ついに予選が終了!
アークシステムワークスが主催する対戦格闘ゲーム全国大会“ARC REVOLUTION CUP 2014”(略称、あーくれぼ2014)。同大会は、アークシステムワークスのアーケード版対戦格闘ゲーム『ブレイブルー クロノファンタズマ』(以下、『BBCP』)、『GUILTYGEAR Xrd-SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)』、『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』の3タイトル合同で行われる公式大会。日本各地のゲームセンターで予選大会が開催され、予選を突破したプレイヤーは8月30日に行われる決勝大会に出場できる。今回は、予選最終週の中から、セガ秋葉原1号館で行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』東京エリアD予選の模様をお届けする。
セガ秋葉原1号館店舗予選
セガ秋葉原1号館は、JR秋葉原駅の電気街口から徒歩1分という好立地にあるアミューズメント施設。地下1階、地上6階の7フロア構成で、カードゲームゾーン、プライズゾーン、ビデオゲームゾーンとさまざまなジャンルのゲームが取り揃えられている。同店舗で行われた予選には37チームが参加。予選最終週ということもあって、まだ予選を通過していない東京近郊の有力プレイヤーが集結した形。店舗予選を通過したのは、ごろ選手(マコト)・でぃお選手(カルル)の祝日出勤。1回戦でばくが選手(バング)・長谷川選手(ハザマ)、2回戦でタヒチ選手(アズラエル)・ソウジ選手(アラクネ)、準決勝でゼクソ選手(アズラエル)・ミツルギ選手(ハザマ)、決勝でゆった選手(ラグナ)・VER選手(アラクネ)と強豪チームばかりを撃破しての文句なしの優勝を飾った。
店舗予選決勝の対戦動画は以下の通り。
東京エリアDエリア決勝
東京エリアDのエリア決勝進出チームは、以下の6チーム。
セガ神楽坂代表:時価ネットツヨシ
きのこ(ヴァルケンハイン)、シュリントン(ハザマ)
タイトーステーション上野アメ横店代表:ハイパーヨーヨーネオマヨ
鬼い(ココノエ)、なおちゃん(ハザマ)
クラブセガ秋葉新館代表:ぼくらはみんなとちぎん荘
とちぎん(アズラエル)、tiku(テイガー)
ゲームスポット21代表:memento mori
サトシ(ココノエ)、H・H(ミュー)
セガワールド大森代表:…いる!
セトトセ(ハザマ)、もけもけ(レリウス)
セガ秋葉原1号館代表:祝日出勤
ごろ(マコト)、でぃお(カルル)
エリア決勝は3チームずつ2ブロックに分けてのリーグ戦を行い、両リーグの1位による決定戦を行う方式。Aブロックは、時価ネットツヨシ、ハイパーヨーヨーネオマヨ、ぼくらはみんなとちぎん荘。Bブロックは、memento mori、…いる!、祝日出勤。Aブロックは、ハイパーヨーヨーネオマヨが2連勝で1位通過。対するBブロックは3チームが1勝1敗の同率で並び、再試合が行われるほどの混戦に。「ココノエには悪いイメージしかなかった」という祝日出勤だったが、リーグ戦2周目では見事に2連勝して決勝進出。そして、エリア代表を決める決勝戦、ハイパーヨーヨーネオマヨと祝日出勤の試合は下記の動画の通り。
でぃお選手が2勝し、東京エリアDの代表はごろ選手・でぃお選手の祝日出勤に決定した。
優勝チームインタビュー
ごろ選手(左)、でぃお選手(右)
――優勝おめでとうございます。
でぃお選手(以下、でぃお) 3回目でようやくエリア決勝を抜けられました(笑)。
――全部で何回くらい予選に参加したんですか?
でぃお 店舗予選にはたぶん6回出て、エリア決勝が3回ですね。
ごろ選手(以下、ごろ) いまだから言えるのですが、でぃおさんが指をケガしたり、仕事で出られないときもあって、正直参加するのがつらいときもありました。だけど最後にがんばろうと九州まで遠征したんですけど、そこで負けちゃって……。広島や京都の遠征も考えたのですが、僕の心が完全に折れちゃってて。それで最後は東京でみんなと戦って終わりにしたいと。
――それで今日は東京の予選に。
ごろ じつは、今日もダメかなと思っていたんですよ。うちのチームは、ミツルギさんのチームと相性が悪いんですよ。あのチームを避けて九州に行ったんですけど、ミツルギさんたちは千葉で負けたみたいで……。
でぃお 「あれ? 今日ミツルギさんいる!?」って(笑)。
ごろ やっぱり今日もミツルギさんのチームに当たったんですけど、「このチームを倒さないとダメなんだよね」と、覚悟を決めて試合に集中しました。
――それでついに勝ちましたね。
でぃお はい。やっとミツルギさんのチームに勝てたので今日いける、と。
――そのあたりで優勝を意識したんですか?
ごろ そうですね。ただ、店舗予選の決勝で当たったゆった君のラグナにいいイメージがなかったので、やりにくかったですね。でも、コンボミスがうまくダブルアップしたりと、ミスが全部いい方向にいっちゃって(笑)。
でぃお ミスのおかげで、いちばん痛い始動になることが多かったね(笑)。
――エリア決勝のリーグ戦を振り返っていかがでしたか?
でぃお いちばん警戒していたサトシさんのチームと同じブロックになっちゃったんですよね。
ごろ 1周目はもけもけさんたちがサトシさんのチームに勝ってくれて、少し楽な状態でサトシさんのチームに挑めたのですが、負けちゃって……。再試合のときは、もけもけさんたちが負けてしまい、もう負けるわけにいかないと。それででぃおさんに「3度目だから勝って!」と。
でぃお 僕がココノエ担当なので、もう勝たないとって。
――ココノエはカルルに有利と聞いたことがあるんですが……?
ごろ じつは九州で負けたのがココノエだったんですよ。だから悪いイメージしかなかったですが、でぃおさんはいささんと対戦して対策をしていたので、そう何度も負けないだろうと。
――なんとかサトシさんのココノエに勝って決勝進出。そこでまたココノエという展開に。
でぃお 決勝で当たったのココノエの方は、カルル戦というか僕の動きをまったく知らないようだったので、いけると思っていました。
――それで見事優勝と。ココノエといえば、ごろさんは最初ココノエを使っていましたが、途中からマコトに戻しました。これには何か理由があるんですか?
ごろ じつは、僕は自分が勝つことにそんなに興味がなくて、みんなに見てもらいたいという楽しさがあるんですよ。やっぱり全キャラが決勝に出場してほしいじゃないですか。マコトを見たくて来る人もいると思うので、そういう人のためにがんばりたいなと。
――それでマコトに戻したんですね。
ごろ 知り合いに“ぷれあーくれぼ”に誘われて、そこに向けてココノエをやり込んだらそこそこ伸びたんですよ。だからこのままココノエで行こうかなと思ったんですけど、不思議とあまり楽しくなかったんですよね。そんなとき、家でマコトをプレイしていたら嫁に「そっちのほうがすごくニコニコしてる」って言われて、それがきっかけでマコトに戻しました。
――その結果予選通過もできて、言うことなしですね。
ごろ そうですね。それに、避けていたミツルギ・ゼクソチームを超えての通過なので、本当にうれしいです。
――ゼクソさんは去年最後の新宿予選で取っていたから、また新宿で取るかもしれませんね。それでは最後に本戦への意気込みを聞かせてください。
でぃお タイトー2ON2では檀上までいけなかったので、まずは檀上に上がってごろマコトをみんなに見せたいですね。それで優勝を目指したいです。
ごろ 本当は心が1回折れていたんですが、「また、ごろのマコトが見たい」という声が力になりました。もう1回だけ楽しみにしてくれている人たちのためにがんばりたいと思います。