大型商材に欠くものの、全社的な収益性の改善で順調な滑り出しに

 カプコンは、2015年3月期第1四半期の連結業績を発表した。当期業績は、売上高95億75百万円(前年同期比45.1%減)、営業利益12億68百万円(前年同期比75.3%増)、経常利益12億23百万円(前年同期比6.3%増)、四半期純利益は7億65百万円(前年同期比7.5%減)。

 当第1四半期は、主力となるデジタルコンテンツ事業において、前期にミリオンセラーを達成した『デッドライジング3』をはじめ、リピート販売やダウンロードコンテンツ(DLC)が堅調に推移。また、オンラインゲーム『モンスターハンター フロンティアGG』が大型アップデートの実施により健闘したことに加え、モバイルコンテンツでは『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』が順調な滑り出しを果たした。
 しかしコンシューマにおける新作有力タイトルの不在等により、売上高は55億6百万円(前年同期比55.8%減)と大幅な減収に。ただし、同期間においては売上原価の低減や販売費および一般管理費の抑制に努めるなど収益性の改善を推し進めた結果、営業利益では前年比75.3%の大幅な増益となったとしている。

 なお、2015年3月期の業績予想については、2014年5月8日決算発表時の業績予想から変更はない。