三木さんは高知からとんぼ返り&羽田から直行!

 本日2014年11月2日、東京・ベルサール秋葉原で開催されたイベント“UBIDAY2014”。そのステージイベントの中から、“『アサシン クリード ユニティ』スペシャルステージ”の模様をお届けしよう。また、リポートの最後には、喫茶板東氏による『アサシン クリード ユニティ』と『アサシン クリード ローグ』のミニインプレもあるぞ。

 エレキコミック・今立進さん、能登有沙さん、そして、ユービーアイソフトの辻良尚氏が司会を務めたこのステージ、ゲストの三木眞一郎さんと豊口めぐみさんが登場すると会場からは歓声が上がった。『アサシン クリード ユニティ』の主人公アルノを担当するのが三木さん、その幼なじみのエリスを担当するのが豊口さんだ。

 まずは辻氏から、三木さんと豊口さんに『アサシン クリード ユニティ』のオファーを受けたときの感想を聞くことに。三木さんは、当初『アサシン クリード』の存在を知らなかったが、いろいろと調べていくうちに俄然興味が湧き、オファーを受けることになったそうだ。スケジュールのやりくりがかなりたいへんだったらしく、まるでパズルのごとくスケジュールを調整して収録に臨んだとのこと。収録は1回目の収録、追加収録、そしてリテイクという3工程で行われたが、辻氏曰く「三木さんのスケジュールの調整がなかなかつかず、担当がかなり焦っていた」そうだ。一方の豊口さんは『アサシン クリード』の存在は知っていて、オファーに対し、とても光栄だったと話した。

来場者へのスペシャルプレゼントは三木眞一郎さん&豊口めぐみさんの生アテレコ! 『アサシン クリード ユニティ』スペシャルステージリポート【UBIDAY2014】_05
来場者へのスペシャルプレゼントは三木眞一郎さん&豊口めぐみさんの生アテレコ! 『アサシン クリード ユニティ』スペシャルステージリポート【UBIDAY2014】_06

声優業はプロの仕事だと再確認

 つぎは、今回の収録で苦労したことや、収録時のエピソードについて。
 今回の収録は、映像などを見ながらではなく、“波形”を見ながら行ったとのこと。この“波形”というのは、セリフごとの音の波形のことで、別に用意されたモニターを見ながら行われたのだという。どういうものかというと、最初に英語のセリフの波形が流れ、少し間を置いてから、再度同じ波形が流れる。演者は、最初の波形でタイミングや長さの感覚をつかみ、2回目の波形に合わせて発生するという、じつに難度の高そうなスタイル。実際、三木さんクラスでもこういった方法で収録したのは3回目だそうだ。この収録方法は尺を合わせるのが重要だそうで、「最後に音がこぼれると、向こう(※海外の開発側)で最後の音をカットしてしまう」(三木さん)らしいのだ。これには、同じ声優の能登さんも感心していたのが印象的だった。
 また、辻氏からはキャストが発表された後の反響がとてもよかったという報告があり、三木さんと豊口さんはホッとしていた。「些細な書き込みでも傷つくんですよ」と三木さんは笑った。

 続いて、先日公開された日本語音声が入ったストーリートレーラーが流された。ゲームのアテレコは個別で行われることが多く、本作も例に漏れない。トレーラーを見ての感想は、三木さんが「(ナポレオン役の高橋)広樹君はカッコいいよね」、豊口さんが「(マルキ・ド・サド役の)藤原啓治さんは自由でいいなぁ(笑)」というもの。収録が別々なので、こうしてトレーラーなどで初めてほかの演者の演技を聞くことも多いようだ。このトレーラーの完成度に感激していたふたりは、「この映像が実際にゲームとして動くのだからすごい」と口をそろえた。

 本作の舞台は、フランス革命時のパリ。じつは三木さんはいままでに3度もパリを訪れているそうで、ノートルダム寺院やベルサイユにも行ったことがあるそうだ。ゲームに登場する、それら名所旧跡に不思議な感覚を覚えたといい、またパリへと行きたいと話した。辻氏が「じゃあ、記念ツアーをやって、おふたりにガイドで行ってもらうのはどうでしょう?」という発言のノリノリで応じる三木さん。しかし、もし本当にそんなツアーが実現したら、すごいことになりそうだ。ちなみに豊口さんはヨーロッパへの渡航経験はないとのこと。

来場者へのスペシャルプレゼントは三木眞一郎さん&豊口めぐみさんの生アテレコ! 『アサシン クリード ユニティ』スペシャルステージリポート【UBIDAY2014】_08
来場者へのスペシャルプレゼントは三木眞一郎さん&豊口めぐみさんの生アテレコ! 『アサシン クリード ユニティ』スペシャルステージリポート【UBIDAY2014】_07

『アサシン クリード ユニティ』ストーリートレーラー