モンテカルロ思考エンジンを搭載

 シルバースタージャパンは、『銀星囲碁 ネクストジェネレーション』をプレイステーション Vita用ソフトとして、2014年11月27日に発売することを発表した。 また、ダウンロード版も同日にPlayStation Storeにて配信を開始する。価格はパッケージ版が4800円[税抜]、ダウンロード版が4320円[税抜]。

『銀星囲碁 ネクストジェネレーション』がプレイステーション Vitaで発売決定_01

アマ二段相当の棋力を携帯ゲーム機で実現

 これまでの携帯ゲーム機では、“アマ初段”程度の棋力を再現するのは困難となっていた。 しかし、本ソフトではハードの性能を存分に活かした専用の“モンテカルロエンジン”を搭載することで、それらを超える“アマ初段”相当の棋力を実現。 やりごたえ十分な囲碁ソフトをいつでもどこでも楽しむことができる。

※この強さはWindows版『銀星囲碁14』における“コンピュータの強さ:二段”と互角です。

<“モンテカルロ法”とは?>
乱数を用いたシミュレーションを何度も行うことにより近似解を求める計算手法。囲碁では終局までランダムで打った勝敗結果を大量に生成し、その中からいちばん勝率の高いつぎの一手を割り出す。これまでの携帯ゲーム機では、本体のスペック上搭載はできなかったが、 高スペックなプレイステーション Vitaの登場と、PS Vita用に最適化した“モンテカルロ法”の開発により、 世界で初めて、携帯ゲーム機に“モンテカルロエンジン”を搭載することに成功した。

多彩な対局モード

■通常対局

 通常の対局を行うモード。コンピュータとの対局はもちろん、人間どうしの対局や棋譜入力、そして棋譜データをロードして棋譜の再生や対局の再開など、自由に囲碁を楽しめる。対局中でもヒントと待ったが使えるため、練習、勉強、研究など、柔軟な用途に使用できる。

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■レーティング対局

 レーティングを賭けて対局を行うモード。対局の勝敗結果に応じてレーティングポイントが増減し、そのポイントによってプレイヤーの棋力が判定される。判定された棋力に応じてつぎのコンピューターの強さが決まるため、つねに互角に近いコンピュータとの対局が楽しめる。

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■チャレンジ対局

 対局途中の局面から再開し、適切な手を打ってコンピュータに勝利することを目指す上級者向けの高難易度モード。コンピュータの強さは、最強の“二段”のみ。果たしてすべてのレベルを制覇することができるか!

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■ペア対局

 コンピュータとペアを組み、対コンピュータ対局を行うモード。プレイヤーペアの手番では、プレイヤーとパートナーになったコンピューターが交互に石を打つことになる。パートナーのコンピューターは最初入門程度の強さだが、対局で経験値を得ることで棋力がアップ。パートナーとの二人三脚の対局で、個人戦とは異なる戦略を練りながらの対局を楽しむことができる。

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充実の機能

■細かい対局設定

 対局では以下の設定が可能。

・12段階のコンピュータのレベル調整
・先手後手(ニギリも可能)
・手合割設定:互先、定先、置き碁2~9子
・コミ:無し、半目~9目半
・碁盤:19路盤、13路盤、9路盤
・コンピュータの初手の位置の指定
・棋譜の管理

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■棋譜の管理(棋譜保存と棋譜入力)

 対局した内容は棋譜データとして保存でき、棋譜データは最大99個まで保存可能。保存した棋譜は、後で棋譜並べに使うことも、対局を再開することも自由にできる。また、ゲーム中に対局した棋譜以外にも、棋譜入力機能で自由に作成した棋譜も保存、再開が行える。

■タッチ操作にも対応

 ボタン操作だけでなく、タッチ操作にも対応。盤面のズーム機能を搭載し、快適に、直感的に対局を楽しむことができる。

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