第1四半期はWii Uのソフト不足が影響、年末に向けては多数の有力ソフトで巻き返す

 任天堂は、2014年7月30日、平成27年(2015年)3月期 第1四半期決算短信を発表した。それによると、平成27年3月期第1四半期(2014年4月1日~6月30日)の連結業績売上高は746億95百万円(前年同期比8.4減)、営業損失は94億70百万円(前年同期は49億24百万円の損失)、経常損失は99億64百万円(前年同期は148億17百万円の利益)、四半期純損失は99億24百万円(前年同期は86億24百万円の利益)。

 決算短信によると、当第1四半期においては、ニンテンドー3DS(3DSLL/3DS/2DS)では、欧米で5月に発売した『星のカービィトリプルデラックス』や6月に発売した『トモダチコレクション 新生活』などが人気を集め、販売数量はハードウェアが82万台、ソフトウェアが857万本となった。
 一方WiiUでは、5月に全世界で発売した『マリオカート8』が282万本のヒットとなり、ハードウェアの販売も牽引したものの、ほかにヒットソフトが少なかったため、ハードウェアの販売台数は51万台、ソフトウェアの販売本数は439万本に留まった。

 しかし今後については、1年でもっとも売上が大きくなる年末商戦に向けて、有力タイトルや新製品などの発売を予定しており、売上の伸長を見込んでいるとして、2014年5月7日に公表した業績予想は変更されていない。