『Destiny』は2014年9月11日発売

CRI・ミドルウェアは、同社の多彩なツール&ミドルウェア製品群“CRIWARE”が、Bungie開発、Activisionパブリッシング(日本ではソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアから発売)による、大作アクションシューティング『Destiny』に採用されていたことを発表した。

CRIのミドルウェアが『Destiny』に採用、ムービーの高画質再生で映像美をサポート_01

 以下、リリースより抜粋。

 「Destiny」は、世界的に大ヒットしたHaloシリーズで知られるBungie社が開発する、世界同時期発売(北米:9月9日、日本:9月11日発売予定)の、PlayStation 4、Xbox One、PlayStation 3、Xbox 360向け(日本ではPlayStation 4、PlayStation 3専用)アクションシューティングです。新感覚の多人数同時参加型オンラインFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム= 一人称視点シューティングゲームの略称)として大きく注目されており、7月に行われたβテストは、史上最大規模である460万人以上のプレイヤーが参加したと発表されています。

 CRIのムービー再生ミドルウェアは、「Destiny」が世界観の表現として映像美にこだわったムービーの高画質再生をサポートしました。ゲーム開発に最適化した独自のコーデックとエンコード技術で、通常ではつぶれやすい細かい線や砂塵などの表現まで、クリアな再生を実現しています。さらに1本のムービーに複数の音声と字幕を持たせることができるマルチリンガル機能で、データ容量を抑えた複数言語対応を実現しています。また、プラットフォーム共通の再生プログラムによって、マルチプラットフォーム開発の効率化
にも貢献しました。

 以下、Bungie社のDestinyプロデューサーからのコメントです。

 「我々 Bungie社はこれから発売されるタイトル“Destiny”において、ミドルウェア “CRI Movie(Sofdec2海外版)” を採用することを嬉しく思います。CRI Movieを使用することによって複数のプラットフォーム上でディスク容量や圧縮率と戦うことなくDestiny における美しい高解像度のムービーを収めることができました。

 CRI・ミドルウェア社は、我々のタイトル開発ワークフローにおけるいくつかの重要な機能追加を行うために一緒に働いてくれました。サンフランシスコオフィスと日本オフィスのCRIのチームは素晴らしいテクニカルサポートを行ってくれたことも付け加えます」

-Bungie Inc. “Destiny”プロデューサー

■CRIの高画質・高機能ムービー再生ミドルウェア

 CRIは、マルチプラットフォーム開発に対応した高画質・高機能ムービー再生ミドルウェアとして、海外向けに「CRI Movie」を、国内向けには「CRI Sofdec2」を提供しています。両製品とも、ゲーム開発に最適化した独自のコーデックおよびH.264エンコーダを搭載しており、ハードウェアに適合した高画質ムービーの安定再生を実現します。また、3D グラフィックスとの合成やレイヤー合成、シームレス再生といった高機能ムービー再生にも対応しており、ムービーを活用した幅広い映像演出の表現に貢献します。

 CRI・ミドルウェアは、多彩なツール&ミドルウェア製品群『CRIWARE』を通じて、クオリティ向上、ユーザビリティの向上、開発効率化やコスト削減のお手伝いを致します。開発者の皆さまがコンテンツの中身の創造・制作に専念して頂けるような環境の実現をお約束致します。

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