パブリッシャーや投資家をつなげるマッチングの場も提供

 サイバーエージェント・クラウドファンディングは、同社が運営するクラウドファンディングプラットフォーム“Makuake”において、comceptのゲームクリエイター・稲船敬二氏とインディーゲーム開発者を支援し、インディーゲームの振興を図る共同プロジェクトを実施することを、2014年9月20日に開催された“Indie Stream Fes2014”で発表した。

 以下、リリースより抜粋。


 本取り組みは、インディーズゲーム開発者が、「Makuake」を通じて資金調達を実現し、ユーザーの意見を聞きながらユーザーとゲームを創っていくとともに、ソニー・コンピュータエンタテインメントと協力し、有力なインディーズゲーム開発者を求めるパブリッシャーや、投資家を繋げるマッチングの場を提供するなど、インディーズゲームの振興を目的とするものです。

 稲船敬二氏がシンガポールの上場投資会社、IPCの顧問に就任したことをきっかけに、同氏が以前より「インディーズゲームをもっと世に生み出したい」という想いを抱いていたことから、本取り組みを実現するに至りました。

 同氏は、2013年10月に米国大手クラウドファンディングプラットフォーム「KickStarter」にて新作アクションゲーム「Mighty NO.9」の開発費用を集めるためのプロジェクトを実施し、約4億円の資金調達に成功した実績を持ち、日本国内では当社が運営する「Makuake」においてその日本語版の制作費を調達するプロジェクトを2014年10月末まで実施しています。

 また、「Makuake」においては、2013年9月にインディーズゲーム開発プロジェクト「Airship Q」が、Cygamesからプロジェクトの開発費及び宣伝費として総額7000万円規模の資金調達に成功した事例があり、有望なプロジェクトがより多くの支援を得て発展していくための機会を創出してまいりました。

 今後もサイバーエージェント・クラウドファンディングは、本取り組みを通して、より多くのインディーズゲームの振興を積極的に支援してまいります。

稲船敬二氏がインディーゲームを支援! クラウドファンディングプラットフォーム“Makuake”との共同プロジェクトが始動_01

■稲船敬二/comcept
 もっとも著名なゲームクリエイターのひとりである稲船敬二は、カプコンのクリエイターとして1987年に発売された「ロックマン』をはじめ30以上の同シリーズの企画、開発に携わったほか「鬼武者」「デッドライジング」など多くのシリーズを生み出しました。その後2010年にcomceptを設立しCEO・コンセプターとして「SOUL SACRIFICE(ソウルサクリファイス)」などを制作しました。