『ストV』はみんなプレイしたくなる作品

『ストV』発表直後、小野Pを独占直撃! お漏らしについても言及?【PSX 2014】_01

 アメリカ・ラスベガスで現地時間12月6日、7日に開催されているPlayStation Experience。本イベントに先駆けて開催された新作発表会で正式にお披露目されたのが、待望のシリーズ最新作となるカプコン『ストリートファイターV』だ。イベントでは、シリーズを統括している小野義徳氏が登壇。同作をプレイステーション4とPC独占でリリースすること、さらには両プラットフォーム間のクロスプレイが実現することなどを明らかに。さらには、リュウと春麗によるプレイ映像も公開した。

 発表会終了後、現地ファンから写真攻めに合っていた小野氏だが、ひと段落したところで、新作『ストV』について直撃! その模様をここでお届けしよう。
  
――『ストV』、正式に発表されましたね!

小野 (ちょっと苦笑いで)まず、最初に、カプコンがお漏らししてしまってごめんなさい! これは、最初に謝らないといけません。PRチームが勢い余って、うっかりしてしまったようです。メディアの皆さんにもご迷惑をおかけしました。

――いえいえ(笑)。ただ、事前に情報が出てしまったことで、小野さんも登壇しにくかったのかなと思ったのですが。

小野 あのお漏らしを受けて、SCEAさんと緊急ミーティングをしました(笑)。今日、リュウと春麗のプレイ映像をお見せしたじゃないですか。じつはあれ、公開する予定、なかったんですよ。

――そうなんですか?

小野 はい。来週のサンフランシスコのカプコンカップ用だったんです。でも、さすがに今回、プレイ映像なしで終わることはできないな、と。そういう判断があって、土壇場で進行プログラムを変えました。

――さすがです(笑)。

小野 来週は来週で、『ストV』の隠しネタをしっかり用意していますから、安心してください(笑)。

――楽しみです! さて、今日、ステージに立って新作を発表されましたが、感想は?

小野 やっぱりいいですね。同じイベント系でも、コミコンの場合は、やはりキャラクターに対するリアクションが大きいんですけど、今日はゲームファンの皆さんが集まっているだけあって、PS4とPCのクロスプレイといった点でも大きなリアクションをいただけました。ユーザーの皆さんに直接新作をお見せして、それに対して反響が得られるというのは、本当にうれしいことです。できれば、このイベントを毎年やってほしいな、と思います。ユーザー参加型のこういうイベントは貴重ですよ。日本でもやってほしいです(笑)。

――確かに、昨日のGameAwards2014からの一連の流れは、とてもいいですよね。さて、PS4とPCのクロスプレイについてですが、これはチャレンジですよね?

小野 はい。これまで、カプコンは別タイトル、別ハードで同様のチャレンジをしていて、チートを始め、いくつか解決すべき問題はあると認識しています。また、プラットフォームをまたいだクロスプレイだけではなく、各ハード限定のマッチング部屋を用意することも考えているので、安心してください。そのうえで、コミュニティーの融合といったチャレンジを進めたいと思っています。

――最後に、『ストV』の特徴、コンセプトについてお聞きしてもいいですか?

小野 そうですね……来週のカプコンカップで、プレイヤブルデモをお披露目すると言ったじゃないですか。それを見ていただければ、最近はプレイしていないけど、昔はやり込んだぜというような方は、みんなプレイしたくなると思います。

――たとえばその昔『ストII』をゲーセンでやり込んだり。

小野 『ストII』、『ストIII』、『ストIV』……シリーズどの作品でも大丈夫です。シリーズを極めた方、やり込んだ方、昔ハマった方は、ぜひ来週を楽しみにしてください。きっとワクワクしてもらえると思います。あ、こういうことがやりたいんだ、ときっとわかってもらえると思います。

――シリーズ全方位、オールレンジ対応といった雰囲気ですね。楽しみにしています!

『ストV』発表直後、小野Pを独占直撃! お漏らしについても言及?【PSX 2014】_02
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