差し替え用ファイルの公開は11月中を予定

プロ翻訳者による公認ファン翻訳プロジェクトふたたび! 霊視探偵が消えた少年を追う『The Vanishing of Ethan Carter』の日本語化が始動_01
▲インストールファイルにフォントを足したりテキストを書き換えたりすると日本語を表示できる(これは記者が発売当時にテストしたもの)。

 凝ったストーリーテリングや美しいグラフィックなどが高い評価を受けている、The Astronautsのアドベンチャーゲーム『The Vanishing of Ethan Carter』。本作のPC版の日本語化プロジェクトが、開発チーム公認のもと、プロ翻訳者によって行われることが判明した。

 翻訳を手掛けるのは、以前ご紹介したGone Home』の有志翻訳(伊東龍氏との共同)を行った武藤陽生氏と、今年6月に行われた国際的なゲーム翻訳コンテストLocJAM 2014でプロ部門の優秀作のひとつに選ばれた福嶋美絵子氏。武藤氏がユーザーインターフェースとセリフなどのダイアログを、福嶋氏がゲーム中に登場するジャーナル(新聞やメモなど)の翻訳を担当するとのこと。成果物はファン翻訳として無償公開される予定で、時期については「遅くとも11月いっぱいには公開できれば」としている。

 ファミ通.comでもすでに紹介している通り、フィクションのトリックが張り巡らされたストーリー重視の作品を、実際にプロとして活躍する人が練った訳で楽しめるというのはありがたい限り。公開を期待して待ちたい。