パートナーシップの強化でインディータイトルを強力にサポート

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)と、開発プラットフォーム“Unity”を提供するユニティ・テクノロジーズは、さらなるパートナーシップの強化を図り、プレイステーション4、プレイステーション3およびプレイステーション Vita向け“Unity Pro for PlayStation”を、すべてのソフトウェアタイトル開発者に無償で提供することを発表した。

 SCEとユニティ・テクノロジーズは、2014年3月に合意した戦略的提携に基づき、プレイステーション向けの“Unity Pro for PlayStation”を提供中。今回のパートナーシップ強化によって、SCEはインディーズ(独立系)開発者の活動をより強力にサポートしていくとともに、経験豊かな開発者のニーズに応えるため、より多くの機能提供やより高いパフォーマンスの実現に向けてユニティ・テクノロジーズとの協力を深めていくという。

 なお、現在制作中の“Unity Pro for PlayStation”を利用したタイトルに関しては、ユニティ・テクノロジーズの公式サイト(英語サイト)で公開されている。

 以下、SCE、ユニティ・テクノロジーズ両社からのコメントを掲載する。

 「すべての開発者の皆さまにプレイステーション向け“Unity”を無償提供できることを大変うれししく思います。とりわけインディーズ(独立系)開発者の皆さまの熱意によって、独創的でクオリティの高いプレイステーションプラットフォーム専用ソフトウェアタイトルがつぎつぎに制作されています。すべての開発者の皆さまがプレイステーションプラットフォーム上で新しい体験を創造していただけるよう今後もサポートしてまいります。」
(SCE 研究開発本部 シニア・バイス・プレジデント 兼 副本部長 豊禎治氏)

 「これまで“Unity”を利用し制作された数々の素晴らしいプレイステーションプラットフォーム専用ソフトウェアタイトルが発売され、現在もより多くのタイトルが制作されています。プレイステーション向け“Unity”の無償提供は、これらのソフトウェアタイトル制作をより簡明にするとともに、“Unity”を利用する開発者の皆さまがプレイステーションの開発コミュニティに参加いただくための最適な機会をお約束する重要な一歩です。」
(ユニティ・テクノロジーズ CEO デイビッド・ヘルガソン氏)