スタジオを率いる相棒は『キルゾーン』の生みの親のひとり
『ギアーズ オブ ウォー』の生みの親として、独立後その動向が注目されていたゲームデザイナーのクリフ・ブレジンスキー氏。ついにその沈黙を破り、地元ノースカロライナに設立した新スタジオBoss Key Productionsの初となるプロジェクト、コードネーム“BlueStreak”について新情報を公開した。
いわく、BlueStreakはこれまで言われてきたようにPCをプラットフォームとするSF設定のアリーナ(対戦型)シューターで、ビジネスモデルはF2P(基本プレイ無料)モデルを採用し、パブリッシングをなんとネクソンが行うという。
Friends, we will be working with Nexon to publish a Free2Play Sci-Fi PC arena shooter code named #BlueStreak. #BossKey #UnlockTheFun
— Boss Key Productions (@BossKey)
2014-07-09 01:05:33
アンリアルの一人称視点を選ぶのか、ギアーズの三人称視点を選ぶのか、なぜ欧米系のパブリッシャーではなくネクソンを選んだのかなど、なんとも気になる部分が多いが、明日ファンの質問に答えるとしている。(追記:スタイルとしてはFPSとのこと)
Tomorrow, expect answers on why: F2P, PC, Nexon, Not a MOBA, etc...
— Cliff Bleszinski (@therealcliffyb)
2014-07-09 01:49:11
また、ブレジンスキー氏が所属していたエピック・ゲームズのティム・スウィーニー氏のツイートなどから、オランダの伝説的開発者Arjan Brussee氏が、ともにBlueStreakの開発を率いていることが判明。
Congratulations to 20-year Epic veteran @therealcliffyb and demoscene luminary @arjanbrussee on founding #BossKey here in North Carolina!
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic)
2014-07-09 02:41:57
同氏はデモシーン(プログラム技術だけでリアルタイムCG映像を作り出し、腕を競い合う)で知られ、後にOrange Gamesを設立。『キルゾーン』シリーズで知られるGuerrilla Gamesの土台となったスタジオのひとつで、『キルゾーン2』までは開発ディレクターも務めていた。
その後スタジオを離れ『デッドスペース』シリーズで知られるVisceral Gamesにエグゼクティブプロデューサーとして参加していたのだが、今回このような形となり、Xbox陣営とプレイステーション陣営の大作シューターの中心人物が集結して作るのがPCベースのF2Pの対戦シューターというのは面白い話。
両者はエピック・ゲームズのアクションゲーム『Jazz Jackrabbit』シリーズでブレジンスキー氏がゲームデザイン、Brussee氏がプログラミングをやった旧知の仲でもあり、この最強タッグからどんなゲームが出てくるのか、期待したい。(文・構成:ミル☆吉村)