シリーズの楽曲をオーケストラで演奏
ディースリー・パブリッシャーは、2015年1月10日(土)に開催する“Vitaminシリーズ プレミアムオーケストラ2015”について、出演者情報を公開した。
本イベントは、『VitaminX』、『VitaminZ』、『VitaminR』の楽曲を演奏するクラシックコンサート。当日は、3タイトルの主題歌やゲームBGMなど、シリーズの楽曲がオーケストラで演奏される。ゲームとはひと味違った音色に朗読をリンクさせながら、しっとりと、ときに楽しく『Vitamin』の音楽が楽しめる。今回、2015年1月10日(土)に東京・府中の府中の森芸術劇場 どりーむホールでの開催が決定し、“Vitaminアニキ”ことMark Ishikawa氏がオーケストラをプロデュースする。
本イベントに、『VitaminZ』成宮天十郎役・KENNさん、『VitaminZ』不破千聖役・前野智昭さんの出演が決定。ふたりが朗読する朗読ドラマのプロローグが公開された。
■イベント概要
◆公演名:Vitaminシリーズプレミアムオーケストラ2015
※本公演のCD化、DVD化は予定しておりません。
◆上演日時:2015年1月10日(土)
・昼の部:開場13:30/開演14:30/終演16:15予定
・夜の部:開場17:00/開演18:00/終演19:45予定
◆会場:東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール(東京都府中市浅間町1-2)
◆料金:1階席7800円[税込]/2階席7300円[税込]
◆主催:ディースリー・パブリッシャー
◆制作:タブリエ・コミュニケーションズ
◆Vitamin VISAカード会員第0次先行抽選販売(Vカード決済のみ)
・先行抽選受付期間:2014年11月4日(火)10:00~11月10日(月)22:00
・当落通知日:2014年11月13日(木)中
◆モバイルサイト“こちら胸キュン乙女”先行申込
・抽選受付期間:2014年11月13日(木)10:00~11月21日(金)18:00
・当落通知日(抽選日):2014年11月27日(木)中
・当選チケット支払&引取:2014年11月27日(木)当選通知後~12月4日(木)22:00
※セブン-イレブン支払&引取の場合は、2014年12月3日(水)22:00まで
◆公演に関するお問い合わせ:TLCユーザーサポート(TEL:03-5358-1301/平日11:00~18:00)
※車椅子でご来場の方は、事前にお申し出ください。
※イベント特設サイトはこちら
■出演者情報(敬称略)
◆出演:KENN(『VitaminZ』成宮天十郎役)、前野智昭(『VitaminZ』不破千聖役)
◆昼の部ドラマ
※音声のみの出演となります。公演当日の登壇はございません。
<『VitaminZ』より>
多智花八雲(声:代永翼)
嶺アラタ(声:森久保祥太郎)
方丈慧(声:入野自由)
方丈那智(声:野島健児)
真壁翼(声:鈴木達央)
草薙一(声:小野大輔)
斑目瑞希(声:菅沼久義)
<『VitaminRより』>
ジャン・F・ヴァロー(声:鳥海浩輔)
赤桐瑛太(声:岸尾だいすけ)
朝比奈司(声:吉野裕行)
◆夜の部ドラマ
※音声のみの出演となります公演当日の登壇はございません。
<『VitaminZ』より>
多智花八雲(声:代永翼)
嶺アラタ(声:森久保祥太郎)
方丈慧(声:入野自由)
方丈那智(声:野島健児)
七瀬瞬(声:鳥海浩輔)
仙道清春(声:吉野裕行)
風門寺悟郎(声:岸尾だいすけ)
<『VitaminR』より>
藤重一真(声:鈴木達央)
望月玲央(声:小野大輔)
灰羽カオル(声:菅沼久義)
◆演奏
門脇大輔ストリングス
川上鉄平(Trumpet)
石戸谷斉(Trombone)
上杉雄一(Sax)
AYAKI(Piano)
そうる透(Drums)
田中良輔(Bass)
磯江俊道(Keyboard)
Mark Ishikawa(Guitar)ほか
■プロローグ
舞台は冬の聖帝学園――。
成宮天十郎は走っていた。
厳しい寒さが肌を刺す1月。
正月が明けたばかりの1月。
そして、18歳になったばかりの1月。
額にはうっすらと汗を浮かべて。
天十郎「ていへんだぁ~、ていへんだぁ~!! せ、先生が~!!」
皆が振り返るも、天十郎は足を止めない。
かれこれ30分は学園内を走り回っている。
千聖「フンッ!」
バシーーーーーーーッン!!!
天十郎「いってえええーーー!!!」
何かが彼を直撃した。
天十郎「お~、いってぇなぁ。おい千!!なにしやがるんでぃ!!」
不破千聖は折れ曲がった巨大なハリセンを手で直している。
千聖「さっきから何度も声をかけてるのにお前が止まらないからだ」
天十郎「えっ?マジか、ちっとも気づかなかったぜ。
そりゃ悪かったな!俺様、いま、忙しくってよ~」
千聖「いったい何の騒ぎだ?」
天十郎「今日は聖帝舞踏会をやるんでぃ!! なのに先生がどっこにもいねえんだ!!」
千聖「聖帝舞踏祭ならば年末にやっただろうが」
天十郎「ちげーよ、千も行きゃ分かるって! それより先生を一緒に捜してくんねえか!」
千聖「それは別に構わんが」
天十郎「よし、じゃああっち行くぞ!!」
千聖「あ、ああ」
千聖の返事を聞く間も無く、天十郎は駆け出して行った。
千聖「ふぅ、やれやれだな。仕方がない、付き合うとするか」
そう呟くと、千聖ゆっくりと足を踏み出した。
――ナレーション
果たして先生はどこに消えてしまったのか。
二人は無事に聖帝舞踏会を迎えることができるのか。
頑張れ成宮天十郎! 頑張れ不破千聖!
卒業を控えた二人がこのあとも走り続けるハメになることはまだ、知る由もなかった。