会場はゲーマーおなじみの“ゲーセン・ミカド”

 モスから、2014年8月28日発売予定のプレイステーション3用ソフト『カラドリウス ブレイズ』を、発売に先駆けてプレイできる“公開ブロガー体験会”が、7月27日に東京・高田馬場にあるゲーセン・ミカドで開催された。このイベントは、発売前の『カラドリウス ブレイズ』をファンにプレイしてもらい、ブログやツイッターで広くPRしてもらうことを目的に開催されたものなのだ。
 イベントでは、司会のゲーセン・ミカドの池田さんとモスから本作のディレクター・星野仁氏が登壇し、ゲストプレイヤーの太菱さんや参加者のプレイを見ながら、本作の魅力を紹介。
 ちなみに本作は、Xbox 360及びアーケードと続いてきたシューティングゲーム『カラドリウス』の最新作となる。Xbox 360版『カラドリウス』の内容を踏襲し、バランスを調整した“Original Mode”、アーケード版『カラドリウスAC』をベースに、新たにミッションステージを追加した“Arcade Mode”、そして新キャラクターや新ステージ、新ボスなどが追加された目玉となる新モード“Evolution Mode”の3つを搭載している。また、被弾することなどでキャラクターの衣装が破れる“羞恥ブレイク”も魅力(!?)で、星野氏いわく「CERO Dの名に恥じないものになっている(笑)」とのことだ。

『カラドリウス ブレイズ』体験会で新システム“Synchro”を公開! 新しいプレイスタイルの確立も!?_01
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▲おなじみの池田店長(左)と星野氏(右)。
▲太菱さんのプレイを大型プロジェクターに映しての解説。

新たなプレイスタイルが楽しめる“Synchro”

 イベントでは、本作で搭載される新システム“Synchro”が明らかにされた。この“Synchro”、ひとりプレイで2機を操作するというもので、それぞれ異なるキャラクターを選択することができる。自機として操作するのは1P側の機体で、2P側に設定した機体は、通常自機と左右反転した動きをする(つまり自機が左に動くと、2P機は右側へ動く)。セレクトボタンを押すとその位置に固定することができるので、ボスキャラの前面に砲台のように設置して攻撃を叩き込ませ続けるような、いわゆる“オプション”といった感覚で使うのがいいだろう。また、ひとりで2機を同時に動かす“ダブルプレイ”とは異なり、2P側には当たり判定がなく、1P側の機体に近づけることで2人プレイ同様バリアを発生させることもできるという。“Synchro”用にステージ調整はされているようだが、単純に2P側機体ぶんの攻撃力がプラスされるので、最初からかなり強い状態でプレイできるといった印象を受けた。これまで『カラドリウス』をプレイした人も、新しい感覚でプレイできるはずだ。

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▲左側が自分の操作する機体。動きはもちろん、2P側には攻撃方法も反映される。
▲前面に張りつけて一気にせん滅、など、攻略方法もプレイヤーによって変わってくるだろう。

 というわけで、ここで太菱さんに代わって、観客の中からプレイする人を選ぶことになったのだが、「ひとり目は緊張するだろう」とのことで、なんと最初に指名されたのは、『バレットソウル』などのプロデューサー、5pb.の盛政樹氏! ゲスト……というわけではなく、たまたまイベントを見に来ていた盛氏がいきなりプレイを披露することになったのだ。
 盛氏は“Synchro”を選択し、使用キャラクターは“レイズ”。本作からの新キャラクターということで、体験会でプレイする人も非常に多かった。盛氏は華麗なプレイを披露し、ステージ2までを楽々とクリアー。途中、わざと被弾して、“レイズ”の“羞恥ブレイク”のグラフィックを表示させるサービスも!

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▲意気揚々と盛プロデューサーが登場!
▲プロデューサーはダテじゃない! さすがの腕前を披露。
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▲デモ終了後、太菱さん(右)と余裕のポーズ。

サプライズで出演声優陣のトークイベントも開催

 当日まで告知されていなかったが、この日のイベントには、内田愛美さん(アレックス役)、笹本菜津枝さん(レイズ、アイラ役)、そして羅弘美さん(ベルゼブブ役)という、同作に出演している3人の声優が参加したトークコーナーも開催された。
 「シューティングはプレイしますか?」という質問に、内田さんと笹本さんが「じつはここ(ゲーセン・ミカド)に、『カラドリウスAC』をプレイしに来たことがあるんですよ」とビックリの発言。なんでも笹本さんの演じるアイラの声を聞くまでがんばろうと話していたそうだが(※ちなみに、アイラは4面のボスキャラ)、残念ながら途中で力尽きたとのことだ。同様に、羅さんも自身の演じるベルゼブブが隠しステージに登場するボスキャラなので、「そこまでたどり着けませんでした」と話した。
 イベントでは、せっかくなので3人に本作をプレイしてもらうことになった。笹本さん、内田さんと轟沈するなか、最後の砦、羅さんが見事ステージ1をクリアー。羅さんは“Synchro”でのプレイだったが、ふたりの雪辱を果たす結果となった。

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▲左から、笹本さん、内田さん、羅さん。
▲ステージ1のボス戦、羅さんがなんとかクリアー!
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▲モスの駒澤社長を加え、店頭でパチリ。

モスは今後もシューティングゲームを作り続ける

 トークイベント後のコーナーは再び太菱さんが登場し、模範プレイを披露することになった。池田氏から出された課題は「使ったことのない機体&シングルプレイ&初見のステージ4までをクリアー」というもの。今回、太菱さんは“レイズ”を使用し、初見のステージも安定したプレイぶりで見事にクリアーしてみせた。イベントの最後は、モスの代表取締役社長の駒澤敏亘氏が登壇。来場者へメッセージを送り、イベントは盛況のうちに終了した。
「やっとこうして体験会を開催することができて、うれしく思っています。プレイステーション3しかもっていなかった人たちに、やっとプレイしてもらえるのはうれしいですし、Xbox 360版『カラドリウス』を持っている人でも、新しく楽しめる要素がたくさん入っています。『カラドリウス ブレイズ』の発売までは、ダウンロード用ソフトの『雷電IV OverKill』を遊んでいただければと思います。先日、Xbox Oneで『雷電』の新作の制作を発表しました。どんな『雷電』になるのか、なぜXbox Oneなのかといったことも、今後徐々に発表していければと思っています」(駒澤氏)

(取材・文/ブラボー!秋山)

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▲使ったことのないキャラクターということで、プレイしながらスタイルを確立していった太菱さん。
▲ステージ2と3のあいだに挿入される“ミッション1”。アーケード版では、“羞恥ブレイク”がなかったステージだが、本作で追加された。
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▲イベントの最後は、モス・駒澤社長からのメッセージ。
▲シューティング初心者向けに、チュートリアルを充実させた。
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▲“Gallery”モードには、多くのグラフィックが収録されているぞ。