PlayStation用コントローラーはLONG LIFE DESIGN賞を受賞

 2014年10月1日、2014年度グッドデザイン賞受賞結果が発表され、プレイステーション4とプレイステーション Vita TVがグッドデザイン賞を受賞。グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度で、受賞したデザインには“Gマーク”をつけることが認められる。また、歴代プレイステーションコントローラは、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した。

 グッドデザイン賞の公式サイトで公開されている審査委員の評価は以下のとおり(ロングライフデザイン賞は審査委員の評価は公表されていない)。

GOOD DESIGN賞――プレイステーション4

審査委員の評価
 ゲーム機から新しいプラットフォームとなったPS4のシステムは、使い方そのものが新たなメディアのデザインである。本体はネットワークと繋がり各種デバイスとのシームレスな関係を築き新たなエンターテイメントを生んでいる。複雑な情報処理システムを内包する本体機構はかなり複雑な構成がなされ、特に熱処理を解決した独特の構造が形となりPS4本体のデザインの原形になっている。彼らにしか作る事の出来ない機能美である。PS2から引き継ぐデザイン性は徹底して考えられた機構と外装の一体感で独自のブランド感が生み出されて来た。ワイヤレスコントローラーも含めPS4に関わる全ての独創的な技術を尊重し、ブランドを継承したきめ細かいデザインの集合体がPlayStationの世界を築いている。

プレイステーション4とプレイステーション Vita TVがグッドデザイン賞を受賞_01

GOOD DESIGN賞――プレイステーション Vita TV

審査委員の評価
 コントローラーより小さくて薄いささやかな存在感の本体。ゲームやビデオ、PS4のリモートプレイやインターネット、メール、音楽、写真、電子書籍、カラオケなどのコンテンツなど、様々なサービスを楽しめる機能がたくさん詰まった製品でありながら、手のひらに収まってしまうほどにコンパクトで目立たない筐体で設計されており、それによってコントローラーとTVモニターだけが存在しているようなシンプルでクリアな構図をユーザーに提供している。小型・軽量化だけに注力せず成型方法や素材の選定、エッジの処理からカラーリングまで細かな配慮を重ねられており、どんな環境にとけ込むような精緻で静かな佇まいの製品である。

プレイステーション4とプレイステーション Vita TVがグッドデザイン賞を受賞_03

LONG LIFE DESIGN賞――PlayStation用コントローラー

 ※審査委員の評価は公表されていません。

プレイステーション4とプレイステーション Vita TVがグッドデザイン賞を受賞_02

 なお、プレイステーション4とプレイステーション Vita TVは、2014年10月31日から同年11月4日まで、東京ミッドタウンにて開催される受賞展“グッドデザインエキシビション2014(G展)”に、PlayStationコントローラーは同期間に渋谷ヒカリエで開催される“ロングライフデザインエキシビション2014(G展)”に出展される。