電撃文庫のオールスターによる格ゲー、家庭用版を体験!
2014年10月18日、東京秋葉原の“ソフマップ秋葉原アミューズメント館”にて、セガの新作対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』(プレイステーション3、PS Vita対応)の店頭体験会が開催された。多くのファンが詰め掛けたその様子をリポートする。
ライトノベルレーベル“電撃文庫”のキャラクターがオールスターで出演する話題の対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』。2014年11月18日のプレイステーション3、PS Vita版の発売日まであと約1ヵ月となり、全国の主要都市で開催される店頭体験会がいよいよスタートを切った! この日は体験会の最初の週で、熊本、大阪、東京の3ヵ所で開催されていた。ここではそのひとつ、東京の会場“ソフマップ秋葉原アミューズメント館”での様子をお届けしよう。
すがすがしい秋空のもと、週末の秋葉原とあって店頭では開場前からファンが大勢詰め掛けていた。午前11時の開店とともにイベントが開始。試遊スペースにはプレイステーション3版、PS Vita版それぞれ2台が用意されており、お気に入りのキャラクターの技やセリフを楽しみながらプレイを楽しんでいた。
2014年3月に稼働を開始したアーケード版からは、キャラクターどうしの掛け合いの強化もされていることから、会話シーンの文章やボイスをじっくりチェックして楽しんでいる人も。セガのスタッフに尋ねてみたところ、家庭用版では一部キャラクターのアニメーション演出がよりマニアックに強化されていたり、エフェクト部分もパワーアップしているとのこと。来週以降、体験会に参加する人はこのあたりも注目してみてはどうだろうか?(今後の開催予定会場と日時は記事末をチェック!)
野中竜太郎プロデューサー&寺田貴治ディレクター ミニインタビュー
会場には、野中竜太郎プロデューサーと寺田貴治ディレクターも来場していた。両氏のミニインタビューの機会をいただくことができた。発売がいよいよ近づく本作の楽しみどころをおうかがいした。
――まず、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』家庭用の注目ポイントを教えてください。
野中竜太郎プロデューサー(以下、野中) アーケード版はゲームセンターで楽しむものとあって対戦をメインにして制作しましたが、家庭用版ではキャラクターという面を重視して“やり込み要素”やゲーム進行に応じて開放される“お楽しみ要素”を付け加えています。電撃文庫キャラクターのファンの方も、気軽に手に取って楽しんでいただけるような作りになっていますよ。
寺田貴治ディレクター(以下、寺田) 具体的にはキャラクターどうしの(作品世界を超えた)生の掛け合いが楽しめる“ドリームデュエルモード”や、プレイで得たポイントでできる“カスタマイズ”や“スペシャル”という部分ですね。バトルだけではなく、キャラクターも楽しめることが家庭用の大きなポイントとなります。もちろん、キャラクターのさまざま表情やカットインビジュアルが楽しめる“ギャラリーモード”や、ボイスやサウンドがじっくり聴けるモードもありますよ!
野中 先日もイベントで試遊台を置いたのですが、ゲームセンターのファンとは違う、原作ファンの方がデモをスキップせずに掛け合いも楽しみながら遊んでくれたのが印象的でした。家庭用ではじっくり遊びたいという方が多いでしょうから、そんなニーズにはしっかり応えていますよ。
寺田 たとえば、キリトとアスナが会話するのはファンならある程度想像できても、平和島静雄と湊智花の会話はまるで検討もつきませんよね(笑)。そういうシーンも見どころです。
――家庭用ではさらに会話シーンも増えて、文章量はすごいことになっているんじゃないですか?(笑)。
寺田 僕の作業も確かに多かったのですが、もっともたいへんだったのは監修をお願いした電撃文庫編集部さんだったんじゃないでしょうか?(笑) すべてのセリフを原作の先生がたにチェック依頼して修正部をまとめてくださりましたから。すべてをひとつにするとちょっとした文庫一冊分はありそうな勢いでした!
野中 そして、声優の皆さんもたいへんがんばってくださりました。家庭用で新たに追加されたセリフを収録するために、再び集まっていただいたのです。
寺田 主役級でご活躍されている著名な声優さんばかりですからスケジュールをあわせるのがたいへんでしたが、開発進行とすり合わせてギリギリというところで何とか家庭用だけのための収録をお願いしました。
野中 とくに原作で出会うはずのないキャラクターとの会話では、役作りに苦労されるのでは? と思っていたのですが、皆さんすぐに意図を汲んでくださりバッチリ収録できましたよ!
寺田 これは収録時のこぼれ話なんですが、逢坂大河がとても好きという声優さんがいらっしゃって「まさか、自分が大河と掛け合いができるなんて、夢のようだ」と語ってくれたこともありましたね。
――本当にオールスターらしいゲームになっていますね。
野中 普通のゲームではあまりないようなことが、作者、イラストレーター、声優の方がたのご協力のもと実現できました。
寺田 本当にご協力をいただいた皆さんにはリスペクトの思いばかりです。そのような気持ちもあって、ゲームの中では、カスタマイズで作者、イラストレーター、声優の皆さんのサインを各キャラクターにつけられるようになっています。
――ゲーム部分について、アーケード版とキャラクターの技性能やシステム挙動の違いはありますか?
寺田 違いはありません。ゲームセンターでこれまで遊んでくださった方も大勢いらっしゃいますので、いままで培ったテクニックでしっかり楽しめるようにしています。逆に家庭用で鍛えた後に、アーケードでも同じ感覚で対戦が楽しめますよ。ただ、性能とは関係ない部分でアニメパターンのちょっとした変更を加えています。例を挙げると平和島静雄がダッシュするアニメなどですね。
――発売まで、約1ヵ月となりました。
野中 アーケード版の稼働が今年の3月。その前のロケテストから数えると1年が経過していて、僕らとしては家庭用発売でゴール目前のという状況です。でも、プレイヤーの皆さんはここからがスタート。家庭用のプレイヤーさんの声がいまから楽しみです。発売日までは、ぜひ体験会会場でキャラクターを自ら動かせる楽しさを体験してみてください!
“『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』 店頭体験会”開催スケジュール
・10月25日(土)
10:00~18:00 ビックカメラ有楽町店(東京都千代田区有楽町1-11-1)
・11月1日(土)
12:00~18:00 ソフマップなんば店ザウルス1(大阪市浪速区日本橋3-6-18)
・11月8日(土)
11:00~18:00 フタバ図書TERA福岡東店(福岡県糟屋郡粕屋町酒殿字老ノ木192-1-2001イオンモール福岡1F)
・11月15日(土)
11:00~18:00 ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館(東京都豊島区東池袋1-41-1)
【ご注意】
※今回の体験会では家庭版での追加キャラクターを使用する事は出来ません。
※各開催場所への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
※来場者多数の場合は整理券の配布や入場を制限させていただく可能性があります。
※開催時間前からの座り込みや場所取りはご遠慮ください。
※イベントの内容、開催時間、配布物、配布方法は予告なく変更になる場合があります。※配布物は数に限りがございます。なくなり次第終了となります。
※初出時、情報に誤りがあり、該当箇所を修正しました。関係各位、および読者の皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。(20日、15:15)