日本には鳩学校ゲーがあるが、アメリカにだってイルカ学校ゲーがある。
先週アメリカのロサンゼルス近郊の街カルバーシティで行われたインディーゲームイベント“Indiecade”の出展タイトルから、Sunken Placesが開発中の『Classroom Aquatic』を紹介する。
『Classroom Aquatic』はVRヘッドマウントディスプレイOculus Riftに対応した“ステルスクイズゲーム”だ(Oculus Riftなしでもプレイは可能だが、着用を推奨したい)。
本作でプレイヤーは、何の因果か、交換留学生としてイルカの学校に転入することに。もちろん日々のテストがあるわけだが、出題されるのは、「ものすごい博識なら解けるかもしれないけど無理だと思うよ」(開発チーム談)という難問ばかり。
イルカがどんな意図でそんなカリキュラムを組んでいるのか想像もつかないが、とにかくフツーの人間にわかるわけもない。そこで人類の叡智を使い、先生(イルカ)や同級生(イルカ)の目を盗んで、カンニングをして切り抜けるのだ!
日本が誇る鳩だらけの乙女ゲームを思わず思いだすぶっ飛んだ設定に加えて、「カンニングが目的」という趣旨もなかなかキちゃってる本作、そのバカバカしさに会場でも人気を集めていた。プラットフォームはPCで、公式サイトでデモが公開されているほか、本編も15ドルにて予約受付中(DRMフリー版とSteamキー双方が付属)。
そして実は本作、日本語化計画も進行中だ。先日都内で行われた有志によるイベント“第1回ゲーム翻訳JAM”の対象作品として選ばれており、参加したプロのゲーム翻訳者による成果物がすでに存在するのだが、Sunken Placesに聞いたところ、ここから公式採用を行い、デモに日本語ローカライズとして収録する予定だというのだ。コンテンツが増える製品版でも同様になるかはわからないが、ひとまず日本から海中へと転校してみてはいかがだろうか?