“日本ゲーム大賞”のもうひとつの大賞

 CESA(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)が主催する“日本ゲーム大賞(Japna Game Awards)”では、今年で5回目を迎える“ゲームデザイナーズ大賞”の概要を発表した。

日本を代表するトップクリエイターが選出する“ゲームデザイナーズ大賞 2014”開催概要決定_01

 “ゲームデザイナーズ大賞”は、審査員長の桜井政博氏(ソラ代表)をはじめ、数々のすぐれた作品の制作に携わってきたゲームクリエイターが、プロの視点で“独創性”や“斬新性”を評価し、創造性豊かな作品を選出する賞となっている。各審査員は、持ち点10点をゲームデザイナーズ大賞受賞作品にふさわしいと思う作品に割り振り、合計得点の高かった作品に与えられることから、“年間作品部門”とは異なった評価軸によって選ばれる、日本ゲーム大賞の“もうひとつの大賞”。毎年、今後の市場発展におけるひとつの指標となるすぐれた作品、その可能性を持つ作品が選ばれる“ゲームデザイナーズ大賞”の発表に期待しよう。
※“ゲームデザイナーズ大賞2014”の発表・表彰は、9月18日(木)、“東京ゲームショウ2014”会場内のイベントステージで開催する“日本ゲーム大賞2014 年間作品部門 発表授賞式”で執り行い、審査員長の桜井政博氏の解説も交えながら受賞作品の魅力についてご紹介します。

<ゲームデザイナーズ大賞 審査員>(敬称略・五十音順)
飯田和敏(ゲームクリエイター)……『ディシプリン*帝国の誕生』、『巨人のドシン
イシイジロウ(ゲームクリエイター)……『タイムトラベラーズ』、『428 ~封鎖された渋谷で~』、『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!
上田文人(ゲームデザイナー)……『ICO』、『ワンダと巨像
小川 陽二郎(ゲームデザイナー)……『きみのためなら死ねる』、『ソニックと秘密のリング』、『クロヒョウ』シリーズゲーム
神谷英樹(プラチナゲームズ)……『The Wonderful 101』、『BAYONETTA(ベヨネッタ)
桜井政博(ソラ)……『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ、『星のカービィ
外山圭一郎(ソニー・コンピュータエンタテインメント)……『SIREN』シリーズ、『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
藤澤仁(スクウェア・エニックス)……『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族

<ゲームデザイナーズ大賞 2014・概要>
◆名称:ゲームデザイナーズ大賞2014
◆主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
◆後援:経済産業省
◆対象作品:2013年4月1日から2014年3月31日に日本国内で発売された家庭用ゲームソフト
◆選考基準:(1)独創性:これまでの作品とは一線を画する新たなアイデアが盛り込まれていること。
(2)斬新性:ユーザーへ新たな楽しみかた、遊びかたを提示し、ゲームソフトのありかたを広げる作品であること
※審査員みずから担当・制作した作品(自薦)は不可。
◆審査方法:審査対象作品に対し、各審査員が持ち点10点によって作品を評価。各審査員からの投票結果により、最高得点を獲得した作品を受賞作品として選出。
◆審査員:ゲームソフトの制作・開発に携わるクリエイター8名
(審査員長、桜井政博:有限会社ソラ代表)
◆受賞発表:受賞は“大賞”1作品のみ。
2014年9月18日(木)“東京ゲームショウ2014”会場内イベントステージ“日本ゲーム大賞2014 年間作品部門 発表授賞式”にて発表します。

<過去の受賞作品>
【2013 年度】
The Unfinished Swan
開発元:Giant Sparrow
日本国内での発売・販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント

【2012 年度】
風ノ旅ビト
開発元:thatgamecompany
日本国内での発売・販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント

【2011 年度】
ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート
開発元:5TH Cell Media, LLC.
日本国内での発売・販売元:コナミデジタルエンタテインメント

【2010 年度】
HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-
開発元:Quantic Dream
日本国内での発売・販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント