侮る無かれ、ちょっと通しでプレイしてみたい感じ
アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで開催中のComic‐Con International(略してコミコン)。バンダイナムコゲームスのブースで気になっていたタイトル『Lords of the Fallen』をプレイしてきた。
本作はCI GAMESが開発中のファンタジーアクションRPG。プラットフォームはPS4/Xbox One/PCの次世代環境オンリーで、アメリカでは10月28日、ヨーロッパでは10月31日の発売を予定している。
主人公はスキンヘッドでヒゲの罪人Harkyn。邪悪な存在たちを駆逐するために牢獄から出され、モンスターとの死闘に飛び込んでいくことになる。まずは濃厚な豚骨スープのようなギトギト感の最新トレイラーを見ていただくとしよう。
まぁぶっちゃけてしまうと、一見すればすぐに『ダークソウル』などの影響を感じるタイトル(ちなみに本作のパブリッシャーのバンダイナムコゲームスは、北米で『ダークソウル』シリーズのパブリッシングをしている)。
実際プレイしてみても、「あー奥に敵がいるな」って思いながら近寄って行ったら実は手前の柱の影に別の敵が隠れてて初撃をいきなり食らうとか、通路いっぱいのデカ目の敵が向こうから迫ってきて「どーすんだよこれ」と思うと、実はさっさと後退すれば相手が板を踏み抜いて穴に落ちるので余裕で倒せるとか、ダメージがデカ目でテキトーにプレイするとすぐに死ぬものの、回避やガードを覚えてから敵のモーションをよく見て反応すれば「さっきまでの苦労はなんだったんだ」と勝てたりとか、かと思えば実はつねに精緻な回避をしなくても要は隙を見つけて連撃を叩き込めば割と何とかなるとか、プレイ感も似ている感じ。
まぁ違う部分もいっぱいあるので、「全然違うじゃん」と思う人もいるだろう。例えば、主人公Harkynのキャラクターがしっかり押し出されている部分に、「コレもアリ」と思う人もいるだろうし、「そういうのは求めてないんだよなぁ」という人もいるに違いない。
一方で、操作ミスで死んだり、雑魚に慣れてきたところで不意打ちからやられてみたり、何回か死んでは並び直して遊んできたのだが、アートスタイルやアクションの設計など、少なくとも本作なりの魅力はちゃんと感じられ、もうちょっといろんなステージを遊んでみたくなったのは事実。なので、ほかのゲームのイメージを重ねず、もし本作に触れる機会があったら、単に自分に合うか合わないかで見てみるのをオススメしたい。人によってこだわりのポイントが多いゲームジャンルだけに、その方が間違いない選択ができるはずだ。
(取材・文・写真:ミル☆吉村)