渋谷ヒカリエホールで狩人たちの祭典が開催!
2014年11月16日に東京・渋谷ヒカリエのヒカリエホールで開催された“モンスターハンター フロンティアG 誕生7周年 MHF-G感謝祭2014”。会場内の様子とVS.クエストチャンピオントーナメント、韋駄天杯、運営レポート動画版公開収録といったステージイベントをリポート。
今回も屋台アトラクションがいっぱい
11時の開場前にはすでに長蛇の列ができており、開場1時間ほどですでに入場規制がかかるほどの盛況ぶり。
会場内には、『MHF-G』をテーマにした射的や宝つり、ダーツなどの屋台アトラクションが設けられ、会場限定の景品を手に入れんと多数の人が楽しんでいた。
また、11月19日に実施予定の最新アップデート“G6”で登場する新モンスターの狩猟を先行体験できるコーナーや、12月10日に実装予定のPC用グラフィック向上版“High Grade Edition”の試遊台も置かれ、これまた長い列ができていた。
ほかにも、『モンスターハンター』の世界観をもとに、探検と狩猟をテーマにしたスマートフォン向け探検×ハンティングRPG『モンスターハンター エクスプロア』と、『モンスターハンター フロンティアG』の世界観を引き継いだ、開拓シミュレーションRPG『モンスターハンター メゼポルタ開拓記』の体験コーナーも設けられていた。『モンスターハンター エクスプロア』については、こちらの記事も参照してほしい。
※最大4人のマルチプレイも実装!スマホ向け『モンスターハンター エクスプロア』体験レポ
VS.チャンピオン トーナメント in 感謝祭2014
最初のステージイベントは、『MHF-G』のイベントでは定番化している“VS.クエストチャンピオントーナメントin 感謝祭2014”。これは、ふたりひと組のチームどうしがVS.クエストで争う大会。VS.クエストは、先にモンスターを狩猟したチームの勝ちになるのだが、相手チームを妨害する罠やアイテムが使えるという、一風変わったクエストだ。本大会では、予選を通過した8チームでトーナメントを行う。
決勝トーナメントのクエストはG級モンスターのヒュジキキの討伐で、武具は貸与されたものを用いる。VS.クエストということで、罠で妨害するために支給品を取ったり、支給品を取らずにいち早くモンスターの元へ向かったりと、チームごとに作戦はさまざま。また、おもしろかったのは、貸与防具に“最期ノ閃黒”が付属している点。ヒュジキキは後半になると覚醒して激ツヨになるのだが、このときにうまく“最期ノ閃黒”を発動させて一気に押し切れるかが、勝負のポイントだった。
そして見事、1位に輝いたのはチーム“たけし”のふたり。“たけし”は予選も1位で通過するという偉業を成し遂げた。
最終的な順位は以下の通りだ。
1位 たけし
2位 王直属護衛軍
3位 たまにゃー
4位 人生灰色モード
5位 國士無双
6位 刀心/BLADE-HEART
7位 片手剣好きのフレ募集中
8位 鼬牙†てんが†
韋駄天杯チャンピオントーナメント@PS Vita版
続いては、PS Vita版で初の大会となる“韋駄天杯チャンピオントーナメント@PS Vita版”。こちらもふたりひと組のチーム戦だが、先に狩猟したほうが勝ちとなる純粋なタイムアタックだ。決勝で待ち構えるモンスターは、剛種ガルバダオラ。ハンターを結晶化させる攻撃を多数持つ手強い相手だ。結晶化してしまうとタイムロスにつながるため、いかに攻撃を見極めて避けるかがポイントになる。こちらも予選を突破した8組が決勝トーナメントに進んだ。
印象的だったのは、ほとんどのチームが打属性+斬属性の組み合わせで挑んでいたこと。ハンマー、狩猟笛、穿龍棍の打属性武器で気絶やダウンを奪った回数が、そのままクリアータイムに反映されているという感じ。
優勝したのは“エンジョイ=ダオラ”。決勝は2本先取だが、2本とも驚異的なスピードでガルバダオラを撃破していた。
最終的な順位は以下の通り。
1位 エンジョイ=ダオラ
2位 妖と鎚の帝王
3位 オーパーツ
4位 トカゲのしっぽ
5位 ふらっと田舎ハンター
6位 鷹薔王
7位 きいろミカン
8位 モンスター調査兵団
G1~G5を振り返る“反省の宴”
なにやら物々しい題字とSEとともに、プロデューサー杉浦氏、ディレクター木本氏、帰ってきた宮下氏、運営プロデューサー関野氏ら『MHF-G』チーム主要メンバーに加え、ファミ通 フロンティア通信スタッフのあらじ谷塚がステージに登場。
このコーナーは“反省の宴”と題し、G1からG5までを振り返り、ユーザーからの要望や意見を開発運営陣にぶちまける、という内容だ。
ユーザーの要望・意見が発表されると会場は拍手の渦に。みんなが不満を感じている部分を凝縮させて『MHF-G』チームにぶつけ、いわば公開処刑するという、これまでにない試みとなった。
そして反省の証明として、いわゆる“パイ投げ”で宴を締めくくる。来場者からパイを投げたい人を募ると……かなりの数の挙手と怒号が!
パイまみれのディレクター木本氏は、「みなさんからの意見をしっかり受け止めて、調整が必要なところは調整し、また新たな挑戦もしていきたいと」と語った。
新イラストを手がけたジョン・ジュノ氏が登場
会場には12人のハンターの新規イラストが飾られていたが、このイラストを手がけたジョン・ジュノ氏が会場に駆けつけた。ジョン・ジュノ氏の独特の陰影と空気感を持つ繊細なイラストは、国内外を問わず多くのファンを魅了している。
今回の『MHF-G』のイラストに関しては、「シリーズ作が持つ重厚なイメージを残しながら、リアリズムとデフォルメの融合を実現することが難しかった点であり、またみなさんに見てほしいところです」との感想を述べた。
開発運営レポート(動画版)公開収録
『MHF-G』のアップデート最新情報や開発裏話をお届けするおなじみの“開発運営レポート(動画版)”が、渋谷ヒカリエへ出張して公開収録を行った。
MCは声優の植田佳奈さんで、『MHF-G』チームからは帰ってきた宮下氏と運営プロデューサー関野氏が出演。“G6”の新コンテンツ“天廊遠征録”の天廊武器や、劇場版“魔法少女まどか☆マギカ”とのコラボなどの情報が公開された。
■発表されたおもな内容
・11月19日より、ポボルバルムと特異個体ナナ・テスカトリ配信
・12月17日より、“天廊遠征録”解禁
・天廊武器の最大強化例
・Nの塊で生産できる穿龍棍“カドゥケウス”
・劇場版“魔法少女まどか☆マギカ”とのコラボ決定
・2015年2月に新たな烈種が登場
・“G7”にてハンターに表情実装
こちらで発表された内容については、下記の記事も参照してほしい。
※『MHF-G』感謝祭2014にて劇場版“まどマギ”コラボや“天廊遠征録”など最新情報が発表に!
さらに、宮下氏から今後の『MHF-G』について、“G7”で烈種のさらに上のモンスターの追加、穿龍棍の天&嵐ノ型の追加、ガンランスの強化という3点の構想が語られた。加えて、運営プロデューサー関野氏は弓の上方修正を行うことを公言した。
閉会の挨拶
最後は、杉浦氏、木本氏、宮下氏、関野氏から来場者とファンに向けての挨拶で“『MHF-G』誕生7周年 MHF-G感謝祭2014”は締めくくられた。
関野氏「遠いところからお越しいただいた方もいらっしゃって、本当にうれしいです。また、入場できなかった方もおられたということで誠に申し訳ありませんでした。みなさんのおかげでこういったイベントが開催できました。ありがとうございます。」
宮下氏「直接みなさんとお話できたり、プレイを見たりして、みなさんの熱気を感じることができました。これを持ち帰って、ゲームでお返しをできたら、と思っています」
木本氏「みなさんの意見や要望を今後の『MHF-G』に活かしていきたいです。これからもよろしくお願いします」
杉浦氏「宮下と関野はチームを明るく引っ張っていける人たちです。これからもぜひふたりをご指導いただき、『MHF-G』を愛していただければ幸いです」