8人目のプレイアブルキャラクターの使い勝手はいかに!?
ネクソンが運営中のオンラインアクション『マビノギ英雄伝』では、2014年7月23日のアップデートで新キャラクター・リンが実装される。
リンは失われた王国・柔花国(じゅうかこく)の姫。祖国の復興を目指して旅を続け、初期の拠点となる街・コレンにたどり着いたという設定だ。
実装に先駆けてテストプレイの機会をセットしていただいたので、その模様をリポートする。
かわいい顔して意外とテクニカル!?
リンの武器は槍の穂先に剣を取り付けたバトルグレイブ。踊るように武器を振り回すため、横方向への攻撃範囲は広めだ。複数の敵を巻き込んで一気に殲滅できる。
武器の軌道が美しく、しかもリン自身の動きが軽やかということもあり、熟練プレイヤーになった気分を味わえた。はっきり言って気持ちいい。筆者はテストプレイ中、ずっと半笑いだった。ランナーズハイならぬプレイヤーズハイである。もしくはリンナーズハイ。
操作に不慣れな初心者でもアクションゲームならではの快感を味わえるリンだが、本質はなかなかテクニカルだ。『マビノギ英雄伝』には下記の2タイプのスキルが存在し、リンの場合は“通常のスキル”の使いかたが鍵を握る。
<通常のスキル>
通常攻撃(マウス操作の場合は左クリック)とスマッシュ攻撃(マウス操作の場合は右クリック)の組み合わせで発動させる。連続して使用可能。
<SPスキル>
戦闘中に溜めたSPを消費して発動。全体的に強力だが、クールタイムが長い。
通常のスキルのなかには、最後にスマッシュ攻撃を2連続で放つものがある。2発目のスマッシュ攻撃をボスや一部の大型モンスターに叩き込むと、“落花”というデバフでマーキング可能。
“落花”は最大10個まで刻み込める。その状態で攻撃スキル“開花”や一部のSPスキルをヒットさせると、敵に刻んだ“落花”が炸裂! 一気に大ダメージを与えられるのだ。しかも、10個まとめて炸裂させると敵を硬直状態にでき、さらにリンのスタミナが全回復するという追加効果付き。
“落花”を刻印できるスキルは全体的に攻撃時間が長く、隙も大きめ。真正面から仕掛けると反撃されがちだ。ソロプレイ時はあまり固執せず、つねに回避スキルを使う意識を持っていたほうがいい。
そんなわけで、リンはパーティープレイ時に真価を発揮する。仲間に敵の注意を引きつけてもらえば、背後からラクラク“落花”を狙えるからだ。スマッシュキーを絶妙なタイミングで離すとダメージの大きい“真落花”を刻印できるのだが、背後からなら落ち着いて操作できるだろう。
スタイリッシュな戦闘こそ『マビノギ英雄伝』の華。舞うように“落花”を刻印できれば、すごくかっこいい。
そこで活用したいのが、ダメージを与えながら敵の攻撃をいなし、さらに後方に回避できる“殲風”だ。攻撃がヒットすると“連携斬”効果が、うまく敵の攻撃を無効化できると“神速”効果が発動。
“連携斬”は一度に“落花”をふたつ刻印できるようになる。“神速”は“殲風”で攻撃を打ち返すと効果を得られ、発動させると敵の背後に回り込める(どちらも一度発動すると効果が切れる)。タイミングはそれほどシビアではないので、積極的に狙っていきたい。
ソロプレイで安全に“落花”を刻印するには、ヒット&アウェイを徹底しよう。移動しながら回避→スマッシュ攻撃×2で発動する“緋想天”を主軸にするのがオススメだ。敵に向かって回避すれば一瞬で接近でき、攻撃後はすぐに回避して間合いを離せば反撃を受ける危険も減る。
スマッシュキーの溜め攻撃“突風”も使い勝手がいい。命中すると“連携斬”効果を得られるので、初撃に使うと効果的だ。
自分がうまくなったように錯覚した理由は、リンの衣装にもあるのかもしれない。テストプレイ用のキャラクターが身に着けていた装備(イメージイラストにも描かれている衣装)は袖がひらひらしているので、軽やかに戦っている感がすごかった。今後、どんなアバターが登場するか楽しみである。
最後に、文中では“緋想天”の活用法を自分で発見したように書いているが、実際は運用スタッフさんに教えてもらったということを白状しておく。
■お知らせ
7月25日のニコ生公式番組“月刊ファミ通feat.”のPCオンラインゲームコーナー“コネクト!パーティーNEXT”では『マビノギ英雄伝』をフィーチャー予定。
現在、番組とのコラボ企画“インナーデザインコンテスト”を実施中で、作品は2014年7月21日23:59まで募集中だ。想像力をフル回転させて、パッションをデザインにぶつけてほしい。