遊王が最強のチャレンジャーの前に……！？
2014年9月18日から21日の期間、千葉・幕張メッセで行われている東京ゲームショウ 2014。21日のプレイステーションブースでは『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-（ギルティギア イグザード サイン）』（以下『GGXrd』）の“遊王戦 対決”が開催された。チャレンジャーの“下剋上”や開発スタッフパチ氏と遊王の対決など、波乱ずくめのステージをリポートする。
このイベントは、アークシステムワークスから2014年12月4日発売予定のプレイステーション4・プレイステーション3用ソフト『GGXrd』を使用して行い、当日の会場予選を勝ち抜いたチャレンジャーがスゴ腕のプレイヤー“遊王”に挑むというもの。
まずは、チャレンジャーと遊王の対決の解説役としてアークシステムワークス・ギルティギアシリーズゼネラルディレクターの石渡太輔氏と、統括バトルディレクターのパチこと関根一利氏が登場。石渡氏は『GGXrd』を「アニメのキャラクターを動かしているような感覚になれるゲーム」と紹介。続けて、「チュートリアルやトレーニングなど、初心者にうれしいモードが充実しています」と本作は対戦格闘ゲームの入門用として最適なソフトであることをアピールした。
続いてチャレンジャーと遊王が登場。予選を勝ち抜いたチャレンジャーは、りおんさん（カイ）、あいんさん（カイ）、ナゲさん（ファウスト）の3名。予選を無敗で勝ち上がった強者で、ナゲさんにいたっては公式全国大会“あーくれぼ”の準優勝者と、遊王としてイベントに参加していてもおかしくないほどの実力の持ち主。この最強のチャレンジャーに対するのは、FABさん（ポチョムキン）、はせがわさん（イノ）、がぞうさん（ファウスト）の3人。あーくれぼの覇者がぞうさんを筆頭に、FABさんとはせがわさんも公式全国大会の上位に名を連ねた強者だ。遊王戦 対決は、チャレンジャー3名対遊王3名による星取り戦。1試合は2本先取で勝利となり、さきに2試合勝利したチームの勝ちとなる。チャレンジャー側が勝てば、『GGXrd』ソフト、『GGXrd』スティックコントローラー、プレイステーション4本体のいずれかが抽選でプレゼントされる。
第1試合は遊王FABさん（ポチョムキン）対りおんさん（カイ）。パチ氏いわくFABさんは古来からのポチョムキン使いで、防御技術に長けたプレイヤーだという。その解説どおりFABさんは得意のガードでプレッシャーを与えて接近、そして得意のポチョムキンバスターを決めるなどりおんさんを圧倒して勝利。まずは遊王の1勝。
第2試合は遊王はせがわさん（イノ）対あいんさん（カイ）。「オフェンスがうまく、一度食いついたら離さないピラニアのような攻めを得意とするプレイヤーです」とパチ氏がはせがわさんのプレイスタイルを解説。その攻めをあいんさんがどのように捌くかが注目された。あいんさんははせがわさんの攻めを対空攻撃でしっかり迎撃し、逆に試合の主導権を握って2-0で勝利。チャレンジャー側が1勝1敗の五分に持ち直して、勝負は第3試合へ。
第3試合は、遊王がぞうさん（ファウスト）対ナゲさん（ファウスト）の対決。奇しくも、先日行われた公式全国大会あーくれぼ決勝戦の再現となった。ファウストの同キャラ対決ということで試合を実況していた司会の方が、どっちが遊王でどっちがチャレンジャーかわからなくなるという事態に。ステージ上の混乱を横目に、ナゲさんが遊王をストレートで撃破。チャレンジャーが2勝し、下剋上を果たす結果に。
アークシステムワークスのパチ氏が遊王に挑戦！
対決終了後、「どちらが勝手もおかしくない試合で、すごくおもしろかった」と、すばらしい試合の連続に興奮したパチ氏は、「家庭用の新キャラクターシンとエルフェルトを使って遊王に挑戦したい」と遊王との対決を申し出て、まさかの遊王対開発スタッフというエキシビションマッチが行われることに。まずパチ氏はシンを使ってFABさんと対決。「シンはリーチが長く、扱いやすいキャラクター。ただし、必殺技を使うたびにお腹が減っていくので、お腹が空っぽにならないようにご飯食べながら戦わなくてはならない」と石渡氏がシンの特徴を解説。パチ氏はリーチを活かした攻撃や必殺技をつなげていくコンボを駆使してFABさんを追いつめるが、ギリギリのところでFABさんに逆転されて敗北。
続いてパチ氏は遊王がぞうさんにエルフェルトで挑む。石渡氏の解説によれば、エルフェルトは2種類の銃を使う一風変わったキャラクターとのこと。パチ氏は2種類の銃を使って遠距離戦や近距離戦を巧みにこなす。これに対してがぞうさんは、いわゆる“カンチョー”を決める必殺技“刺激的絶命拳”を決めて会場を沸かせる。そして、最後も刺激的絶命拳を決める魅せるプレイで勝利。チャレンジャーには負けてしまったが、パチ氏に勝利して遊王のメンツを保った。
対決後にパチ氏は「負けてしまったが、シンとエルフェルトの戦いが見せられてよかったです」とコメント。そして石渡氏は「これからも楽しい格闘ゲームを作っていきたいと思います。今日のステージではそれが伝えられたのかなと思います。12月の発売をよろしくお願いします。」とあいさつして、遊王戦 対決のステージを締めくくった。
