シリーズファン注目の“島バイオ”こと『リベレーションズ2』をプレイ!

 週刊ファミ通で『バイオハザード』シリーズの記事を担当しているででおです。2015年初頭発売予定のサバイバルホラー最新作『バイオハザード リベレーションズ2』(以下、『リベレーションズ2』)をカプコンブースで試遊してきたので、プレイリポートをお届けします!

『バイオハザード リベレーションズ2』プレイリポート【TGS 2014】_01
『バイオハザード リベレーションズ2』プレイリポート【TGS 2014】_02

敵が出てくる前からすでに怖い!

 『リベレーションズ2』のブースでは、プレイステーション4版とXbox One版がプレイアブル出展されていた。ブース内は『バイオハザード』の世界をそのまま再現したような装飾になっており、まるでお化け屋敷! 通路の隅には謎の物体がうごめいているのも見られ、臨場感がますます高まる。試遊台に着いた俺は、早くゲームをスタートしたい気持ちを抑え、オプション画面でプレイ環境をチェック。試遊バージョンなのに、かなり細かいところまで調整できることに驚かされた。まず、英語と日本語の字幕切り換えや、画面の明るさ調整、BGMの音量などは当たり前のように調整可能だ。コントローラは、通常時と武器を構えたときでそれぞれノーマル入力とリバース入力を切り換えられた。さらに、照準の色も白、青、緑、赤などに変更できるほか、バイオハザード4』のポインタのように、銃口から着弾予想地点までまっすぐレーザーが伸びるようにも設定できた。細かい心配りがニクイ!
 設定をいじるのはこれくらいにして、ゲームスタート! 難易度はカジュアルかノーマルのどちらかを選べたが、迷わずノーマルを選択。シリーズファンなら当然だよね! スタート直後は、プレイヤーキャラクターであるクレアが曲がりくねった通路に立っている。横にはもうひとりの主人公・モイラがおり、床には大量の血がぶちまけられた跡が……。ここで何か事件が起きたのか? そもそも、ここはドコ? と、いろいろな疑問が浮かんできたが、考えてもしょうがないので先に進むことにする。この通路、血まみれで怖いし
 スタート地点のすぐ近くに扉が見えるが、残念ながら鍵がかかっている様子。とりあえず、扉は無視して通路を奥へと進んでいくと、天井から死体がぶら下がった、吹き抜け状のエリアに到着。よく見ると、死体の腰にキラリと光るモノが。これは、スタート地点の扉を開けるための鍵なのか? と思い、近づいていくと、“ガコン!”と大きな音を立てて死体が下の階層へ落ちて行った。明らかに、人為的な仕掛けが作動したようだった。クレアとモイラは、何者かに監視されているのか? 吹き抜けを見下ろすと、下の階へ行けば死体のもとへたどり着けそうなので、不安を膨らませつつも下へ向かった。この時点では、ふたりとも武器らしい武器を持っておらず、自分がどこにいるのかわからない不安な感覚がつきまとう。建物の中にはいくつか部屋があり、定番の回復アイテム、グリーンハーブが窓から見える部屋を発見。とりあえずこの部屋に入りたいと思い壁沿いに進んだが、扉は先ほどと同じく閉ざされていた。この手探りで進む感覚は、とても『バイオ』らしい

『バイオハザード リベレーションズ2』プレイリポート【TGS 2014】_03
『バイオハザード リベレーションズ2』プレイリポート【TGS 2014】_04

入手できる弾薬には限りがある……この緊張感はまさに『バイオ』!

 階段をどんどん降りて、落下した死体の前でボタンを押す。ためらいもなく死体をゴソゴソ調べ、ハンドガンを発見するクレアさん。さすがは、『バイオハザード2』や『バイオハザード コード:ベロニカ』で修羅場をくぐってきただけはある! そんなクレアとは逆に、モイラはかなり怖がっている様子。とくに銃を持つことを強く否定しているが、何かトラウマでもあるのだろうか? ともあれ、武器は手に入ったが、肝心の鍵が出てこない。どうしたものかと考えつつ、操作キャラクターをモイラにチェンジ。モイラは武器を持っていない代わりに、懐中電灯を使っての探索ができるようだ。死体のまわりの床を照らしても鍵が見当たらない……。そこで、ふと上を見上げると、タンクのようなものの横に鍵を発見! どうやら、死体が落下した際、出っ張りに引っかかってしまったらしい。こうなったら、やることはひとつ! 再びクレアにチェンジし、先ほど入手したハンドガンでカギに狙いをつけ、発射! 見事に命中し、落ちてきた鍵を入手できた(余談だが、「ここで弾を外しまくって残弾がゼロになったら進めなくなっちゃうのかな?」と、2回目のプレイでわざとハンドガンを空撃ちしてみた。その結果どうなるのかは、皆さんぜひ試してみてください)。さて、鍵は入手できたので、スタート地点へ戻れば先に進めそうだ。しかしその前に、カギを入手した部屋の奥にある扉も気になる……。好奇心と、ハンドガンを所持している心強さからドアに近づくと……。
 「うわっ、出たぁ!」本当にリアルで声が出た。本作のクリーチャー“アフリクテッド”だ。ゾンビやガナードとは異なる存在のようだが、とにかく近づいたら危険なオーラがビンビンに感じられる。ビビりつつもハンドガンで狙いを定めたとき、奴はクレアに飛びかかってきた。「ヤベヤベヤベ!」と、組みついてきたアフリクテッドを振りほどき、ハンドガンを数発当ててなんとか倒せたのも束の間、どこから現れたのか、新手のアフリクテッドがワラワラと……。奥の小部屋で弾を入手したものの、どうにも弾が足りそうにない。そう、本作では敵を倒しても弾薬などのアイテムは入手できないのだ。生き残るためには、無駄な戦闘を避けることも必要。この感覚、第1作『バイオハザード』をプレイしたときを思い出すね。回避行動を駆使して、無事に上の階層へと逃げることに成功したが、アフリクテッドは当然のようにハシゴを上って追いかけてきた。予想はしていたけど、やっぱりコイツら頭いい!
 どうせ弾薬を節約するならと、モイラにチェンジ。懐中電灯でアフリクテッドの顔を照らしたところ、怯ませることに成功した。ここでクレアにチェンジすれば、怯み状態の敵に体術を仕掛けることも可能。また、試遊バージョンの終盤では、バールも入手できて、積極的にバトルのサポートに回ることもできた。銃こそ使えないものの、まったくの無力ではないようだ。
 途中でショットガン(試遊バージョンではとてつもなく頼れる武器)も入手し、ようやく地上へ上がったところでカットシーンが入り、試遊は終了。約15分のプレイを経て感じたのは、新たなクリーチャーに対する恐怖、弾切れの恐怖、そして何者かに見られている恐怖。サバイバルホラーの魅力が詰まった本作を、ぜひたくさんの人にプレイしてほしい。なお、シリーズ未経験の方は、難易度カジュアルをオススメします。

(Text by ででお)


バイオハザード リべレーションズ2
メーカー カプコン
対応機種 PS4プレイステーション4 / PS3プレイステーション3 / XOneXbox One / X360Xbox 360 / PCWindows
発売日 2015年初頭発売予定
価格 価格未定
ジャンル アクション・アドベンチャー / サバイバルホラー
備考 プロデューサー:岡部眞輝、ディレクター:安保康弘、シリーズプロデューサー:川田将央