でおなじみの“スーチースティック(リーチをかけると、必ず一発でツモることができる)”や“ハイパーせっかん(相手にロンされても、当たり牌を破壊してなかったことにできる)”、“スペシャル召喚(配牌時、いらない牌を交換できる)”などを駆使して、相手よりも早くアガるのだ。アイテムは、勝利時にごほうびで行うパネルマッチなどで手に入る。
アガると、その点数によって相手にダメージを与えることができ、先に相手のHPをゼロにすれば勝利となる。また、シリーズおなじみの“ご褒美イラスト”も用意されており、本作では相手にダメージを与えるごとに隠された部分が少しずつ解禁されていく仕組みになっている。ゼロにすれば完全開放され、園田健一氏によるちょっとHなイラストが堪能できるぞ。
なお、麻雀パートでは、1回ツモをするごとに“牌力”を1ずつ消費することになる。牌力がなくなると、回復するまで次のツモができなくなってしまうので注意しよう。ちなみに、牌力は6分で1ずつ自然に回復する(※模様替えのベッドを変更することによって短くもなる)ほか、1回ツモするごとに経験値が1加算され、それが一定値溜まると発生するレベルアップやアイテムを使うことでも全回復する。レベルが低いうちは、適当に打っていても自然にレベルアップするので、あまり気にする必要はない。
また、本作ではカードゲームの要素も取り入れられており、パネルマッチなどで手に入れた各キャラクターの“カード”でデッキを組めるようになっている。カードにはそれぞれレア度とHP、攻撃力などが設定されており、デッキにセットしたカードの能力の合計値によって、麻雀で相手に与えたり、受けたりするダメージ量が変わってくる。
さらにシリーズ作品でおなじみの、キャラクターごとのイカサマ技が“スキル”として設定されている。デッキ編成の際は、それらも加味して入れるカードを選ぶといいだろう。各カードは、“カードポイント”を手に入れることでレベルアップしていくが、カードどうしを“合成”したり“進化”させることでもパワーアップさせられる。
ほかにも、クエストには“ミッション”という要素もあり、“○○をデッキに入れて戦う”などの一定の条件を満たすと、ミッションだけの特別な麻雀に挑めるようになる。用意されたミッションをすべてクリアーするとストーリーが進み、新キャラクターが増えるなどの特典が待っている。
多彩なモードも楽しめる
“特訓”では、ほかのプレイヤー(のデッキを使ったコンピューター)と対戦できる。ここでは、最初に一定値の“雀力”(こちらも時間で自然回復する)を払えば、牌力に関係なくいくらでもツモることができるので、よりじっくり遊びたい人にはオススメのモードだ。
もうひとつのメインモード“パネルマッチ”では、ミッションなどで手に入れたチケットやDMMポイントを使って、パネルマッチだけをプレイすることができる。ここでは、さまざまなキャラクターのカードが手に入るようになっているのだ。とくに“パネルマッチ金”では、強力なレアカードが眠っている可能性がかなり高いらしい……!
また、ゲーム中にゲットした“スーチーメダル”は、メダルショップでさまざまなアイテムと交換することができる。中には、オリジナルイラストが手に入る貴重な逸品も!
このトンデモっぷりを愛していた当時のファンとしては、むしろ「まったくの新作になっていたらどうしよう……」と少し不安だったのだが、基本的な部分は変わっておらず、なんだかすごく安心してしまった(笑)。
もちろん、当時を知らないユーザーの人にも肩の力を抜いて楽しめる作品となっているので、ガチな麻雀ゲームと思わず気軽に手を出してみてほしい。