灼熱の4日間が始まります!
2014年7月31日(木)~8月3日(日)、中国・上海にある上海新国際博覧中心にて、中国最大規模のゲームイベントChinaJoy 2014が開催される。
オンラインゲームやスマートフォン向けアプリを中心に、右肩上がりで市場規模を伸ばしている中国のゲーム市場。さらに、今年は、経済特区である“中国(上海)自由貿易試験区”にて、14年ぶりにコンシューマゲーム機が解禁されることもあって、富に注目度が高まっている。そんな流れを受けて、今年のChinaJoyにはソニー・コンピュータエンタテインメントやマイクロソフトも出展を決定したという。「これは、今年のChinaJoyは取材しないわけにはいかない!」ということで、ファミ通.comの記者も一路、上海に飛んだ。
で、開催前日の7月30日(水)。上海に着いて早々、マイクロソフトが中国市場でXbox Oneを9月23日に発売するとの報が飛び込んできた! 価格は3699元で、日本円に換算すると約61000円強で、ちょっと高めかな……といったところ。
と、そんなことを考えていたところ、ChinaJoyの主催団体から「“ナイトツアー”に参加しませんか?」とのご提案を受けた。聞くと、前夜に会場を開放して、プレスにお披露目をするのだという。ここ数年のChinaJoyは、とくに人がすごいらしく、ブースの撮影もままならないらしい。そこで、今年から前夜に会場をオープンにして、プレスに自由に見てもらうことにしたようなのだ。時間は午後9時15分からとちょっと遅め。
「まさに“ナイトツアー”だなあ。前夜祭みたいなものかしら」と思いつつ会場に足を運ぶと、“前夜祭”と言うにしてはなんか雰囲気がおかしい。むしろ突貫でばりばり設営作業中な感じ……。作業の傍らで、「今年はBtoBが充実しています。とくにモバイルだけでワンフロア埋まってしまったんですよ」とか、「今年からマンガ・アニメスペースを新設しました。ライツビジネスに力を入れておりまして……」などと、担当の方はフロアをずんずんと歩きながら説明してくださったり……。「こ、これが“ナイトツアー”なのか~!」と思いつつも、設営中のゲームイベントの会場を覗けるなんて、めったにない機会。せっかくなので、写真に収めさせていただきました。
いろいろな意味で、ほかの国ではこれは実現不可能だろうなあ……と思いつつ、中国そしてChinaJoyのおおらかさとパワーを感じた一夜でした。ちなみに、少し心配になって、「明日までに間に合いますか?」と聞いたところ、「もちろん、大丈夫です!」との力強いお言葉が。ただし、徹夜になるかも……とのことで、そんなところにも、中国のゲームビジネスにかけるパワーを感じた次第です。
というわけで、ChinaJoy 2014の“ナイトツアー”お届け。
(取材・文 編集部/F)