『サイコブレイク』前代未聞の予約特典“ゴアモードDLC”とは? ベセスダ・ソフトワークスの高橋徹氏に直撃!

ついに発売日が2014年10月23日に決定した『サイコブレイク』。さらに判明した予約特典“ゴアモードDLC”とは何か? その狙いをベセスダ・ソフトワークスの高橋徹氏に聞いた。
2014-07-08 11:35:00

●国内初の“挑戦”、それが“ゴアモードDLC”!

 国内版が2014年10月23日発売予定に決定した『サイコブレイク』(関連記事は→こちら)。その予約特典として実施されるのが、前代未聞の“ゴアモードDLC”だ。“ゴアモードDLC”は、CERO D(17歳以上対象)である『サイコブレイク』を、CERO Z(18歳以上のみ対象)相当の表現で遊べるようになるダウンロードコンテンツ。これからのゲーム業界に大きな衝撃を与えるであろう、この“挑戦”を仕掛けたキーパーソン、ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジア株式会社のゼネラルマネージャー、高橋徹氏にその真意を聞いてみた。週刊ファミ通2014年7月24日号(2014年7月10日発売)では、高橋徹氏のインタビュー完全版と、『サイコブレイク』ディレクターであるTango Gameworksの三上真司氏から入手したコメントを掲載している。この刺激的な“挑戦”に興味を持った方は、ぜひチェックしてほしい。


■“ゴアモードDLC”は、表現が変わってもゲームそのものに影響がない『サイコブレイク』だからこそ実現できた

ファミ通com_140708_1130-02_PBインタビュー/01

ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジア株式会社
ゼネラルマネージャー
高橋徹氏

――ついに発売日が発表されましたね。

高橋徹氏(以下、高橋) ようやく皆さんに発表できたという思いと同時に、発売までの期間が決まったことで、売る側としては身が引き締まる思いです。このタイミングになったのは、純粋にクオリティーアップを突き詰めた結果ですね。ゲームを作る三上さん(ディレクター:三上真司氏)とTango Gameworksがゼニマックス・アジアのグループ内にいることで、納期に間に合わせるために中途半端なゲームを作ることをせず、クリエイティブに集中できた。当初から三上さんが納得できる作品を作ってほしかったし、そのためにTango Gameworksとゼニマックス・アジアは手を組んだので、その目的は果たせたと思います。

――気になっていた『サイコブレイク』のCERO区分はDとなりました。

高橋 海外と同様にするのであれば、CEROはZでしょうし、クリエイターが作ったものをそのままお届けするべきとも考えました。しかし、それでは売り場や宣伝が限定されてしまい、より多くのお客様に届ける機会が失われる。目標とする販売本数を鑑みて、国内版はCERO Dと決めたんです。ゲームの根幹に影響はありませんが、表現は変更しています。それでも、期待されているお客様に、海外と同様の『サイコブレイク』をお届けする方法はないかと考えて“ゴアモード”、いわばCERO Z版をプレイできる環境を予約特典とすることを思いつきました。これで海外版とほぼ同じ表現のゲームが遊べるようになります。


ファミ通com_140708_1130-02_PBインタビュー/02

――“ゴアモードDLC”はどのような形で配布されるのですか? 前例のない施策ですが。

高橋 CERO D版とCERO Z版の2種類の『サイコブレイク』があり、どちらもCEROの審査を通過したものですが、パッケージとして販売されるのはCERO D版のみとなります。予約をした方には、ダウンロードコンテンツとして、CERO Z版の表現を追加できる“ゴアモードDLC”をお渡しする形となります。

――数量限定特典となるのでしょうか?

高橋 18歳以上の予約された方全員が必ず遊べるようにしたかったので、数量限定ではありません。さらに、発売後に単体で販売することもしません。予約期間はとくに決めていませんが、発売日前までに予約された方だけが遊べるものになります。

――ユーザーにとってもうれしい、独自の特典ですが、実現は難しかったのでは?

高橋 いろいろなCERO Zタイトルを手掛けていく中でルールを学んで、「このアイデアは可能だ」と思ったんです。そもそも、ROMの中に収録されているCERO Z版を解除するのではなく、CERO D版の商品に“ゴアモードDLC”を追加した結果、CERO Zになったという意味合いの商品です。いままでのPSNやXbox Liveでは、CERO ZのROMを持っている方がDLCを受け取ることは可能でしたが。 CERO Zのコンテンツを単体では配信できなかった。それが、配信できるようになったんです。これは大きなきっかけとなりました。だから、ここ半年は「先にやられたらどうしよう!」とヒヤヒヤしていましたよ(笑)。ただし、どのような作品でもできる施策ではないと思います。三上さんとも話して、『サイコブレイク』がCERO Dとなってもゲームそのものに影響はないと判断できたから、可能になった。さらに、今回は新規タイトルで予約本数が非常に重要ということもあり、こちらも腹を括れたましたね。

――単体で販売しないという決断も、パブリッシャーとしては挑戦だと思います。

高橋 ソフト発売後に単体販売しないと決めたのは、理由があります。評価を見てから買うとか、中古が出るまで待つと考えるのは、ユーザーとして当然だと思うのですが、それでは手に入らないものを提供したかった。さらに、ゲーム業界全体のことを考えると、販売店さんには予約が取れる商品を提供して、きちんと儲けを出してほしい。そのために、今回の施策を決断したんです。

――発売日も決まったいま、これからプロモーションもさらに加速していきますね。

高橋 2010年にTango Gameworksと手を組んでから早4年となりますが、その結果がついにお見せできるという喜びと緊張感があります。ただ、中身は“さすが三上さん”と言えるものになっているので、その価値に見合うプロモーションを仕掛けていきたいですね。これから、いろいろな施策をさらに考えていますので、楽しみにしていてください。



サイコブレイク
メーカー ベセスダ・ソフトワークス
対応機種 プレイステーション3 / プレイステーション4 / Xbox 360 / Xbox One
発売日 2014年10月23日
価格 PS4、Xbox One:7300円[税抜](7884円[税込])、PS3版とXbox 360版:5800円[税抜](6264円[税込])
ジャンル アクション・アドベンチャー / ホラー

(C)2014 ZeniMax Media Inc. Developed in association with Tango Gameworks. PsychoBreak, Tango, Tango Gameworks, the TA logo, Bethesda, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.

※画面は開発中のものです。

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