“ニコニコ自作ゲームフェス4”の投稿作品を有名実況者が生実況
2014年9月21日、千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ 2014のニコニコブースで、ゲーム実況イベント“自作ゲームフェスステージ2”が開催された。このイベントは、現在応募受け付け中の“ニコニコ自作ゲームフェス4”（⇒くわしくはこちら）に投稿された作品の中から、3作品をピックアップして有名ゲーム実況者がプレイするというもの。20日に行われた1日目（⇒関連記事はこちら）に引き続き、2日目も会場は大きな盛り上がりを見せた。
MCは1日目と同じく、自身もゲーム実況者である茸。実況プレイは、セピア、コジマ店員、ぞの、くわさんの4名が担当した。特設ステージに5人が集まると、すでに超満員状態だった会場から大きな歓声が！ ライブ配信を視聴した方はご存知かもしれないが、ステージ上の本人たちもちょっとビックリするくらいキャーキャーと言われていた。プレイするのは、『Hand&Hand&Hand』（作・松の木）、『恋愛パズル 二人の漸近線』（作・Catenary Studio）、『超密閉空間逃走（エスケープ）』（作・飛竜）の3タイトルだ。
ジャンケン ＋ 横スクロールアクション『Hand&Hand&Hand』（Windows）
一見、どこか懐かしい雰囲気の横スクロールアクションだが、操作キャラクターも敵キャラクターも手の形になっているのがポイント。自キャラの手の形をグー・チョキ・パーに切り替えて、ジャンケンで敵を倒しながら進む。敵にジャンケンで勝つのは、簡単なようで意外に大変。敵が近づいてくると「グーだっけ？ チョキだっけ？」と一瞬パニックに陥ることがよくあった。
それでもおおむね順調にステージ3まで進んだが、空中に浮かぶ敵を連続で倒さなければならないところでドハマリの状態に。「パー、グー、チョキ！ パー、グー、チョキ！」と、必勝パターンを会場も一体になり連呼してなんとか突破したが、ステージクリアー直前でゲームオーバーになってしまった。このあと、ステージ4まで行くとボス戦が待っていたとのこと。あとちょっとだっただけに惜しい！
協力型パズルゲーム『恋愛パズル 二人の漸近線』（iOS）
男女のキャラクターが協力して、ステージ上の仕掛けを解くパズルゲーム。離ればなれの状態でスタートする男女がステージ上のボタンやスイッチなどを操作して進み、最終的にふたりが出会えればクリアーだ。ひとりでもプレイできるが、今回は実況者4名がふたり同時プレイで挑戦した。
序盤ステージは仕掛けもさほどむずかしくなく、途中ちょっと詰まりながらもステージクリアーを重ねていった。むしろゲームプレイそのものより盛り上がったのが、クリアーしたときのカットシーン。横断歩道でハッと視線が合う、同じベンチで離れて座る、やっと出会えたのにうつむいてしまう‥‥と、二人の距離がもどかしいくらい少しずつ近づいていく様子に、出演者も会場も沸き立った。イベントでは残念ながらステージ6までクリアーしたところで時間になってしまい、なんとも続きが気になる結果に。結末はキミの目で確かめてくれ！
『超密閉空間逃走（エスケープ）』（Windows）
密閉された空間で、不規則に動く超小型ブラックホールからひたすら逃げ続けるアクションゲーム。プレイ人数は1～4人、トラップはバランスボード、ベルトコンベア、ジャンプ台の3種類から選べる（トラップ無しも選択可能）。ひとりでもプレイできるようになっているが、友達どうしで遊ぶほうが間違いなく盛り上がるゲームだ。もちろん、イベントでも実況者4名が全員参加でチャレンジした。
マルチプレイでは互いにブラックホールのほうへ相手を押し込んで邪魔する要素もあるが、さらにゲームをヒートアップさせたのが3種類のトラップだ。バランスボード（シーソー）が思わぬタイミングで傾いてブラックホールに放り込まれたり、ベルトコンベアの進行方向と逆に逃げようとして足を取られたり、ジャンプ台（トランポリンのように跳ねる床）で思った以上に高く跳ねてブラックホールに飲み込まれたりと、ハプニングの続出だった。
テクニックというより運の要素が大きいため、とくに誰が強かったということはないのだが、初めにくわさんから脱落するパターンが多いような……？ ひととおり対戦を終えたところで、結果に納得のいかないくわさんが頭を下げて再戦を要求。下位2名は罰ゲームありということで、リベンジマッチが始まった。ここでくわさんがミラクルを見せ、なんといきなり優勝！ 会場もコメントも拍手喝采の大逆転劇で、イベントの幕は閉じた。
