Newニンテンドー3DS/3DS LLユーザーの正直な感想は……

 2014年10月11日、待望の新型ゲーム機“Newニンテンドー3DS”、“Newニンテンドー3DS LL”が発売となった。大作『モンスターハンター4G』(以下、『MH4G』)と同日発売という追い風も受けて、発売後2日間での販売台数は、2タイプ合算で23万台を突破。その後も順調に販売台数を伸ばし、11月2日までに46万台以上を販売する大ヒットとなった。すでに多くの人が、Newニンテンドー3DS/3DS LLでのプレイを楽しんでいることだろう。

  そこで、Newニンテンドー3DS/3DS LLを購入した人を対象にアンケートを実施。各種新機能の使い心地や、本機に対する満足度を訊いてみた。まだ購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてほしい。

※本記事は、週刊ファミ通11月27日号(2014年11月13日発売)に掲載された特集記事を編集したものです。
※記事中のデータはすべてファミ通調べのものです。
※アンケートはファミ通.comで実施。実施期間:2014年10月31日~11月3日、有効回答数:311件


【Q1】購入を決意した決め手は?(選択式・複数回答不可)
 多彩な追加機能のうち、もっとも期待を集めたのは“Cスティックの追加”という結果に。『MH4G』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS』で使いたいと答えた人が目立った。“その他”の意見では、「『MH4G』スペシャルパックが欲しかった」(20代/男性)、「全部魅力的。ひとつには決められない」(30代/女性)といった声も。

Newニンテンドー3DS/3DS LL満足度調査――買った&触った人からの意見は? アンケートの集計結果を紹介_03

【Q2】Newニンテンドー3DS/3DS LLの満足度は?(選択式・複数回答不可)
 注目の“満足度”は、「大いに満足している」と「まずまず満足している」を合計すると89.4%。じつに全体の9割近い人が満足しているという、驚異的な結果となった。とくに目立ったのは、「いろいろパワーアップしていて楽しい!」(10代/女性)、「基本的にすべてが強化されている」(20代/男性)など、多彩な強化がまとめて実現されたことによる楽しさ、快適さを評価する声だ。不満と答えた人からは、「従来型と大きな違いがない。専用ソフト待ち」(40代/男性)などの意見が見られた。

Newニンテンドー3DS/3DS LL満足度調査――買った&触った人からの意見は? アンケートの集計結果を紹介_04
Newニンテンドー3DS/3DS LL満足度調査――買った&触った人からの意見は? アンケートの集計結果を紹介_01

【Q3】体験してみてもっとも気に入った機能は?(選択式・複数回答不可)
 この質問では、1位に“3Dブレ防止機能”、2位に“本体性能の向上”と、実際に体験してみないと効果がわかりにくい機能が上位に。【Q1】と比較して、上記の機能を挙げる人が増えていることからも、購入前の予想を上回る好印象を受けたことがうかがえる。「3Dのブレがなくなってとても快適です!」(20代/男性)など、驚きを素直に表現する声が多かった。

【1位】3Dブレ防止機能 33.0%
【2位】本体性能の向上 27.5%
【3位】Cスティック 17.8%
【4位】インターネットブラウザーの強化 5.8%
【5位】きせかえプレート 5.5%

【Q4】注目の新機能について、実際に体験してみた感想は?(それぞれ選択式・複数回答不可)
 主要な追加機能について、使い心地や感触を訊いてみた質問。“3Dブレ防止機能”については、8割以上の人が効果を実感できているようだ。一方、CスティックとZR/ZLボタンについては、意見が大きく分かれる結果に。「CスティックとZR/ZLボタンのおかげで『MH4G』が格段に遊びやすくなりました」(40代/男性)、「Cスティックの操作が思ったよりも難しいです」(20代/女性)など、千差万別な意見が寄せられた。ただしこれらの意見は2014年10月末時点でのもの。操作に慣れていくことで、印象が変化する可能性は大きいだろう。

Newニンテンドー3DS/3DS LL満足度調査――買った&触った人からの意見は? アンケートの集計結果を紹介_05

【Q5】そのほかNewニンテンドー3DS/3DS LLについて感想や意見、要望を教えてください!

スマブラ』が遊びやすくて快適! 後は専用ソフトが出まくればいいな(20代/男性)  3Dブレ防止機能が想像以上に快適。Cスティックも少し触れば違和感なく操作できるようになりました(20代/男性) 思っていた以上にブレない! いままでは3Dをオフで使用することもあったけど、Newではつねにオンです!(20代/男性) 『スマブラ』のスマッシュ攻撃を簡単に出せるようになっただけで、お釣りがくるほど満足です(笑)(30代/女性) 劇的に変わったわけではないが、正統進化はしていると感じました(20代/男性) 3Dブレ防止より、手触り、持ちやすさなど細かい点がよく考えられていることを評価したい(30代/男性) 対応タイトルや専用タイトルがもっと増えていくことを期待しています(40代/男性) 大きなところもですが、細かいところ(HOMEボタンや音量スイッチの位置など)の改善がとてもいいです(40代/男性) 構造上仕方がないとは思うが、ZR/ZLボタンが拡張スライドパッドよりも押しづらいのが残念(30代/男性) もっとCスティックが使えるゲームを増やしてほしい(10代/男性) 悩んだ末、きせかえプレートの魅力に勝てず“Newニンテンドー3DS”を購入しました。どんどん素敵なプレートが発売されるようなので、楽しみが続きそうです(20代/女性) 従来型に慣れすぎていたので、CスティックやZR/ZLをうまく使えるようになるまでに時間がかかりそう(40代/男性) 現段階では大きな差は感じない。専用ソフトに期待しています(20代/男性) ゲームプレイ中にHOMEボタンを押したときの反応がすごく早くなりました。画面切り替えの読み込みも早く、サクサク楽しめます(30代/男性)


【記者の目】
 今回のアンケート調査は、熱心にゲームを遊ぶコアな読者が多い、ファミ通.com上で実施したものだ。また全体の約93%が、従来型ニンテンドー3DSも所持しているユーザーだと回答している。以上の条件から、きびしい目で違いを見極められる人からの回答が中心となっていたことが推測されるが、結果は驚くほどにポジティブなものとなった。一方で、まだ満足していないと答えた人たちの意見は、「対応ソフト、専用ソフトがもっと増えないと何とも言えない」という声に集約される。とくに、対応ソフトは続々と発表されているが、専用ソフトはいまのところ2015年発売予定の『ゼノブレイド』のみ。本体性能が大きく向上していることは、ニンテンドーeショップでのダウンロード速度や、HOMEボタンを押した際の反応などで実感している人が多いだけに、その性能を活かした専用ソフトの登場を待ち焦がれる人が多いのは当然だろう。ゲームメーカー各社が、魅力的な専用ソフトを積極的に開発してくれることを期待したい。