リフトでドリフトしてエルボーロケットしたいっす

 アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで開催中の、Comic‐Con International(略してコミコン)。Legendary Picturesのブースでは、人数限定でVRヘッドマウントディスプレイ“Oculus Rift”を使ったアトラクションが公開中だ。

Oculus Riftで「パシフィック・リム」のナイフヘッドに対峙したり、「X-メン」のプロフェッサーXになったり。VRアトラクションが続々登場【Comic‐Con International 2014】_01
Oculus Riftで「パシフィック・リム」のナイフヘッドに対峙したり、「X-メン」のプロフェッサーXになったり。VRアトラクションが続々登場【Comic‐Con International 2014】_02
▲会期中にどっちか一回は絶対にやりたい……(朝のチケット争奪戦に勝つのがキツい)。ちなみにプロフェッサーXデモは車椅子に乗ってプレイするのだが、元ネタの再現という点だけでなく、DK2では椅子に座ってのプレイが推奨されているのを恐らく踏まえているのがニクいところ。

 プレイできるデモ「Pacific Rim: Jaeger Pilot」は、映画「パシフィック・リム」のパイロット用シミュレーターという体裁で、巨大ロボ“イェーガー”の主人公機ジプシー・デンジャーと、“カイジュー”と呼ばれる巨大生物の一種ナイフヘッドとの戦闘を体験できるというもの。ILMが作った映画用の素材を利用し、Unreal Engine 4で開発したそう。

 それだけじゃない。同じ会場では、20世紀FOXのブースで「X-MEN: フューチャー&パスト」のブルーレイ発売を記念したVRアトラクションも出展しており、こちらはプロフェッサーXになってミスティークを追うという内容だとか。

 デモはいずれも日本にそろそろ届き始める開発キットの最新版Development Kit 2(通称DK2)を採用しており、それぞれどんなクオリティーで体験できるのか、なんとも気になるところ。絶対に生身では味わえない映画ならではの超体験をVRで実現するというのはファンサービスとして理に適っているし、開発キットが広まる来年は、こういう活用法も拡大するんじゃないだろうか?