まったく新しい『シャイニング』シリーズ

 2014年11月9日(日)、東京・ベルサール秋葉原にて行われた“発売直前!SEGAカウントダウン体験会”では、『シャイニング・レゾナンス』が初のプレイアブルとして出展された。 本作、『シャイニング・レゾナンス』は、これまでの『シャイニング』シリーズから世界観やキャラクター、ゲームシステムを一新して新たに作られた、いわば“新しい『シャイニング』”となる作品。シリーズ初となるプレイステーション3で描かれた幻想的かつ美麗な世界観を一足先に体験することができたので、そのインプレッションをお届けしよう。

■3つのチャプターから、ひとつを選んで試遊

 今回の出展では、それぞれまったく異なるテイストのフィールドを冒険できる3つのチャプターが体験可能。それぞれの詳細は以下のとおりだ。

『シャイニング・レゾナンス』のプレイインプレッションをお届け! “発売直前!SEGAカウントダウン体験会”で初のプレイアブル出展_01
▲炎を操る“紅蓮槍龍トリシューラ”が待ち受ける。舞台となるゲイルリッツ監獄は、本作のダンジョンの雰囲気を楽しむことができる。
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▲雷を操る“雷戟轟龍グングニル”が待ち受ける。舞台となるオルド砂漠は、オープンワールド的な色合いが強い。
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▲氷を操る“氷蒼鉾龍ゲイボルグ”が待ち受ける。開けた草原から木々が生い茂る森林へと進んでいく、バリエーション豊かなステージだ。

 それぞれのチャプターでのボスとなる3匹のドラゴンは、主人公たちに敵対する“歌巫女”、エクセラに仕える“皇女の三本槍”と呼ばれるもの。今回はトライアル版なので、ユーマたちパーティメンバーが強めに設定されているため苦戦することはないが、その巨大な体躯と豪快な攻撃アクションには圧巻! 製品版ではプレイヤーたちを苦しめてくる、恐るべき敵として立ち塞がってくるだろう。

■気になる操作感をチェック!

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▲チュートリアルを何度も見ながら、実際にプレイしていたところを撮影されてしまいました。

 本作は、3Dで描かれたフィールドを探索しつつ、敵に遭遇すると臨戦態勢に入るアクションを取り、そのままシームレスで戦闘に移行する。探索中の操作と戦闘中の操作の差は、各種攻撃アクションの有無のほかに目立った違いはなく、操作感の違いに悩まされることもなく快適にプレイすることができた。

 戦闘時は、パーティからリーダーに設定したキャラクターを操作することができ、ほかのパーティメンバーはNPCとして自立して行動してくれる。このとき、パーティメンバーに行動の指針となる指示を出すことも可能だ。

 気になる戦闘操作だが、基本は通常攻撃に相当する“アタック”と、強力な一撃を行う“ブレイクアタック”を組み合わせて攻撃を行っていく。このふたつは、さながら弱攻撃と強攻撃といった印象で、これらの攻撃を当てることでMPが溜まり、そのMPを消費することで“フォース技”を使用することができる。“フォース技”は攻撃のみならず、回復行動などキャラクターごとに多数用意されている。これらの使いどころ、使い分けが戦闘では重要なポイントとなるのだ。

 また、“聖印歌”(ルーンソング)も見逃せないポイント。歌巫女であるキリカは“聖印歌”という歌を唄うことによって、パーティメンバーにさまざまな効果をもたらすことができる。このとき、歌に合わせてキリカのコスチュームが変化し、その戦闘中は変化したコスチュームのまま戦うことができる。

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▲赤い着物にコスチュームチェンジしたキリカ。かわいすぎて戦闘どころじゃない!?

 “聖印歌”の使用には、“B.A.N.D”という一風変わったシステムを発動させる必要がある。これは攻撃することで溜まっていく“パーティゲージ”を使用し、バトルメンバーのなかから“センター”を1名選ぶことで、同じ“聖印歌”でも効果が異なるものになる、というもの。限られた試遊時間のなかですべてを試すことはできなかったが、“センター”に選んだキャラをクローズアップした演出が行われるので、好みで選択するのもひとつの楽しみかたとして大いに“アリ”だ。

■新しいゲームシステムと、快適な操作感

 本作は“聖印歌”などの特徴的なシステムを多数導入しているにも関わらず、その操作感は直感的。一見難しそうに見えるシステムに、プレイ前は何度も操作説明を見返してしまったが、実際に操作してみると驚くほどスムースにプレイすることができた。本作のプロデューサーである澤田剛氏も語るように、“これぞ日本のRPG!”と思えるような高いクオリティーを今回の試遊でプレイできる部分からも感じることができた。また、「製品ではシナリオのボリュームも多く、やり込み要素も随所に散りばめられ、腰を据えてプレイできる作品になっている」とのコメントもいただいている。年末は『シャイニング』で過ごすのが、正しい“RPGファン”の姿なのかもしれない。

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▲会場にはコスプレ衣装に身を包んだコンパニオンさんの姿も。『シャイニング』とは関係ないけど、同時出展されていた『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』と『ファンタシーシター ノヴァ』のコンパニオンさんも撮影させていただいたので掲載しちゃいます。