10周年にふさわしいオーケストラコンサートにファンが集結!
2014年8月16日に東京国際フォーラムにて“モンスターハンター10周年記念オーケストラコンサート ~狩猟音楽祭~2014~”が開催された。『モンスターハンター』シリーズは、第1作が2004年3月11日に発売されて以来多くのファンに愛され、2014年に10周年を迎えた。2014年10月11日には、最新作『モンスターハンター4G』がニンテンドー3DSで発売予定だ。今回の東京公演では、東京フィルハーモニー音響楽団のオーケストラと、歌姫のIkuko、和楽器ユニットのHIDE+HIDE、そしてカプコンサウンドチーム所属コンポーザー・モンスターハンターオフィシャルギターユニットのBlackLuteによる演奏が、指揮者・栗田博文によって行われた。さらに、トークゲストとして辻本良三プロデューサーも登壇し、音楽とトークの両方が楽しめる内容となった。なお、“モンスターハンター10周年記念オーケストラコンサート ~狩猟音楽祭~2014~”は、2014年8月17日に大阪でも公演予定だ(こちらは大阪交響楽団によるオーケストラ)。
演奏内容
1.狩人よ、前へ
2.ひとつの唄
3.旅立ちの風
4.太陽の集落/バルバレ
5.光蝕む外套/ゴア・マガラ~剛き紺藍/ブラキディオス
6.千剣に巣食う者~逆鱗に抗う者
7.海上の村、モガー碧 ~ 港江にタンジア
8.海と陸の共震/ラギアクルス~健啖の悪魔/イビルジョー
9.生命ある者へ
10.秘湯を求めて
11.閃烈なる蒼光/ジンオウガ
12.大風に羽衣の舞う~嵐の中に燃える命
13.ポッケ村のテーマ
14.牙を剥く轟竜/ティガレックス~闇に走る赤い残光/ナルガクルガ
15.獄炎の覇王/アカムトルム~ 絶対零度/ウカムルバス
16.恵み深い人々の村
17.嵐に舞う黒い影/クシャルダオラ~咆哮/リオレウス
18.黄金の鬣/ラージャン
19.動く霊峰~勇者のためのマーチ
20.礎の唄
20曲目の“礎の唄”は、『モンスターハンター4G』の歌姫の唄で、コンサートでの演奏は今回が初めて。そのほかに、アンコールとして『モンスターハンター』より“目覚め”、『モンスターハンターポータブル』より“可愛いアイルー”、そしてシリーズを代表する楽曲ともいえる“英雄の証”が演奏された。
東京、大阪に続いて台湾公演も決定!
すばらしい演奏の合間には、コンポーザーの柴田徹也氏、甲田雅人氏、そして牧野忠義氏による『モンスターハンター』楽曲の制作秘話が語られた。現在『ドラゴンズドグマ』シリーズのメインコンポーザーとして活躍している牧野氏がカプコンに入社したきっかけは、2006年に行われたゲーム音楽のコンサート“PRESS START”にて、柴田氏と甲田氏による『モンスターハンター』の演奏を聴いたことが始まりだったそうだ。
さらに、辻本氏は“モンスターハンター10周年記念オーケストラコンサート ~狩猟音楽祭~2014~”が、東京・大阪公演に続き、2014年10月22日に初の海外公演となる台湾・台北インターナショナルコンベンションセンターでの公演も予定していることを発表した。指揮は東京公演と同じく栗田氏が担当し、台北シンフォニーオーケストラが演奏。Ikuko、HIDE+HIDE、BlackLuteも出演予定とのこと。ちなみに、辻本氏も「スケジュールを調整して参加したい」とコメントした。なお、今回の東京公演の様子はニコニコ生放送でも中継されている。タイムシフト視聴も可能なので、こちらもチェックしてほしい。
(取材・文 編集部/ででお)