さっそく試遊バージョンを体験! 旧砂漠を走り回ってみた

 2014年7月12日、東京・ベルサール秋葉原にて開催された、『モンスターハンター4G』のイベント“狩ーリバル”。本イベントにてプレイすることができた、先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け!

『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_08
『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_09

 “狩ーリバル”にて試遊できたバージョンでは、3種類のクエストを選んでプレイできた。ひとつは遺跡平原のドスジャギィ討伐。こちらは『モンスターハンター4』でおなじみのシチュエーションだが、新アクションを試すのにうってつけのクエストだ。残りのふたつはどちらも新ステージの“旧砂漠”が舞台で、復活モンスター・ダイミョウザザミ、新モンスター・ザボアザギル亜種をそれぞれ討伐する内容。

 旧砂漠は過去作の舞台にもなっていたので、昔ながらのファンなら、広大な砂丘が広がる光景に懐かしさを感じると思う。しかし、過去作のときとはエリアのつながりが一部異なっており、モンスターを追いかけまわしているときにうっかり崖から別エリアへ落ちてしまったことも……。ちなみに、その崖はかなり高低差があったため、着地時にはうつ伏せのポーズになった(『モンスターハンター 3(トライ)G』の渓流で、橋から飛び降りたときに近いかも?)。また、全体的に段差や傾斜が多く、これまでになかった新鮮さを味わえた。砂丘の傾斜を利用してジャンプすることもできるので、積極的に乗り状態を狙いたい人にはとても楽しく感じられる構造だ。

とにかく硬い! ダイミョウザザミ

 甲殻種のダイミョウザザミは、見た目どおりとにかく硬い。最初は「コイツで武器の使い心地を試してやる!」と意気込んでいたものの、ヤドで弾かれまくったためにお試しどころではなくなる始末。さらに、横移動しながら泡ブレスを吐いてくることもあり、一瞬たりとも油断できない! とは言え、防御に徹して動きを止めることが多いので、新アクションのひとつ“ぶっとび【特大】からの乗り”を試すことはできた。見事に成功し、ヤドをサクサクと攻撃してみる。ダメージがどのくらい通っているかは不明だが、何度か乗り状態に持っていったときに部位破壊が成功したので効果はあったはず! なお、ほかのクエストでも、ぶっとび【特大】からの乗りは挑戦していたのだが、動きまわるモンスターにはなかなか成功しない。闇雲にハンマーを振り回しても、ハンターがモンスターがいない場所に向かって空しくすっ飛んでいくばかりだ。練習を重ねれば、息の合ったプレイで流れるように乗れるのだろうか? また、麻痺状態などで動けなくなった味方をハンマーで打ち上げれば、救出できたうえで仲間に攻撃のチャンスが生まれるかもしれない。

『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_01
『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_02
『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_03
『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_04

通常種とはまったくの別モノ!? ザボアザギル亜種

 通常種のザボアザギルは、堅固な氷を身にまとったり、地中へ潜って飛び出し攻撃をしてくることがあり、体を膨張させたときに肉質がやわらかくなるといった特徴があった。しかし、ザボアザギル亜種は通常種と同じセオリーがほとんど通用しない! まず、やたらと膨張する。膨張後は転がってハンターを押しつぶしてくるため、思うようにダメージを与えられなかった。氷まとい状態に相当する変化はしないので、通常種とは逆に“膨張していないときがダメージを与えるチャンス”なのかもしれない。とは言え、麻痺や水属性のブレスや突進攻撃などがあるので、膨張していないからといって安心はできない。また、試遊中はザボアザギルが地中へ潜る行動もしていなかった。とにかく、通常種と似ている点は見た目くらいで、狩りの感覚はまったく違う印象だったことは間違いない。

『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_05
『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_06
『モンスターハンター4G』“狩ーリバル”先行体験会バージョンのプレイリポートをお届け、ダイミョウザザミやザボアザギル亜種はどんな感じ?_07

武器の使い心地も『MH4』とひと味違う!

 仲間を“ぶっとび【特大】”の状態にできるハンマーなどのほかにも、新たなアクションが追加された武器をいくつか確認。そのひとつはチャージアックスで、“剣:盾突き”から高出力属性解放斬りへつなげられるほか、剣撃エネルギーを武器に蓄積することで属性強化状態となり、さらに強力な“超高出力属性解放斬り”を放つこともできた。『MH4』に比べて、各段に連係の幅が広がったのがうれしい! 超高出力属性解放斬りは具体的にどのくらい強いかはわからないが、当てるたびにダイミョウザザミが怯んでいた印象なので、相当な威力かも!? また、手数の多さがウリの双剣にも新たな連係が。鬼人強化中の鬼人連斬から、さらに追加攻撃がくり出せるようになり、スタミナが持つ限り絶え間なく攻撃可能になって爽快感もアップ。これは強走薬が欲しくなる!

そのほかに気がついたこと

 ソロプレイでの試遊時はオトモアイルーが登場。オトモは積極的に罠を張ったり、回復笛をこまめに吹いてくれたりと、心なしか『MH4』のときより賢くなっているような? ただ、キラリと光ったオトモの近くへ行ったときに、オトモの攻撃でハンターが打ち上げられたのは衝撃だった。その後、“ぶっとび【特大】からの乗り”は成功しなかったが……。また、オトモ合体技の“ネコ式火竜車”で、ザボアザギル亜種が怯んだ瞬間も目撃。これはかなり強いかも!? ほかの要素で気になったのは、支給品の新アイテム“応急耳栓”。これは、使用するとモンスターの咆哮を一度だけ防いでくれるというもの。効果時間は長く(少なくとも試遊中は効果が時間切れになることはなかった。無限?)、使用中の安心感がハンパない。これさえあれば、咆哮を多用するモンスターを狩るときに、耳栓のスキルがなくても大胆な立ち回りができそうだ。応急薬グレートのように調合可能かどうかも気になるところ。ほかには、試遊で用意されていた装備に付与されていたスキルのようだが(残念ながらステータス画面は確認し忘れた)、操虫棍を使用中に武器が光るエフェクトが見られた。はっきりと効果はわからなかったが、切れ味ゲージが若干回復したような印象が……。ほかの装備の性能も気になるところだが、限られた試遊時間で確認できたのはここまで。後は、今後公開される情報を楽しみに待とう。

(Text by ででお)