目玉タイトル不在だった第2四半期。『MH4G』効果は第3四半期から
2014年10月29日、カプコンは、平成27年3月期 第2四半期決算短信を発表。それによると、前年同期に大ヒットした『モンスターハンター4』(ニンテンドー3DS用ソフト)の反動減などもあって、売上高259億1700万円(前年同期比51.3%減)、営業利益43億8300万円(前年同期比41.6%減)、経常利益45億4000万円(前年同期比44.6%減)、四半期純利益29億7300万円(前年同期比39.9%減)と減収減益となった。
デジタルコンテンツ事業は、『ウルトラストリートファイターIV』や『逆転裁判123 成歩堂セレクション』が底堅い売行きを示したほか、前期にミリオンセラーを達成した『デッドライジング3』も続伸。
オンラインゲームの『モンスターハンター フロンティアG』シリーズは健闘。モバイルコンテンツについては『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』など、一部を除いてヒット作には恵まれなかったが、収益構造の見直しが奏功したことにより採算性は向上したとのこと。
しかしながら、「ダウンロードによる販売拡大の下支えがありましたものの、当該期間のラインナップは有力ソフトが不十分だったことにより、全般的に小型タイトルやリピート販売が大半を占めた」(決算短信より)ため、『モンスターハンター 4』の反動減を穴埋めするまでには至らず。
10月11日発売の『モンスターハンター4G』の売上が反映される第3四半期決算短信に注目したい。