ソリューションの裾野を広げるために
2012年に発売されるや、医療や教育、広告など、幅広い用途で活用されている“Kinect for Windows センサー”。その新世代版として“Kinect for Windows v2 センサー”のオープンベータ版が、2014年7月15日より開始された。このオープンベータは、製品版に先立ち“Kinect for Windows センサー”を使ったソリューションの裾野を広げるために、開発者や研究者を対象に、いち早く“Kinect for Windows v2 センサー”を体験できる機会となる。オープンベータ版は、Microsoft Store(オンラインストア)より数量限定で19980円[税抜]での提供となる。以下、公式ブログに掲載されていた、“Kinect for Windows v2 センサー”の特徴を転載しよう。
なお、“Kinect for Windows v2 センサー”が発売されても、現行の“Kinect for Windows センサー”は、これまで通り製造販売されるとのことだ。
■“Kinect for Windows v2 センサー”の特徴
認識精度の向上
環境音の中から会話音声を認識する騒音分離機能を備えた指向性マイクアレイと高解像度カラーカメラを搭載しています。また、物体や人に投射された光子の反射時間を計測する Time-of-Flight テクノロジーにより、対象物の認識精度が飛躍的に向上します。
広い視野角
視野角が拡大したことで、撮影範囲の制限が緩和され、高い認識精度と組み合わせる事で新しいソリューションの可能性を創出します。
骨格追跡技術
指先を含めた25か所の体の部位を追跡(現行センサーは20か所)できるようになっただけでなく、6体を同時に追跡(現行センサーは4 体)する事も可能となりました。この追跡機能の向上により、体の細かい動きが重要となるリハビリテーションやフィットネス、多くの人が行き交う公共の場などで新しいソリューションを提供できる可能性が大きく広がります。
アクティブ IR(赤外線)
アクティブ IR の実装により、多様な環境下での動作が可能になります。アクティブ IR は“音声”、“深度”、“カラー”に続く4番目のセンシング機能となります。ビルトインされたこの機能は、現実世界のライティング環境に左右される事なく、顔の特徴や手の位置を捉えることができます。