山寺宏一さん&林原めぐみさんが全作品の声にふたりで挑む!?

 
 ドワンゴおよびアニメ制作会社のカラーは、日本アニメーションの可能性を探る共同企画“日本アニメ(ーター)見本市”の第2弾作品、『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』(監督:谷東、3Dディレクター:宮城健)の予告編映像を公開した。

 また、2014年11月10日(月)に放送された解説ニコニコ生放送“日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-”の番組内で、“日本アニメ(ーター)見本市”全作品の声をふたりだけで担当する山寺宏一さん、林原めぐみさんのコメントも公開された。

■“日本アニメ(ーター)見本市”とは?
 “日本アニメ(ーター)見本市”とは、スタジオカラーとドワンゴが贈る短編映像シリーズ企画です。さまざまなディレクター陣による、オリジナル企画・スピンオフ企画・プロモーション映像・MusicPVなど、ジャンルを問わず愛と勢いで創りきる数々のオムニバスアニメーション作品を、毎週金曜日に1話ずつ公開します。本企画を通じて、表現の規制のない“自由な創作の場”を提供し、日本のアニメ制作における企画開発、R&D、人材育成など、この先の映像制作の可能性を探りたいと考えています。
“日本アニメ(ーター)見本市”公式サイト

◇公式iOS、Androidアプリ:日本アニメ(ーター)見本市(無料)
※作品によっては、アプリ内で表示できない可能性がございます。予めご了承ください。

■第2弾作品『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』予告編映像公開

ドワンゴ×カラーの共同企画“日本アニメ(ーター)見本市”第2弾作品『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』の予告編が公開【動画あり】_01

 
 第2弾作品『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』は、谷東監督と3Dディレクター宮城健氏がタッグを組んだフル3DCGアニメーション作品。また、11月17日(月)に放送される解説ニコニコ生放送“日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-”では、谷東氏と宮城健氏が登場し、『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』の制作秘話のほか、3DCGの魅力が語られる。
予告編映像視聴ページ

第2話「HILL CLIMB GIRL」予告編/日本アニメ(ーター)見本市

 
<第2弾タイトル『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』概要>
作品名:ヒルクライムガール
監督:谷東
3Dディレクター:宮城健
:キャラクターデザイン:米山舞
声ノ出演:山寺宏一 林原めぐみ
アニメーション制作:スタジオカラー デジタル部

<解説ニコニコ生放送 番組概要>
番組名:日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-
放送日時:2014年11月17日(月)22時~23時(予定)
視聴ページ
出演者:谷東氏、宮城健氏、氷川竜介氏(アニメ特撮研究家)
放送内容:本放送では『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』上映後、制作スタッフを迎え、制作秘話や込めた想いをうかがいます。

■庵野秀明監督「声の出演はふたりだけでしたい」
 “日本アニメ(ーター)見本市”では、公開される全作品において、登場するキャラクターの”声”を、同企画の立案者である庵野秀明たっての希望により、山寺宏一氏と林原めぐみ氏の2名が担当します。映像作品において、”声”というものがどれだけの役割を担っているか。そういった、”声”の魅力も、日本を代表する声優である山寺宏一氏、林原めぐみ氏の声から感じていただけたら幸いです。

◇株式会社カラー 代表取締役社長 庵野秀明 コメント
「日本アニメ(ーター)見本市は、作品ごとの統一性を一切無用とするオムニバス短編集として企画しています。だがその実現化の際に、映像画面はバラバラでもいいけど声はどうする、という問題がありました。作品ごとに必要なキャストを毎回揃える事態は、スケジュール的にも予算的にもまるで現実的ではないからです。

 そこで即座に思い付いた解決策がキャストを男女ふたりに絞って、すべての登場人物の声を演じてもらうというものでした。その方法で全話をこなしたアニメ番組の成功例もあるから大丈夫、とプロデューサーを説得しました。

 では、具体的に誰に頼むのかとなった際に、瞬時に頭に浮かんだのが、山寺さんと林原さんのおふたりでした。ふたりの名前にプロデューサーも速攻で納得しました。(ちなみに、アニメ版監督不行届のキャストはこれを踏まえて、具申しています)。あれから約1年、次々と完成しつつある作品の声を聞き乍ら、その直感は正しかったと実感しています。やっぱ、巧いです。凄いや、あのふたり!」

◇山寺宏一氏 コメント
「素晴らしい企画! さすがカラーさん! 注目を集めれば、そこから才能あるクリエイターたちが世界に羽ばたいていくことでしょう! えっ? 声はふたり? そりゃ大たいへん有難いし、林原さんとならおもしろいと思うけど、全部ってのは無理があるんじゃない? そのせいで作品の足引っ張ることになりゃしないか? いや、庵野さんがそう言うなら喜んでやらせていただきます」

◇林原めぐみ氏 コメント
「『でた!!』と思いました。そういう役回りかと……。我々は……。光栄です……たぶん。本当に……。壮大なパイロットフィルム制作にお付き合いするということと理解し、キッズアニメも、萌え? も、グラフィックスも、歴史物も、日本のアニメの幅の広さ、奥行き、個々の才能、技術、などなどを、ある意味、即行、世界に発信するにはネットはもってこいですものね。日本のアニメ(スタジオカラー制作の)世界へのプレゼン? と私は理解しました……違う?」