プロデューサー陣に堀井雄二氏も登場!
2014年10月28日の16時より配信されたWeb番組“ドラゴンクエストヒーローズTV”特報版。ここでは、プレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』(以下、『DQヒーローズ』)の発売日や価格、キャストなど、衝撃的な新情報がたくさん公開されました。
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その詳細は上記の記事で確認していただくとして、ここでは“ドラゴンクエストヒーローズTV”特報版の会場となった東京・六本木のニコファーレから見た番組の模様をリポートしていきましょう!
おなじみのファンファーレが流れ、MCを務めるお笑いコンビ・麒麟の川島明さんと、本作のプロデューサーである青海亮太氏(スクウェア・エニックス)、同じくプロデューサーの小笠原賢一氏(コーエーテクモゲームス)が登場して番組はスタート。「(緊張で)手が震えていますよ」と川島さんからつっこまれた青海氏は「手が震えるほどの情報があるんです」と見事に返す!
まずは、いままで発表された情報のおさらい。『無双』シリーズや『討鬼伝』シリーズを手掛けたコーエーテクモゲームスのω-Forceとスクウェア・エニックスが、がっつりと組んで開発を進めていること。主人公のアクトの声を松坂桃李さんが、メーアを桐谷美玲さんが演じること(週刊ファミ通2014年10月30日発売号では、おふたりのインタビューを掲載しています!)、さらに『DQ』シリーズのキャラクターが本作にも登場することなどが紹介されました。
そして本日のスペシャルゲストとして、『DQ』の生みの親であり、本作のゼネラルプロデューサーを務める堀井雄二氏が登場! 松坂さんと桐谷さんのアフレコ現場で堀井氏が直々に演技指導をしている貴重な映像などが公開されました。堀井氏はアフレコに立ち会ったのはほぼ初めてで、役者さんの息遣いなどでアニメーションがよりリアルになる過程を見て、感激されたそうです。ちなみに主人公の声が一部公開されましたが、冷静なアクトと勝気なメーアにピッタリでしたよ。
さらに、ここでサプライズ。参戦が明らかになっているアリーナの声を、中川翔子さんが務めることが発表され、ご本人もアリーナのコスチュームを着て登場! 堀井氏から直接「アリーナ役をやってほしい」とのメールをもらい、すぐに決めたという中川さん。「ファンクラブの会報誌にイラストを送ったこともある」、「いままでリリースされた『DQIV 導かれし者たち』をすべてプレイし直して、セリフを書き出して練習した」と、『DQ』愛に満ち溢れたトークが止まらない! ほかの登場キャラクターの豪華キャストも発表され、中川さんは「(クリフトの)ザラキを緑川光さんの声で聞けるんですね!」と大興奮(笑)。アドリブも飛び出したキャスト陣の演技に合わせて、ゲームのキャラクターの表情を変えるなど、まさにアフレコ現場では「その場で開発が進んでいる感じ」(青海氏)だった模様。堀井氏がシナリオを監修しているだけあって、呪文や特技の正しい発音(“ぱふぱふ”も!)が本作で判明するのは、けっこうな事件ではないでしょうか。
●ギリギリ回答連発!? 開発陣が疑問に答える!
続く『DQヒーローズ』の疑問点に開発陣が答えるコーナーでは、本作のディレクターを務める庄和彦氏(コーエーテクモゲームス)が急遽登壇。
「収録した技名やじゅもんボイスは、ゲーム内に実装されるの?」という中川さんからの質問に対する回答を、本日の午前にあがったばかりの最新ROMによる実機プレイで見せてくれました。“コートルダ”という町を目指して進むステージで、アリーナがメイン、サポートにクリフトという組み合わせでバトルスタート。“ばくれつけん”や“ぶんしんけん”など、アリーナならではの格闘攻撃で、迫るモンスターの大群を蹴散らす様は、見ているだけで爽快! ゴーレム戦では、フィールド上の壺を壊して“ふしぎなタンバリン”を入手したアリーナがスーパーハイテンション状態に! そのまま『DQモンスターバトルロードII』のアリーナが使うSP技“閃光烈火拳”でフィニッシュ! ド派手な演出はもちろん、カンタンな操作で爽快なコンボアクションが楽しめることを証明してくれました。
さらに“キャラクターの切り換え”も実機で見せてくれるという大盤振る舞い! パーティはメーア、アリーナ、クリフト、テリーという布陣。対するは、キラーマシン。キラーマシンの弱点は“デイン”で、まずはメーアがデインを発動して動きを止めます。そこにアリーナが近接攻撃でコンボを叩き込む。テリーもすばやい剣戟でダメージを与えます。クリフトもスクルトでパーティメンバーの守備力をアップ。この一連の行動を、これまたカンタンな操作でメンバーを切り換えながら戦う模様が確認できました。倒れたアリーナをクリフトが“せかいじゅのは”で復活させるファン泣かせのシーンも見られて、役割を切り換えながらパーティで戦う『DQ』ならではのバトルを、アクションゲームにきちんと昇華している印象を受けました!
最後に誰もが気になる「歴代の主人公は登場するのか?」という疑問。これには、堀井氏みずから「出ません」と明言されました。理由は「『DQ』の主人公はプレイヤー自身だから」。その代わりに、アクトとメーアが歴代主人公のコスチュームに着替えて戦えるようになっています。ちなみに、“あぶないみずぎ”は「本気で検討します」(青海氏)とのこと! 歴代のボスモンスターに関しては、「どのように出るのかは検討中ですが、考えています」(小笠原氏)と回答されたので、続報を待ちましょう。
●急遽予約スタートで視聴者も大騒ぎ!
2015年2月26日という発売日と価格が発表され、会場の温度も視聴者のコメントも一気にヒートアップ。ちなみに、プレイステーション4版のフレームレートは60fps基準、プレイステーション3版は30fps基準とのことですが、もちろんボリュームは変わりません。さらに“プレイステーション4 ドラゴンクエスト メタルスライム エディション”が12月11日発売という一報が明かされたところで、堀井氏が「(2014年10月28日18時から予約開始だったが)いまから予約できないの?」とひと言。そして、なんと現場にいたソニー関係者の対応でフライング予約が実現してしまったのだ。台数は300台。堀井氏の「スタート!」の掛け声とともに、ソニーストアで急遽予約が始まり、視聴者のコメントもたいへんなことに。番組を見ていた人は驚いたことでしょう(笑)。
たくさんの新情報が飛び出した本番組。「お見せできなかった情報は公式サイトで発表していきます」(青海氏)、「開発期間目いっぱい、『DQ』を追求していきます」(小笠原氏)、「皆さんの期待に応えます」(堀井氏)と、力強いコメントで幕を閉じました。ますます盛り上がっていく『DQヒーローズ』、この波に皆さんも乗り遅れないように! ちなみに、急遽始まったソニーストアでの予約ですが、10分も持たずに完売したそうですよ!